幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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関電会長ら6人に1億8千万円 元高浜町助役から、原発マネーか ”貰うこと自体がおかしい!”

2019-09-27 12:35:30 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190927-00000004-kyodonews-soci KYODO 9/27(金)
 関西電力の八木誠会長(69)、正副社長ら役員6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(3月に死亡)から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が26日までの共同通信の取材に明らかにした。

 元助役は資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。

 関電広報室は26日夜、「一時的に各個人の管理下で保管していたものはあるが、儀礼の範囲内以外のものは既に返却を完了した」とコメントした。


https://www.msn.com/ja-jp/news/national/関電社長「20人が計3億2000万円」-役員ら資金授受問題を会見で謝罪/ar-AAHUEFq?ocid=spartandhp
関電社長「20人が計3億2000万円」 役員ら資金授受問題を会見で謝罪
毎日新聞 2019/09/27


 関西電力の会長らが福井県高浜町の元助役から資金を受け取っていた問題で同社は27日、大阪市北区の本店で緊急記者会見を開いた。岩根茂樹社長(66)は「関係者に多大な心配やご迷惑をおかけし、お騒がせしたことに対し深くおわび申し上げる」と謝罪した。岩根社長は「20人が計3億2000万円を受け取っていた」と述べた。
 会見によると、国税当局の調査で役員などが多額の金品を受領していると指摘を受け、昨年7月から社外弁護士を含めた調査委員会を設置し、調査を開始。岩根社長は「役員社員の一部が常識の範囲を超える金品について受け取りを拒んだり、返却を申し出たりしたが、強く拒絶されたため、一時的に保管した」と釈明した。受け取った金品は既に返却したという。【杉山雄飛、宇都宮裕一、道下寛子】

感想
「儀礼の範囲内・・・」
お金をもらったらそれはおかしいと思います。
それにどんな儀礼なのでしょうか?
「よく高浜に原発を建設してくださってありがとうございます」
の儀礼なのでしょうか?

福井県民がも、原発リスクを税金を使って誘致していたことに、”怒り”を表さないと同じことが起きてしまいます。

国税局の税務調査では、3人は税金を払ったのでしょうか?
払っていないとその違犯も出てきます。

誰もおかしいと思われないところに、会社がおかしくなっているのでしょう。
他の原発では同じようなことがあったのかどうか気になりました。


「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実 ”えっ! 驚き桃の木山椒の木”

2019-09-27 08:34:08 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190927-00067400-gendaibiz-int 9/27(金)現代ビジネス
 講談社が私の『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)を漫画にしてくれた。しかも原著のエッセンスはほぼ100%正確に、劇画タッチの物語の中に移し替えられている。

 これほど嬉しいことはない。漫画はすぐに読めて、年齢の壁も国境の壁も簡単に超えられるからだ。もしこの漫画が日本の若い世代の目にとまり、続いて英語版などが出るようになったら、現在のような日本の、ほとんど世界で一国だけといえるようなおかしな国の形は、もはや続けることが不可能になるだろう。
やはり大失敗に終わった北方領土交渉
 少し思い出してほしい。2年前に出た本書(新書版)の「まえがき」のなかで、私は当時まだ前途有望ともてはやされていた安倍首相の北方領土交渉が、今後もうまくいく可能性はまったくない、文字通りのゼロであると断言していた。

 米軍は日本中どこにでも軍を展開することができるし、どこにでも基地を置きたいと要求することができる。そうした法的権利を条約上、もっているのだ。なので外務省の高級官僚向けの極秘マニュアルにも、「だから北方領土の交渉をするときも、返還された島に米軍基地を置かないというような約束をしてはならない」と、はっきり書かれている。

 「軍事主権のない国に、領土交渉をすることは不可能である」

 これは私の「見解」ではなく、論理的に正しい「基本原理」なのだ。だからプーチンが日本の実情を正確に理解したいま、ロシア情勢や日ロ首脳会談を詳しくウォッチしていなくても、その「基本原理」から導き出される予測が外れることは絶対にありえないのである。

 こうした指摘に対して「首相周辺」は、昨年の11月段階でもまだそれを必死で否定し、上記の極秘マニュアルの記述は、それを執筆した過去の外務官僚の個人的見解にすぎないなどと反論していた。

 しかしそれから2年経って、結果はどうなったか。みなさんよくご存じのとおり、北方領土交渉についてはその後、ロシア側のゼロ回答ならぬマイナス回答が確定してしまったではないか。日本側が従来の「四島返還」要求を、日ソ共同宣言(1956年)時点での「二島返還」に引き下げたにも関わらず、今後の領土交渉の可能性そのものを完全に否定されてしまったのである。
(プーチン「〔北方領土については第2次世界大戦の結果として〕スターリンがすべてを手に入れたということだ。議論は終わりだ」9月8日 テレ朝NEWS他)

「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実
9/27(金) 7:01配信

ロシアには「電話で文句みたいなことを言い」、北朝鮮には「北京にある北朝鮮大使館へFAXで抗議する」日本の外務省
 日本外交とは何か。その本質は、昨年10月10日、ロシア外務省がホームページに掲載した次のコメントによくあらわれている。

 「モスクワの日本大使館の若い外交官が、ときどき電話で文句みたいなことを言ってくることがある。するとそのあと必ず、日本の政府高官が『ロシアに正式に抗議した』と発表するのだ」(強調筆者)

 「朝日新聞」によれば、これは同日、菅官房長官が北方領土周辺でロシアが計画している射撃訓練に対し、「外交ルートを通じて抗議した」と発表したことの実態を暴露したものだという。

 しかし、外務省の現実を知る人間は誰も驚かなかった。すでに東京新聞の五味洋治・論説委員が明らかにしているように、北朝鮮の場合などはもっとひどいからだ。

 「北朝鮮がミサイルを発射するたびに日本政府は、「北朝鮮に対し北京の外交ルートを通じて厳重に抗議した」と発表しますが、それは北京にある北朝鮮の大使館にFAXを送っているだけなのです」(笑)

 この驚くべき事実を、政府への正式な質問主意書として問いただした逢坂誠二・立憲民主党衆議院議員に対し、菅官房長官名での回答は「今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい」という、事実上の肯定というべき内容のものだった。

 つまり一言でいうと、現在の外務省は対ロシア外交や対北朝鮮外交について、「何かやってる振り」を延々と続けているということなのだ。

写真:現代ビジネス
公文書を偽造して、自国の首相を失脚させた外務省
 それだけではない。日本の外務官僚が強く批判されるべきは、彼らが「やるべき仕事をやっていない」だけでなく、逆に日本という我々の祖国に対し、大きな害をおよぼしているからだ。

 ちょうどよい機会なので、私が『知ってはいけない』(2017年)と『知ってはいけない2』(2018年)を刊行したあとに詳細を理解した、きわめて重大な事実をここで書いておこう。

 下の文書は、2010年の鳩山首相失脚の最大の原因となった、いわゆる「120キロ問題」についての公文書だ。この文書にもとづいて同年4月19日、船越健裕・外務省日米安保条約課長と芹澤清・防衛省日米防衛協力課長の両名が、鳩山首相を公邸に訪ね、〈米軍には、ヘリ部隊と地上部隊は共同訓練を行う必要があるため、120キロ以上離れた場所に駐屯させることはできないというマニュアルが存在する。したがって、鳩山首相が普天間移設問題の切り札として実行を指示された徳之島移設案は、同島が沖縄から200キロ離れた場所にあるため、絶対に実現不可能〉との内容を説明した。(この問題については、本年3月17日放送のテレビ朝日「田原総一朗の全力疾走スペシャル」に出演したときにも一部、解説した)

 この説明を信じた鳩山首相は5月4日、政権交代の看板政策のひとつだった普天間基地の県外移設を断念すると沖縄で表明。県民の大きな怒りを買い、その1カ月後の6月4日には退陣に追い込まれることになった。

 ところがその後、鳩山氏の元側近議員が米大使館に照会したところ、「そのようなマニュアルは米軍には存在しない」との回答があった。つまりこれは、日本の超エリート官僚たちが公文書を偽造して自国の首相を失脚させたという、前代未聞の大スキャンダルなのである。

 詳しくは、いま私がジャーナリストの布施祐仁さん(稲田防衛大臣が辞任に追い込まれた「自衛隊日報問題」の報道で知られる)と実験的に続けている「すぐれたノンフィクション作品の紹介番組「いまこの本を読め」」のなかで、鳩山首相へのロングインタビューを行い、YouTube上に無料公開しているのでぜひご覧いただきたい。

 この鳩山失脚に向けての政治工作は、日本の官僚たちが「日米安保村」の意向を忖度して独自に行なったもので、アメリカ国務省も国防省も関与していない。つまり「日米安保村」のど真ん中にいる日本の超エリート官僚たちは、本書中に登場する「日米合同委員会」(船越・芹澤両課長はそのメンバー)の決定を変えないためには、公文書を偽造して自国の首相を失脚させることまでやるということなのだ。

 近年次々と明らかになるモリカケ問題や統計不正問題など、官僚による無数の犯罪行為の背景にも、すでに日本の超エリート官僚たちが9年前に最悪のルビコン川を渡ってしまった、この大スキャンダルが存在する。歪みに歪んだ日米安保条約と日米地位協定の上に生まれた「日米安保村」は、ついにそこまで異常な状態になっているのだ。これもまた、悲しいが現在の日本社会における「基本原理」のひとつなのである。

 本書(漫画版)にはそうした「日本という国の真実」を読み解くための「基本原理」が、ワンセットまるまる、きわめてわかりやすく描かれている。原理を知れば、細かな情報に惑わされることなく、正しい判断ができるようになる。文字だけの本は読みづらいという方にも、ぜひ読んでいただきたい。
矢部 宏治

感想
”政治は奇なり”と言いますが、真実を知ると「えっ!」と思うことがたくさんあるのでしょうね。
今回のことが事実をするなら、国民は騙されている? 誤解を与えられている?のでしょう。

モリカケ問題もうやむやになり、誰も責任を取りませんでした。
そんな政権を国民が支持しているので、変わらないのでしょう。


「自分でできるスキーマ療法ワークブック Book1 生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻そう」伊藤絵美著 ”自分の生き方のスキーマを先ずは知る”

2019-09-24 00:35:35 | 本の紹介
・「自分が嫌いだ」「自分に自信が持てない」「他人を信じられない」「生きていくのに希望が持てない」「幼少期の傷つき体験から逃れられない」「トラウマの問題から回復できない」「そもそもどう生きていったらよいか、わからない」といった、「人生レベルの問題」「根本的な対人関係の問題」について、認知行動療法を使いつつも、それを大幅に応用したり拡張したりしないと太刀打ちできないな、と感じていました。

・お願い
1)時間をかけて少しずつ、じっくりと取り組みましょう。2年~3年かけて
2)読むのでなく、ワークに取り組みましょう。
3)とにかく孤独にならないでください。

・目次
1)生きづらさを回復しましょう-健やかなこころを取り戻す
・自分はどんなことに悩みやすいか
・どのように回復してきたか
2)相談できる人を探しましょう-サポートネットワークをつくる
3)上手に自分を助けましょう-セルフケアのために認知行動療法を活用する
・認知/気分・感情/行動/身体反応
4)セルフモニタリングを習慣にしましょう-「今・ここ」の自分の体験を観察する
5)マインドフルネスを体験しましょう-ありのままを体験し、それをやさしく受けとめる
・マインドフルネス;自らの体験に、リアルタイムで気づきを向け、受け止め、味わい、手放すこと
6)日々コーピングを実施し、レパートリーを増やしましょう-自分助けを日々の習慣にする
・自分助けはすべてコーピング
7)スキーマ療法のお膳立てを確認しましょう-サポートネットワーク、セルフモニタリング、マインドフルネス、コーピングレパートリーのおさらい
8)スキーマ療法の考え方を理解しましょう-生きづらさを扱うための新たなアプローチ
9)安全なイメージを作りましょう-スキーマ療法のはじまりはじまり
10)自分の生きてきた道のりを振り返りましょう-過去の自分に出会う

Book2で取り組む内容
11)早期不適応的スキーマについて理解しましょう-スキーマ療法の理論の中核
12)どんなスキーマが自分にあるか仮説を立ててみましょう-自分の中の傷つきを理解する
13)どんなスキーマモードに自分が入りやすいか検討しましょう-スキーマ療法の新たなモデル
14)スキーマやスキーマモードを日々マインドフルに観察しましょう-スキーマを含む自分を丸ごと体験し、それをやさしく受けとめる
15)自分を助けてくれてきたハッピースキーマを探しましょう-サバイバー(生き延びてきた人)としての自分に出会う
16)自分を助けてくれるハッピースキーマを作りましょう-今後の人生の支えとなるスキーマを手に入れる
17)ハッピースキーマに基づいて行動してみましょう-新たな行動パターンを手に入れる
18)モードワークを身につけましょう-自分の中の「ヘルシーモード」をはぐくむ
19)これまでの道のりを振り返りましょう-数々のお膳立てとスキーマ療法全体のおさらい
20)今後もスキーマ療法を続け、ハッピーな人生を手に入れましょう-生きる限りスキーマ療法を実践し続ける

感想
https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/51edcf5a6319d71af91c46a059ad95fe
「心理療法の交差点2」 ”短期力動療法、スキーマ療法、ブリーフセラピー”


https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/43f52c4398bae00474aa4f51a198696c
「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ慮法をやってみた」伊藤絵美著 ”自分の苦しさは自分が創りだしているか”


何か起きると、それに対して自分の考えや行動が出てきます。
考えや行動は人によって様々です。
自分のパターンが決まっています。
その行動パターンで苦しんでいる場合があります。
それを見直し、自分を幸せにするスキーマにすることができると起きたことに対して対処(コーピング)できるようになるようです。

「忍者の精神」山田雄司著 ”心の上に刃を置く”

2019-09-23 00:55:05 | 本の紹介
・「忍道」はいつから始まったのかと問い、それに対して古代中国の伝説上の帝王である伏義から始まったと答えている。

・「忍道」は信実の道理にはずれない謀であり、君主を欺く術はない。

・忍びの職務は何にも増して危険を伴うものであるから、「忍」が刃の下に心を書くのは、常に必死になっていなければならないことをあらわしている。

・沢庵は「堪忍」の重要性について述べており、百戦百勝したとしても、一回がまんすることに及ばない、勝つことまして何度も勝利することは人が欲するものだけれども、こらえて戦わないことには及ばないとするものある。

・忍びは主君に対して忠誠を尽くすことが最重要であり、すべて成功は自分にっかっているのだという責任感をもって事にあたり、私利私欲に基づく行為は厳に慎まなければならない。

・忍びに必要な要素『万川集海』
1)忠勇謀功信の五つがあって、新進健康な者
2)平素柔和で、義理に暑く、欲が少なく、理学を好んで、行いが正しく、恩を忘れない者
3)弁舌に優れて智謀に富み、平生の会話もすぐに理解し、人の言う理に乗じて欺かれることを大いに嫌う者
4)天命を知って儒仏の理を兼ね備え、死と生は天命であることを常に心がけ、欲望から離れることを常日頃から学び、先哲の言葉をよく理解している者
5)武士の規範を知ることを好み、古武士の忠勇心をもち、義を重んじて主君に代わって命を差し出すことができる者 など10件

・忍びに遣わすのに適した人物
1)智恵のある人
2)記憶力のよい人
3)コミュニケーション能力に秀でた人

・故に間を用いるに五つあり
1)因間 敵国の民間人を使う
2)内間 敵国の官職にある者を使って諜報活動をさせる
3)反間 敵の間諜を寝返らせて自国の間諜として使う
4)死間 自らの生命を危険にさらしながら、にせの情報を流して、敵の攪乱をする
5)生間 何度も敵国に侵入し、生きて帰ってきてその都度、情報を報告する

・「四知ノ伝」 医師が用いる
「望」 その人の風俗・所業などを望み見ること
「聞」 さまざまなことを聞き合わせる
「問」 その人の好むところを問うて現行を知る
「切」 相手の言行を試みて現れたとkろおより、普段は隠れて見えない心根を察すること

・窃盗(しのび)には三つのならひのあるぞかし 論とふてき(不適 何事も恐れない勇気)とさては智略(才覚)

・いつはりを恥とおもはじしのびには 敵出しぬくぞならひなりける

・忍術の三病
1)恐れ
2)侮り
3)考えすぎ

・陽忍(人に紛れて白昼堂々と潜入して情報を聞き出す)と陰忍(人に知られないように堀や塀を超えて侵入し、密かに情報を得る)

・忍びは存在を知られてはいけない。自分が忍びであることは主君だけが知っている秘密である。

感想
忍者には己を律する強い心、主君に全てを捧げる忠誠心そして、忍術の技術と精神力が求められていたようです。

東電旧経営陣3被告に無罪判決 福島第1原発事故で東京地裁 "裁判長も忖度?”

2019-09-22 09:22:00 | 社会
https://mainichi.jp/articles/20190919/k00/00m/040/102000c 毎日新聞2019年9月19日
 東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)の3被告に対し、東京地裁(永渕健一裁判長)は19日、いずれも無罪(求刑・禁錮5年)の判決を言い渡した。事故の刑事責任が問われた唯一の公判で、3人は無罪を主張し、検察官役の指定弁護士と全面的に対決していた。【巽賢司】

 事故は2011年3月の東日本大震災に伴う津波により発生した。起訴状によると、3人は、海抜10メートルの原発敷地より高い津波が押し寄せて事故が起きることを予見できたのに、原発の運転を漫然と続け、「双葉病院」と介護老人保健施設「ドーヴィル双葉」(いずれも福島県大熊町)から避難を余儀なくされた入院患者ら44人を死亡させるなどしたとされた。
 3人が津波による事故を予見し、事故を回避できたと言えるかどうかが最大の争点となった。
 検察官役の指定弁護士によると、東電は08年3月、政府の地震調査研究推進本部が公表した地震予測(長期評価)を基に「最大15.7メートルの津波が原発に襲来する可能性がある」との試算を子会社から受け取った。

 武藤元副社長は同年6月、担当者から試算の報告を受けたが、翌月、長期評価の信頼性について外部の専門家に調べてもらうよう指示。当面は長期評価を取り入れずに津波対策の検討を進めるよう求めた。
 勝俣元会長も09年2月、最高経営陣が出席する通称「御前会議」で、担当部長の「14メートル程度の津波が来るという人もいる」との発言を聞き、武黒元副社長も同年4~5月、担当者から試算の報告を受けた。
 指定弁護士は、武藤副社長が対策を先送りせず、津波の報告を受けた3人が適切に情報収集していれば、津波による原発事故で死者やけが人が出ることを予見できたと主張。津波対策が完了するまでの間、原発の運転を停止していれば、事故は回避できたと訴えた。
 一方、弁護側は、長期評価の信頼性は低かったと反論した。政府の中央防災会議や同業他社も長期評価に基づく津波対策を講じていなかったと指摘。長期評価は、原発の運転を停止する根拠としては不十分で、事故は予見できず、回避もできなかったと主張した。
 事故後、福島県の避難者らが業務上過失致死傷容疑で3人を告訴した。東京地検は2度にわたって不起訴としたが、市民で構成する東京第5検察審査会の起訴議決を経て、16年2月に強制起訴された。

 初公判は17年6月。4日間の被告人質問を経て今年3月に結審するまで計37回の公判が開かれた。
東電「コメント差し控える」
 判決を受け、東電HDは「刑事訴訟に関することはコメントを差し控えたい。福島復興を原点に全力を尽くすとともに、原発の安全性強化対策に不退転の決意で取り組む」との談話を出した。東電社員は「どんな判決が出ても福島復興は完遂しないといけないと思っている」と語った。
裁判長は…

 東京電力旧経営陣3人に判決を言い渡した永渕(ながふち)健一裁判長(57)は長崎県出身で、1990年に裁判官に任官。最高裁司法研修所教官や福岡高裁事務局長などを歴任し、2016年7月から東京地裁で裁判長を務める。02年8月には、薬害エイズ事件の「ミドリ十字ルート」控訴審で、業務上過失致死罪に問われた元2社長を実刑とした大阪高裁判決に陪席裁判官として関わった。「明るく親分肌。実務だけでなく司法行政にも通じている」(ベテラン裁判官)と評される。
東京電力福島第1原発事故
 2011年3月11日の東日本大震災に伴って、福島県双葉町と大熊町にまたがる福島第1原発に最大約15.5メートルの津波が押し寄せた。原発は全電源を失って原子炉を冷却する機能を喪失し、核燃料の温度が上昇。発生した水素が原子炉を覆う建屋に充満した結果、1、3、4号機の建屋内で爆発が起き、放射性物質が大気中に飛散した。原子力トラブルの深刻度を示す国際評価尺度では、チェルノブイリ原発事故(1986年)と並ぶ最悪の「レベル7」とされた。

感想
想定外とは誰も予想できない場合をいうのではないでしょうか?
津波15mは予測していました。
それに対して、武藤元副社長は先送りしました。
明らかな判断ミスです。

一方、絶対的な安全を保障していないなら、これまでの自民党の政権は原発政策は住民を、国民を騙していたことになります。

裁判官までもが忖度してしまったのか!
いろいろ問題を抱えている検察の方が、この件に関しては正常な判断をしているように思います。

https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/2375c050a55374fb26dfc6ce306c9356
「福島第一原発は津波が来る前に壊れていた」元東電社員“炉心専門家”が決意の実名告発  ”東電は無視せずにぜひ回答して欲しい!”


https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/219789b0e10c990d821bb6a7fa3887e2
「原発と大津波 警告を葬った人々」 添田孝史著 ”想定外ではなく、想定内だが対策しなかった!”


https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/c0e5e428cc34e875e5a9417fa3f08740
福島原発の事故は本当に防げなかったのが? 対策するチャンスはあったのか