・私(1991年12月生まれ)は地下アイドルグループ「仮面女子」に所属しています。
(看板が突風で倒されその下敷きに、2018年4月)
このときの私は胸髄を損傷していて、肺に血がたまり、呼吸できない状態だったそうです。
あのとき、もし靴ヒモがほどけて結び直していたら。
もし、誰から電話がかかってきて歩みを止めて通話していたら。
もし、のどが渇いて自動販売機で飲み物を買っていたら。
わずか数秒でも手前で何かをしていたら・・・。
もっといえば、整体を別の時間に予約していれば・・・。
・主に負った怪我
・瞼裂傷
・頭部挫傷
・骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)
・脊髄損傷(両下肢麻痺)
・高校卒業後の進路は、4年生の管理栄養士の専門学校を選び、管理栄養士の資格を取りました。
・自治体の職員採用試験に不合格になってしまいました。
・そこで「私が本当にやりたいことって何だろう」と考え込んでしまったのです。
「自分もアイドルになりたい」
・「21歳はさすがにダメかぁ・・・」
半ばあきらめかけたときに偶然、目に入ったのが「26歳までOK」という奇跡の一文。
それが、仮面女子を擁する事務所である「アリスプロジェクト」でした。
・仮面女子の実績
・シングル「元気種☆」がオリコン週刊チャート1位獲得!
・さいたまスーパーアリーナでワンマンライブ!
・海外メディアからの取材20か国以上
・年間ライブ本数は1000本を超え世界最多!
・初めての挫折、メンタルの崩壊、そして2か月の休業
「双極性障害」と診断が下りました。
「私だけが取り残される・・・」焦りの日々
・4回目のチャレンジで、ついに仮面女子に昇格!(25歳)
候補生になってから仮面女子になるまで実に3年間。下積み期間では当時、私が最長記録でした。
・今まで普通にできたことが、とんでもなく困難なことに。
・ブログの反響はすさまじく、ツイッターの通知機能が追いつきませんでした。
取材申し込みも殺到し、病室から電話で取材を受けました。
・(埼玉西武ライオンズの)選手の皆さんのサインの寄せ書きユニフォームというビッグなプレゼント。
・私が立ち直ることができたのは、「言葉の力」があったから。
・「事故に遭ってよかった」とは一生思えないけど、新しい道が、明るい場所でよかった。
驚くほど「新たな出会い」が始まり、「新しい世界」が広がっていった。
・生きていてよかった! 脚が動かなくたって、生きてさえいれば、何だってできる!
・自分で自分をほめてあげなくてどうするんだ!
自分で自分に「ナイフ」を向けてどうするんだ!
・人は誰もが一人ひとり必要な存在。焦らず、自分にできることを精いっぱいやればいい。
・前を向くから、誰かが助けてくれる。どんなときでも、前を向いていれば、必ずいいことがある。
・事故で失ったものも多いけれど、事故に遭ったからこそ、得られたものも、たくさんある。
・思い出を振り返ることはあっても、後ろは振り向かない。私が今いる場所は、今ここしかない。
・「今、自分ができること」を数えていくと、自信につながる。
・「できないこと」「できなくなったこと」ではなく、「できること」にフォーカスする。
・思いきってやれば案外うまくいく! うまくいかなくてもあきらめずに続ける!
・「朝食完食」という快挙! お粥じゃなくて、ご飯が食べられた! 幸せは日常にある!
・夢を語るって大事! 眠れない夜は、夢を語る!
・努力しても、報われるかどうかわからないけど、努力しないと意味がない!
・本当につらいときは、過去の挫折体験を思い出す。
つらい経験は、いつか「未来の私」を救ってくれる。
・悔しい思いをたくさんするほど、成長できる。挫折するほど、強くなれる。
・メンタルが弱いからこそ、どんなときでも「(笑)」を忘れない。
「1日1(笑)」を毎日の目標に!
・嫌なことがあったときは、現実逃避したっていい。私も、つらいときは趣味に逃げる(笑)。
・1日1回くらいは涙を流すのもいいかも。マイナス感情に素直になる時間だって必要。
・誰かに悪口を言われたら、「心を強くするチャンス」と考える。
・戻る場所、私を必要としてくれる人たちがいるから、頑張れる。
・人はたったひとつの言葉、たった一通の手紙で立ち直ることができる。
・つらい記憶も唇をかみしめた昨日も何もかもが笑える過去になる。
・いつだって、何度だって、新しい人生は始められる!
・少しでも人を勇気づけ、元気を与えることができたら、それは自分の生きる糧になる。
事故の直後、事務所の社長に言われた言葉
「猪狩が今後も自分のことを発信していく道を選んだら、多くの人を勇気づけることができる」
「たとえば、『死のう』と思っている人が、猪狩の姿を見て、『もう少し頑張ろう』って思ってくれるかもしれない。猪狩はこれから、そういう存在になるんだよ」
「まずは自分のために頑張りなさい。猪狩を見てくれる人が増えれば、自分のためにやっていることが人のためになるよ」
・自分のためにやっていることが、他人にプラスを与えることがある。影響力って、そういうことなのかな。
・生きていれば、たくさんの楽しいことに出会える! 人生は、まだまだこれから!
感想;
突然看板が倒れて生死をさまよって助かりましたが、車椅子の生活になりました。
ようやくアイドルになり、これからもっと活躍できると思っていた時でした。
まさに人生からの過酷な問いかけがありました。
彼女は、その過酷な問いかけにYesと答えて、車椅子でできる活動、車椅子アイドルを追求しました。
大変な思いをしただけ、彼女の言葉に重みを感じます。
ロゴセラピーでは、人生が自分に問いかけて来て、それにどう答えて生きるかの選択の自由があると考えます。
まさに彼女は今ここで出来ることを精いっぱいやって行かれているようです。
その姿が多くの人に生きる勇気を与えているのでしょう。
ロゴセラピーは、「夜と霧」の著者ヴィクトール・フランクルが始めたセラピーです。
-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-
(看板が突風で倒されその下敷きに、2018年4月)
このときの私は胸髄を損傷していて、肺に血がたまり、呼吸できない状態だったそうです。
あのとき、もし靴ヒモがほどけて結び直していたら。
もし、誰から電話がかかってきて歩みを止めて通話していたら。
もし、のどが渇いて自動販売機で飲み物を買っていたら。
わずか数秒でも手前で何かをしていたら・・・。
もっといえば、整体を別の時間に予約していれば・・・。
・主に負った怪我
・瞼裂傷
・頭部挫傷
・骨折(脚、肋骨、胸椎、腰椎)
・脊髄損傷(両下肢麻痺)
・高校卒業後の進路は、4年生の管理栄養士の専門学校を選び、管理栄養士の資格を取りました。
・自治体の職員採用試験に不合格になってしまいました。
・そこで「私が本当にやりたいことって何だろう」と考え込んでしまったのです。
「自分もアイドルになりたい」
・「21歳はさすがにダメかぁ・・・」
半ばあきらめかけたときに偶然、目に入ったのが「26歳までOK」という奇跡の一文。
それが、仮面女子を擁する事務所である「アリスプロジェクト」でした。
・仮面女子の実績
・シングル「元気種☆」がオリコン週刊チャート1位獲得!
・さいたまスーパーアリーナでワンマンライブ!
・海外メディアからの取材20か国以上
・年間ライブ本数は1000本を超え世界最多!
・初めての挫折、メンタルの崩壊、そして2か月の休業
「双極性障害」と診断が下りました。
「私だけが取り残される・・・」焦りの日々
・4回目のチャレンジで、ついに仮面女子に昇格!(25歳)
候補生になってから仮面女子になるまで実に3年間。下積み期間では当時、私が最長記録でした。
・今まで普通にできたことが、とんでもなく困難なことに。
・ブログの反響はすさまじく、ツイッターの通知機能が追いつきませんでした。
取材申し込みも殺到し、病室から電話で取材を受けました。
・(埼玉西武ライオンズの)選手の皆さんのサインの寄せ書きユニフォームというビッグなプレゼント。
・私が立ち直ることができたのは、「言葉の力」があったから。
・「事故に遭ってよかった」とは一生思えないけど、新しい道が、明るい場所でよかった。
驚くほど「新たな出会い」が始まり、「新しい世界」が広がっていった。
・生きていてよかった! 脚が動かなくたって、生きてさえいれば、何だってできる!
・自分で自分をほめてあげなくてどうするんだ!
自分で自分に「ナイフ」を向けてどうするんだ!
・人は誰もが一人ひとり必要な存在。焦らず、自分にできることを精いっぱいやればいい。
・前を向くから、誰かが助けてくれる。どんなときでも、前を向いていれば、必ずいいことがある。
・事故で失ったものも多いけれど、事故に遭ったからこそ、得られたものも、たくさんある。
・思い出を振り返ることはあっても、後ろは振り向かない。私が今いる場所は、今ここしかない。
・「今、自分ができること」を数えていくと、自信につながる。
・「できないこと」「できなくなったこと」ではなく、「できること」にフォーカスする。
・思いきってやれば案外うまくいく! うまくいかなくてもあきらめずに続ける!
・「朝食完食」という快挙! お粥じゃなくて、ご飯が食べられた! 幸せは日常にある!
・夢を語るって大事! 眠れない夜は、夢を語る!
・努力しても、報われるかどうかわからないけど、努力しないと意味がない!
・本当につらいときは、過去の挫折体験を思い出す。
つらい経験は、いつか「未来の私」を救ってくれる。
・悔しい思いをたくさんするほど、成長できる。挫折するほど、強くなれる。
・メンタルが弱いからこそ、どんなときでも「(笑)」を忘れない。
「1日1(笑)」を毎日の目標に!
・嫌なことがあったときは、現実逃避したっていい。私も、つらいときは趣味に逃げる(笑)。
・1日1回くらいは涙を流すのもいいかも。マイナス感情に素直になる時間だって必要。
・誰かに悪口を言われたら、「心を強くするチャンス」と考える。
・戻る場所、私を必要としてくれる人たちがいるから、頑張れる。
・人はたったひとつの言葉、たった一通の手紙で立ち直ることができる。
・つらい記憶も唇をかみしめた昨日も何もかもが笑える過去になる。
・いつだって、何度だって、新しい人生は始められる!
・少しでも人を勇気づけ、元気を与えることができたら、それは自分の生きる糧になる。
事故の直後、事務所の社長に言われた言葉
「猪狩が今後も自分のことを発信していく道を選んだら、多くの人を勇気づけることができる」
「たとえば、『死のう』と思っている人が、猪狩の姿を見て、『もう少し頑張ろう』って思ってくれるかもしれない。猪狩はこれから、そういう存在になるんだよ」
「まずは自分のために頑張りなさい。猪狩を見てくれる人が増えれば、自分のためにやっていることが人のためになるよ」
・自分のためにやっていることが、他人にプラスを与えることがある。影響力って、そういうことなのかな。
・生きていれば、たくさんの楽しいことに出会える! 人生は、まだまだこれから!
感想;
突然看板が倒れて生死をさまよって助かりましたが、車椅子の生活になりました。
ようやくアイドルになり、これからもっと活躍できると思っていた時でした。
まさに人生からの過酷な問いかけがありました。
彼女は、その過酷な問いかけにYesと答えて、車椅子でできる活動、車椅子アイドルを追求しました。
大変な思いをしただけ、彼女の言葉に重みを感じます。
ロゴセラピーでは、人生が自分に問いかけて来て、それにどう答えて生きるかの選択の自由があると考えます。
まさに彼女は今ここで出来ることを精いっぱいやって行かれているようです。
その姿が多くの人に生きる勇気を与えているのでしょう。
ロゴセラピーは、「夜と霧」の著者ヴィクトール・フランクルが始めたセラピーです。
-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-