幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「サバイバー~池袋の路上から生還した人身取引被害者」 マルセー・ロアイサ著  "需要があるから存在する”

2017-01-06 09:14:00 | 本の紹介
日本でお金が稼げると言われ、日本に来ると、池袋の路上での立ちんぼとして売春をさせられました。日本のやくざも絡んでいます。
1)日本に来る手配をした組織に毎日2万円払う
2)働く許可を得るために外でヤクザに1万円払うこと
3)この家の家事を手伝うこと。それで部屋代と食事代の支払いとする。
4)支払いができない場合、借金の利子がつき始める。
5)今の借金は500万円。およそ2億円ぺスだ。

日本に入る時は、母国コロンビアのパスポートでは入国できないとのことで、機内で代わりのパスポートと旅券を渡され、ドキドキしたが、入国は何の問題もなく終わった。
売春だけでなく、スナックやストリップショーなど様々な性風俗の体験をしました。
領事館に逃げ込み、母国に帰国後、日本での体験を本にしてベストセラーになりました。

感想
貧困がこのような問題を引き起こしているのでしょう。
テロもその根っこには貧困があるからなのでしょう。
貧困層が多くなると国がおかしくなると言われています。

日本でもOECDが定義する貧困層(可処分所得の半分以下の人)は16%と言われています。
「若者を見殺しにする国」赤木 智弘著にも、戦争になれば、ニートの若者にもチャンスが来る。
今の日本で恵まれている者も恵まれていない者も戦争に行く。
そうすれば収入格差もなくなる。
つまり社会が混乱すれば、貧困層の人にもチャンスが来るとの論理でした。

性風俗は供給する女性の貧困と、需要側はそれを求める男性が、そして仲介するヤクザなどが利益を上げる構図があるかと思います。
その3つの一つでも崩れるとそのようなビジネスはなくなります。
ただ、貧困対策をせずに規制してもまた違う道に行くだけですが。









「アスペルガー症候群」権田真吾著 "知ることがスタート”

2017-01-05 01:15:28 | 本の紹介
・メタ言語やあいまいな指示がわからない
・アスペルガーは空気が読めない
・考えていることを口に出してしまう癖
・同じ失敗を繰り返してしまう
・計画を立てるのが苦手
・粘り強さは人一倍
・ふたつ以上のことを同時にできない
・音に敏感
・酒の席が苦手 話を合わせるのが苦手
・パニックを起こしてしまう
・ビジュアル情報の方がわかりやすい

感想
良く知ることがスタートなのでしょう。
相手を知る、自分を知る。
自分を知る一つの方法に、交流分析のエゴグラムがあります。
自分の性格を、5つの面からみます。
・父親 厳しい面
・母親 優しい面
・大人 冷静な面
・アダルトな子供 周りから見てよくできた子供
・フリーな子供  自由な行動する子供
アダルトチュードレン(子供)は親の言うことをよく聞く良い子供に見られますが、自分の希望を抑えている場合があり、それが過度になると後で問題を起こす場合があると言われています。

自分がどうしてこのような考えや行動をするのか。
相手がどうして自分にそのような発言や行動をするのか。
それを理解していると対人関係もよりスムーズに行くように思います。
アスペルガーの方が書かれた体験談ですので、理解するのに役立ちました。









<貧困>膨らむ「生活保護寸前」高齢者 ”今どうすかを考える”

2017-01-04 09:56:32 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000011-mai-bus_all 毎日新聞 12/29(木)
「足りない年金」で暮らす高齢者は少なくない(iStock)
 40代に突入した就職氷河期世代は10年後、「親と共倒れ」の世界に直面しそうです。その親世代の貧困はすでに先行しています。生活保護受給世帯だけでなく、生活保護を受けてもおかしくない「高齢貧困層」がじわじわと増えています。「NPO法人ほっとプラス」代表理事の藤田孝典さんが報告します。

 厚生労働省が発表した「生活保護の被保護者調査」(2016年3月分)によると、生活保護受給世帯に占める65歳以上の高齢者世帯の割合は、今年初めて5割を超え、50.8%になりました。

 受給世帯数は163万5393世帯で過去最多。受給者実数は216万4154人です。高齢者だけか、高齢者と18歳未満の子どもで暮らすいわゆる「高齢者世帯」が、全体の半数を超える82万6656世帯。高齢者世帯の半数超えは、1950年の生活保護制度スタート以来初めてです。このうち約9割は1人暮らし世帯でした。

 高齢貧困層は今後さらに増えることが予想されます。中でも注目すべきは、生活保護受給世帯だけでなく、保護基準に届かず、生活保護制度の外側にいる実質貧困層の増加です。わずかな年金と低賃金労働で生きる「生活保護寸前層」が膨らんでいます。

 ◇生活保護基準に届かない年金受給者の暮らしは

 埼玉県内の病院で清掃の仕事をしている74歳女性は、3年前に夫を亡くし、月額12万円の遺族年金で暮らしています。

 週4回、早朝や閉院後に院内を清掃しています。時給900円で1日4~5時間働き、月10万円弱を稼ぎます。遺族年金と清掃の賃金で収入は月約22万円。74歳の高齢女性が、年金だけでは食べていけないからと、働き続けています。

 「足腰が悪くなり、仕事を辞めたいのだが、どういう制度を使えますか」という相談でした。いろいろ調べたところ、彼女は生活保護を受けられないことが分かりました。預金が40万~50万円あり、医療費もそう多くかかっていないため、保護基準に届かないのです。

 1人で暮らすにしても、1カ月20万円前後は必要です。遺族年金12万円だけでは、家賃と医療費、国民健康保険料、介護保険料を払うと残りわずか。孫が遊びに来たときぐらいはお小遣いを持たせてやりたい、地域の冠婚葬祭や老人会の付き合いにも出たい、というのが人情でしょう。最低限の社会生活を維持するために、働き続ける必要があるのです。

 女性の一番の不安は、もし働けなくなったらどうするか、というものでした。その場合、収入は遺族年金だけになります。家計をやりくりしてもらうことぐらいしかアドバイスできませんでした。家賃4万円のアパートから、家賃が安い公営住宅に移る▽国民健康保険料の減免措置を申請する--など、使える制度をなるべく使って、何とか生き延びてもらうほかありません。

 私たちのNPO法人「ほっとプラス」には年間約500件の相談がありますが、65歳以上の方の相談が半数を占めます。そして、生活保護基準と年金額が同等程度で、生活保護を受給できない人からの相談が年々増えています。

 無年金や病気で働けない場合はすぐ生活保護につながりますが、年金が生活保護基準スレスレか、少し超えている▽持ち家がある▽(地域によっては)自家用車を持っている--と、生活保護を受給できないことが多いのです。

 そのような人たちは低賃金で働き、生活費の不足分を補っています。また、自分や配偶者の医療費、介護費用を工面するために働く、という人も増えています。「フルタイムで働かないと補えない」「死ぬまで働かないといけないし、働けなくなった時は死ぬ時だ」という人までいます。

 ◇特養に入れない認知症妻を介護する78歳夫の苦労

 埼玉県内の男性(78)は、自宅で妻(84)と2人で暮らしています。最近妻の物忘れがひどく、買い物の時に迷子になって、交番から連絡が来るようになったというのです。ある時、電車で1時間も離れた街に行ってしまったことがありました。

 長男は関西地方で働き、長女は結婚して福岡に住んでいて、盆暮れ正月しか戻ってきません。男性は妻の認知症を疑っています。

 「これ以上症状が進むと、私では面倒を見切れなくなる。自宅で生活できなくなるのではないか。かといって高額の施設に入るお金もない。子供にも迷惑をかけたくない」という相談でした。

 夫婦の全収入は2人の年金月額約22万円。このレベルなら、以前は月額5万~8万円程度の費用で特別養護老人ホームに入れていました。しかし2015年4月、特養への入所条件が「要介護3以上」に変更され、要介護1、2で認知症などを患う人たちが特養に入れない事態が発生しました。

 地域包括支援センターのケアマネジャーに調べてもらったところ、男性の妻は要介護2判定でした。現状では特養入所は難しく、週3回程度の在宅ケアでしのいでいます。男性も高齢のため、老老介護がいつ破綻するか分かりません。こうしたケースで近年、子供の介護離職が発生することが社会問題化しています。

 厚生労働省の就業構造基本調査(2012年)によると、前の年1年間の介護離職者は全国で約10万人に上りました。中高年の子供が親の介護のために一度離職すると、同条件での再就職はかなり困難です。再就職しても賃金は以前より下がり、収入や蓄えが減って今度は自分の老後を不安定にします。

 生活保護基準相当か、それ以下で暮らしている年金受給者は少なく見積もって700万人、多く見積もると1000万人を超えると言われています。貧困寸前の状況は、介護や病気をきっかけに、子供世代に直接影響するのです。

感想
下流老人が問題になっています。
年金だけでは十分な生活ができない。
その年金も貰えない人がいる。

今の老人ケアは施設ではなく、在宅介護が基本になっています。
地方では介護施設に入れますが、都会では公的な介護施設の入所が待ちの状態になっています。
早く入ろうと思うと、民間の高額な入所費用がかかります。

問題は、この老人がこれからますます増えることになります。
段階の世代は今65歳~70歳になっています。

一方、年金を支える若者が苦しんでいます。
引きこもりが70万人(女性の引きこもりはカウントされていないとも)。
非正規労働の増加。
貧困世帯(平均所得の半分以下)は1/6にもなっています。
日本の将来の危機は年金と借金(一人あたり800万円)です。
それに今からでも早く手を打たないとますます問題が大きくなるのですが・・・。

今や老後は自分で準備しないといけない時代になっていますが、それに気づくのは自分が年金をもらいだしてからです。
若い世代に、年金問題の啓発活動も重要になっていると思うのですが・・・。

「あなたが結婚できない本当の理由」 諸富祥彦著 ”結婚が難しい時代に”

2017-01-03 10:50:24 | 本の紹介
アドラー心理学の「いい結婚」
1)知的な適合性
2)身体的な魅力があること
3)一般に、友情を作り維持する能力
4)自分よりもパートナーにたくさん関心を持っていること
5)職業をうまくやっていく能力と職業への関心
6)お互いに協力し合う姿勢

アドラー心理学の「やめたほうがいい結婚」
1)経済的な安定のための結婚
2)相手へのあわれみからの結婚
3)召使を手に入れるための結婚
4)ある困難な状況から自分自身を助け出すための結婚。
たとえば、振られた恋人が振った人に意地悪をするために結婚するなど

「婚活疲れ」が原因で心の病になる
 婚活で何度も断られ、挫折感を味わい続けると、自尊感情がボロボロに傷ついてします。
「婚活疲労外来」河本メンタルクリニック(東京都墨田区)

結婚力トレーニング
1)「私は結婚する!」と周りに宣言してしまう
2)「本気で惚れる相手」を見つけよう アンテナは広く高く張る
3)幸せの八割は偶然
  ほんものの幸福と成功を手に入れた人は、自分を幸福にしてくれる偶然(ラッキーな出来事や出会い)が起きやすいような考え方や価値観を持ち、それにふさわしい人生への構えをとり、具体的なアクションをとっていた。
 ・好奇心を持つ
 ・粘り強さ
 ・オープンマインド
 ・楽観性(オプティミズム)
 ・リスクを恐れない生き方
4)「運命の出会い」を自分でプランニングする
5)「ファーストインプレッション」は20秒が勝負
  髪型、シャツとネクタイ、最初の一言の語り が決めて!
6)「話を聴ける男」になる
 ・余計なことは言わない
 ・解決しようとするな、わかろうとせよ
 ・不思善悪(善悪の価値判評価をしない)
7)「ポジティブ・コミュニケーション」の技術「リフレーミング」を身に付ける
8)ぽろりと弱音をこぼしてみる
9)相手を上手にほめるコツ
 ・具体的にほめる
 ・他の人と比べない
 ・すぐにほめる
10)「頑張ってるね」と、ちょっとした努力を認めて
11)「アサーション」で、相手も自分もどちらも大切にするスキルを身につけよう
 相手を傷つけないように配慮しながら、こちらの言いたいことを言葉にして伝えていく方法
12)お互いの「人生の価値観」を張り合い、共有しよう 競争相手は「人生の共同経営者」
13)「自分がどんな人生を生きたいか」「女性に何を求めているのか」
定まっていない男性は、まだ結婚は控えるべし
14)こんな「しぐさ」と「匂い」に女は惹かれる
 男性が「ドキドキする匂い」として選んだシャンプー
 1位;資生堂TSUBAKI
 2位;MCCHERIE
15)「最高のデートプラン」の組み立て方
 どちらが告白するのが理想化
 男性;自分から42% 相手から告白されたい58%
 女性;自分から6%  相手から告白されたい94%
16)「最高の告白、プロポーズ」を演出しよう
17)「傷つき」を恐れない「恋の勇者」になれ!

結婚できる男(女)になるための、6ステップ
1)まずは、外見から!
2)1日100回笑う
3)一言だけでいい、「ちょっといいな」と思う人に1日1回言葉をかける
4)デート中、8割は女性の話を聴く
5)気軽にキャッチボールできる会話のネタを増やす
6)本書を読んでコミュニケーション・スキルをアップする

感想
つくづく、結婚も難しいのだと思いました。
それと、男性から「結婚したい」と告白し、断られることを恐れて告白しない男性が減っているようです。
女性からの告白を待っている割合が42%もありました。
気持ちは言葉にして伝えないと、相手に伝わりません。
断られることは、恥ずかしいことではなく、素晴らしいことです。
「あなたのことが好きで、一緒にいたい、二人で人生を歩みたいと伝える」。
それで断られたら、縁がなかっただけです。


外務省、隠蔽体質あらわ 元国務相担当者が証言 ”隠す政治”

2017-01-03 10:50:00 | 社会
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/299071
 【ワシントン山崎健】外務省が1987年、広範囲にわたる米公文書の非公開を米政府に要請した際、国務省東アジア太平洋局日本担当として米政府内の協議に参加した元駐韓米大使のトマス・ハバード氏(73)が西日本新聞の取材に応じた。ハバード氏は日本からの非公開要請は他にもあったと指摘。民主主義の根幹をなす国民の「知る権利」を無視した外務省の隠蔽(いんぺい)体質が浮き彫りになった。
 「日米の政治 成長に差」
 国務省刊行の米外交史料集編さん史の共著者で、87年に在米日本大使館から同局に非公開の公式な申し入れがあったことを突き止めた米歴史学者のジョシュア・ボッツ氏(37)によると、要請を米政府の機密解除審査部門に伝えたのがハバード氏だった。
 ハバード氏は「関係国を当惑させるような公文書は公開するべきではない、というのが当時の私が強く感じていたことで、それは今も変わらない」と説明。しかし、審査部門の歴史学者たちは、作成から30年経過した文書は公開するべきだと強く主張したという。
 米政府は最終的に核密約と「刑事裁判権」以外のテーマの非公開要請には応じられないと決定。ボッツ氏によると87年8月までに日本大使館に伝えられた。
 西日本新聞が入手した米公文書には「全ての同盟国と友好国の中で、日本が最もわれわれの外交記録の公開政策に非協力的だ」との記述もあった。ハバード氏も「日本が最も嫌がっていたというのは間違いなかったと思う」と振り返った。
 政府の公文書公開を義務付けた米国の情報自由法が施行されたのは67年。日本の情報公開法の施行は34年後の2001年。ハバード氏は情報公開に対する当時の日米の姿勢の相違は「両国の政治的な成長の段階の違いが反映されていたと考えていた」と指摘した。
 ボッツ氏によると米政府が公文書公開について関係国と協議をするようになったのは80年以降。86年にも日本から非公式な非公開要請があった。ハバード氏も「90年代前半、私が国務次官補代理だったころ、あったと覚えている」と証言。いずれも内容は不明だ。
 一方、米中央情報局(CIA)が50~60年代に自民党政治家らに資金提供していた問題についても外務省が90年代、関連の公文書の公開に強く反対する意向を米政府に伝えていたと、米外交史料集編さんに携わった米アリゾナ大教授が2015年、西日本新聞に証言。外務省はこの件について「確認できなかった」とするが、80年代から慣例化し現在も随時行われていると思われる非公開要請の一環だったとみられる。
 西日本新聞は外務省に対して、非公開要請の経緯などについて説明を求めたが事実上のゼロ回答。説明責任を果たさない外務官僚の「政治的な成長の段階」は、87年時点と変わらない。
=2017/01/03付 西日本新聞朝刊=

感想;
政治とは何なのでしょう?
国民に秘密にしないといけないことを行うことなのでしょうか?
外交的な問題があり、その時点ではオープンにされないこともあるかと思います。
しかし、ある年数が経過した場合は、きちんと国民に開示する、それが米国が行っていることです。
それに対して、日本政府が開示しないで欲しいと要望を出しています。

政治は国民が代表者を選んでいます。
主権は国民にあります。
その国民に開示できないとは、それが民意と言えるのでしょうか?
政権が変わるのは、お互いをチェックする意味もあります。
民主党が政権を握った時に、この件を公にしませんでした。
1)それは、能力がなかった(知らなかった)ためできなかった。
2)民主党も同じ考えだった。
のどちらかになります。

ただ、このことを国民が問題だと言わなければ、開示しないことも含めて支持されているとなります。
秘密保護法も、このような、国民に知られては困ることを隠すためのものとも言えます。
戦争時、新聞や本も出版に制限や検閲を受け、国民には真実が知らされませんでした。
そのため、どんどん戦争が拡大していきました。
私たちは、再びその愚かな選択を選ぼうとしているように思ってしまいます。