幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

麻生さん、読者は関心ありますよ…赤木雅子さんの怒りに財務省職員は凍り付いた(相澤冬樹) ”財務省の役員には血の通った幹部はいないのでしょうか?”

2021-09-26 17:36:36 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bca88f7e1598fbf5b3ae93b4b5ee4ecb412e7cc 9/26(日) 9:06 日刊ゲンダイDIGITAL
【森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記】

 毎度お騒がせ麻生太郎財務大臣。自民党総裁選で麻生派内の対応が割れ、てんてこ舞いの中、またも炎上発言が飛び出した。21日の閣議後会見。森友事件の再調査について総裁選の候補たちが会見で答えたことを受け、記者に質問されると……。

麻生財務相「読者の関心あるのかねえ」と言いたい放題…森友学園問題再調査を改めて否定

「読者の関心があるのかねえ?」


 そんなの過去のことだろ、という本音がにじむ。ところが発言を日刊ゲンダイなどが伝えると、ネットで話題沸騰。ヤフーニュースやツイッターでランキングトップに躍り出た。

 麻生さん、読者は関心あるようですよ。それに肝心の当事者のことを忘れていませんか? 現場で改ざんをやらされ、命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さん。妻の雅子さんは真相を求め、今も必死に裁判で渡り合っているんです。

 赤木雅子さんが、国と、改ざんを指示した佐川宣寿・元財務省理財局長を相手に闘っている裁判の非公開協議が8日、大阪地裁で行われた。佐川氏の代理人弁護士はコロナ対応でモニターを通したリモート参加だったが、そこで強硬に審理の打ち切りを求めたのだ。

 提訴から1年半、裁判は「赤木ファイル」が主な争点だった。改ざんの指示などを俊夫さんが残した文書で、国がやっと開示に応じたのが3カ月前。佐川氏の代理人は原告も立証に時間をかけ過ぎだとして、結審して裁判を終わらせてもいいくらいだと主張した。

■「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」

 これに雅子さんは憤った。原因は国がファイルをなかなか出さなかったからじゃないの。横に座っていた財務省職員の方を向いて「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」と故郷の岡山弁で言い放った。凍り付く財務省の職員たち。次に雅子さんはモニターの向こうにいる佐川氏の代理人に向き直った。

「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか。私たちの責任じゃないです。それで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」

 誰にも止められない迫力だった。
もちろん裁判は終わりはしない。

 前回の記事で、雅子さんが財務省に乗り込みバトルを繰り広げた話を紹介したところ、多くの反響があった。麻生さん、やっぱり読者は関心ありますよ。関心ないのは麻生さんじゃないですか?
(相澤冬樹/ジャーナリスト・元NHK記者)

感想
財務省の職員には血の通った幹部はいないのでしょうか?
佐川さんのように相変わらず、安倍前首相の顔色見て忖度されているのでしょうか?

声をあげないといけないです。
赤木さんの奥さんを孤立させると、かならずそれが私たちにも国家権力が牙を剥いて来ます。

衆議院選挙に投票して、声をあげることです。

「教師の心が折れるとき 教員のメンタルヘルス実態と予防・対処法」井上麻紀著 ”教師も大変です”

2021-09-26 16:42:42 | 本の紹介
・文部科学省の調査によると、2013年度に精神疾患により休職した教員(公立学校)は、5,078人にのぼります。

・一般企業の労働者は、仕事での身体疲労度合いについて、「とても疲れる」が14.1%、「やや疲れる」が58.1%。他方、教員の場合、「とても疲れる」が44.9%、「やや疲れる」が47.6%にのぼります。仕事のストレス度についても、「仕事量の問題」を感じる一般企業労働者は32.3%、教員は60.8%です。

・話は、少し聞いてもらうだけでも落ち着く場合がありますし、思い話を抱えている場合なら、専門家に話すほうが気が楽な場合もあるでしょう。「誰でもいいのではなく、この人にわかってもらいたい!」という場合もあると思います。すぐにわかってもらえないこともありますが、あなたにとって大事な人なら、少しだけ勇気を出して話してみるのも、自分を大切にすることにつながります。

・自分を大事にすること。自分への具体的なケアをすること。自分に戻れる場所をもつこと。自分の話を聞いてもらうこと。そして、もうひとつ大事なことがあります。今できないことは「できない」と言う勇気をもつことです。

・(近畿中央病院を)受信した教員の職場内ストレスは、要因を1つだけ挙げた場合、「生徒指導」36%、「同僚・管理職との人間関係」20%、「保護者対応」10%、「校務分掌」8%、「家庭訪問」4%、「教員適正」3%、「その他」19%でした。
ストレス要因を2つまで挙げた場合には、「生徒指導」は31%に減ったのにともない、「同僚・管理職との人間関係」が23%に、「保護者対応」が15%に、割合が高くなりました。

・精神疾患による休職者の約半数が、その学校での勤務年数2年以内に休職に至っていた、とのデータもあります(文部科学省「平成22年度教育職員に係る懲戒処分等の状況について」)。

・公立学校共済組合のサービス
 ・面談によるメンタルヘス相談 全国180か所 ご希望の場所で相談 
  予約受付 0120-783-269
 ・教職員健康相談 24時間電話相談
  予約受付 0120-24-8349
 ・メンタルヘルス相談
  公立学校共済組合直営病院

・心が折れた教員たちの姿-心当たりがありませんか?
朝3時起きて週6日
 今日来られた先生のなかに、この春に休業から復帰した小学校教員がおられました。40代後半の女性教諭で、仕事をバリバリこなし、人間関係の調整も上手な方です。
 この方が昨年12月に休業することになった原因は、数年間以上にわたり、5年生・6年生を続けて担任してきた疲れにあるようです。しかも、うち3回は、6年生の学年主任でした。
 帰宅は夜10時・11時が当たり前、家族のご飯をつくる元気もなく、かといって同業の夫も大変なため、家事分担はすべて本人にかかっていたそうです。遅くに帰宅し、ご飯と世別かわからないご飯を食べて仮眠をとって、午前3時に起きないと仕事がまわらない。そのうえ、土日もどちらか1日はフルで出勤。・・・
 休業した罪悪感に苛まれているなか、夫は「がんばってきたんやから、ちゃんとやすんだらええやん」と言ってくれるけれど、「休んだ自分が許せない」「周囲になんて思われるだろう」など悶々と考える毎日でした。・・・
 「朝3時に起きてするのは教材研究。子どもたちのいい顔が見たくて、自己満足でやっている。子どもたちをちゃんとひきつけておけば、クラスは安定するから、安心する。去年、クラスが崩れていったから。これをやめるのもストレス」とのことです。「認められたいって気持ちが強いのかな。周囲は「できてる」って言ってくれるけど、自分ではやれていないと思う。で、もっともっと! となってしまうみたい」 ・・・
 月に1回の診察とカウンセリングには時間をつくって来られ、今の働き方を見直し、われに返る時間をもつ努力をして、今のところ、健康を保っておられます。家庭での家事分担も、子どもさんの手助けのおかげで軽くなっています。

・段階的なサポート
1) プレ・リワーク(復職を検討する前の段階)
2) リワーク支援(復職を考え始めた教員対象)
3) プレ出勤(慣らし出勤)
4) フォローアップ(復帰直後のサポート)

・兵庫県教育委員会では、2002年から、メンタルヘルス研修をまず管理職に対して始めました。当初は、新任校長130名を対象にして始めました。

・復職率は、約76%です。
実績があがっているのは、おそらく、復職のための知識を詰め込む教育的関わりではなくて、
「教員である前に、ひとりの人間として元気になってもらうこと、および再発防止の手がかりを得てもらうこと」を目標にして、援助をおこなっているからだと思います。
当院の追跡調査では、復帰した教員のうち約62%が、その後も休業することなく勤続しています。

・まとめ
1) 発病・再発について
・転勤が発病のきっかけになることが多い。
・管理職・同僚にしっかり話を聞いてもらい、関わってもらっている実感がある場合は、ダウンしにくい。
・愚痴。相談ができない環境になると、やられやすい。
・新任2年目ぐらいまでは、相談できる同僚や管理職などが特に必要。
・一人に仕事を集中させず、まめに声かけを。
・睡眠がとれていないと、容易に再発する。
・近親者を失った後は、発病しやすい。
2) 療養中の対応
・療養に入るときに、本人の了解を得て主治医と連携をとっておくと、うまくいくケースが多い。
・元気になるまでは、連絡は家族を通してでもよい。この点も最初に確認をしておくとよい。元気になってきたら、診断書の受け渡し等を通じて、徐々に本人とコンタクトを。
・職場復帰を考えられる状態になったら、職場復帰を支援する情報を提供する(職場復帰支援事業、リワーク、慣らし出勤など)
3) 職場復帰に際して
・本当に復帰してほしい教員には、「3年かけて元に戻る」(復帰3年目に担任者部活動主顧問など元の業務ができる)くらいのイメージで、必要な業務上の配慮をするとスムーズにいく。
・主任などのキー・パーソンには、本人の了解を得て事情を話しておく。
・全体職員会議への本人の参加は、必要に応じて軽減を。
・職場復帰支援事業や慣らし出勤が有効なことが多い。
・通院・服薬が大事。本人は勝手にやめないようにする。
・周囲は飲みに誘わない。

・メンタルヘルス採択
1) 予防
2) 受診の検討
3) 不調を訴える職員が出た時の対応
4) 通院・治療。療養中の対応
5) 慣らし出勤(プレ出勤)
6) 復職
7) 再発防止

・周囲の対応-その他の注意(緊急対応を含めて)
 ① 「死にたい」と漏らされた場合
「死にたい」と相談された場合は、本人の家族に連絡をとります。死にたい気持ちがあることを秘密にしない旨を本人に伝え、家族、本人の所属長など、適切と思われる人に連絡をとります。
「あなたにだから言ったのに。言わないで」と言われても怒られても、「あなたの命が大事だから、これは秘密にできない。ご家族に連絡をとらせてもらうよ」と伝え、そのように動く方が、後で後悔しないと思います。そして、家族に引き渡すまで、誰かがそばにいるようにします。受診先を探して、家族とともに受診してもらうのがよいと思います。
 ② 「がんばれ」は禁句 
 ③  「原因は何?」と詰め寄るのは危険
 ④ 「病気ではないか」と安易に言わない
 ⑤ 言葉と態度を一致させる

・話の聞き方の基本
 ① 傾聴する
 ② 共感する
 ③ 半分ずつのこころで
半分のこころで、「この方の言いたいことの中心は何かな?」「この方の悲しみは何なんだろう」「この方にとって、世界はそうみえるんだなぁ」など思いをめぐらせながら、話を聴くということです。 
 ④ こころは自由で 
自分のこころは自由でまかわない、何を感じてもいいということです。 

・話の聞き方 8つのポイント
 ① 敵と見なさない。
 ② 「訴えには種類がある」と思いめぐらせながら聞く
 ③ 初期対応が大事
 ④ 「本当は何を訴えたいのだろう?」と空想しながら聞く
 ⑤ こころは自由で
 ⑥ 気持ちを短く伝える
 ⑦ 目標・目的を共有しながら聞く
 ⑧ 限界を設定する

感想
真面目な方が心が折れるようです。
教材研究のために朝3時に起きて・・・。
先生はもう教えることがわかっているので、そんなに教材研究しなくてもよいと思ってしまいますが。
自分のノートを黒板に写しているだけの先生もいました。
真面目にやろうとするときりがなく、ほどよくやると時間があるお仕事ではないのでしょうか?
母、兄、姉、叔父が学校の先生で見ていましたが、時間はたっぷりあったように思いますが、昔と今は違うのでしょう。
モンスターピアレントの存在や虐めの問題などいろいろ昔とは違うのだと思います。
サービス残業は労基法違反ですから、ルールを教える学校が、先生がしてはいけないと思います。
学校の先生には、会社員と違って、春休み、夏休みがありまた違った良さがあるお仕事だと思います。もちろんお休み中もお仕事はあるかと思いますが。
なにより子ども、日本の未来を育てるお仕事ですから。
やりがいのあるお仕事だと思います。
それだけに、心が折れてしまわないように無理なさらないで欲しいです。

「山よりでっかい猪は出ん」
自分のできる範囲ですることだと思います。
また周りの評価など気にされないことなのですが。
子どもたちが楽しく勉強に学校生活を送っていれば十分なんですから。

無理して結局休んでしまうと返って周りに迷惑かけます。
また自分も心身を病んでしまいます。
20~30%の無理が100%を0%にしてしまいます。
だったら、80%でやっていた方がよっぽど良いかと思います。

子どもたちを教えることは大切ですが、まずは自分の生活を大切にすることが、一番の子どもたちへの教えになるのではないでしょう。

学校の先生にはセルフカウンセリングなど、まずは自分を管理する学びが必須のように思いました。
それは生きていくことにとても大切です。
そしてそれができて初めて子どもたちにも伝えることができるように思うのですが。

「スクールカウンセリングのこれから」石隈利紀/家近早苗共著 ”生きる力を持つための教育も必要”
子どもたちへのカウンセリングも大切ですが、それと合わせて先生自身のセルフカウンセリングが必要だと思いました。

ちょっと気になった点
1)④ 「本当は何を訴えたいのだろう?」と空想しながら聞く
空想:現実にはあり得ないような事柄を想像すること。
空想⇒想像、推測
空想なんかせずに、きちんと傾聴で”あり得る”ことを考えて欲しいとつい思ってしまいました。
漢字一つでイメージが変わってしまいます。

2)3) 職場復帰に際して
本当に復帰してほしい教員には
⇒復帰して欲しいのは管理側の意志でしょう!
皆に復帰して欲しいとの思いで以って接して欲しいと思いました。
要らない人はどうなってもよい。
欲しい人材はぜひ復帰して欲しい。
そんな気持ちで接していること自体が問題だと思うのですが、でもそれが現実の世界なんでしょうね。
優秀な子どもは何とかしてやりたい。
どうしようもない子は、出来たら他の学校に転校して欲しい的な発想と同じように感じてしまいました。

自宅療養中の死者200人超 第4波の大阪の教訓、東京は生かせず ”小池都知事の怠慢?”

2021-09-25 08:34:56 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/9146afb2f907fe0e2ad916cfe11ca967f06d9b0b 9/24(金) 19:42 朝日新聞デジタル
単位は人。朝日新聞が9月上旬以降に順次取材して集計。表では昨年以前の死亡者や、死亡した月が不明のケース(計9人)を除いている=デザイン・加藤啓太郎

 新型コロナウイルスに感染し、自宅や高齢者施設での療養中に亡くなった人が、8月末までに全国で少なくとも200人を超えることが朝日新聞の調査でわかった。第5波が本格化した8月が最も多く、中でも東京で急増していたが、大阪、兵庫では第4波の4、5月に集中し、第5波では増えていない。専門家は「大阪が第4波で得た教訓を東京は生かせず、医療態勢の拡充が足りなかった」と指摘する。

【ひと目でわかるインフォ】自宅で療養中などに亡くなった都道府県別の感染者の推移

 朝日新聞は9月上旬以降、全国の都道府県や保健所を置く政令指定市・中核市などに順次取材。その結果、8月末までに自宅や高齢者施設で療養中に亡くなった人は計206人だった。入院調整中や、高齢などを理由に本人や家族が入院を拒否したケースも含まれる。ホテルなどの宿泊療養施設で亡くなった人は含まない。

 死者が確認されたのは17都道府県で、最も多かったのは計90人の東京都だった。第3波の1、2月に計40人が死亡。第4波では2人だったが、第5波で再び増えて8月中に44人が亡くなった。9月に入っても23日までに5人が亡くなっている。

 都内の自宅療養者は第3波で約9400人まで増加。第4波では最大約2400人に減ったが、第5波では8月下旬に約2万6千人に達した。8月の死者44人のうち、25人が50代以下だった。都の担当者は「(第5波で)医療態勢が逼迫(ひっぱく)していたのは事実。急変して亡くなる方が多かった」と話す。

感想
8月の変死遺体、過去最多の250人が新型コロナ感染 ”自宅死以外にもコロナで多くの人が自宅放棄で死亡していた”

変死遺体の内、8月だけでコロナ感染者で死者が250人とのこと。

どれだけ多くの人が自宅放置/自宅放棄で亡くなっているのでしょう。
病院のベッド数確保で救えました。
これは政治の怠慢だと思うのですが。

第5波収束「コロナ季節性」を全く軽視できない訳 ”データと科学に基づいた対策が必要”

2021-09-25 08:20:20 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/59fbbd13a07681aa0c85c7e7c5bb8e144b52d427?page=1
9/22(水) 10:01 東洋経済オンライン

いつまでも精神論を振りかざしていてはウィズ・コロナなど実現しない

 新型コロナウイルス(以下、コロナ)の第5波が急速に収束しつつある。イギリス・オックスフォード大学が運営する“Our World in Data”によると、9月18日の日本の新規感染者数は45.2人(人口100万人あたり、7日間平均)で、主要先進7カ国(G7)で最低だ(図1)。最も多いアメリカの約10分の1である。

【グラフなど】コロナの季節性を昨年と今年で見てみると?

 ところが、G7で日本だけが緊急事態宣言を続けている。9月9日、菅義偉首相は、緊急事態宣言を9月末まで延長し、10~11月に希望者全員のワクチン接種を終えることと並行して、「制限を緩和していく」との見解を述べた。

 菅首相の発言に対して、専門家は慎重だ。9月15日付の毎日新聞は、尾身茂・コロナ感染症対策分科会会長のコメントとして、「ワクチン接種率が上がることはいいことだが、急に緩めると必ずリバウンドが来る」と指摘し、「緊急事態宣言の解除後に実施すべきだとの認識を示した」と紹介している。

 尾身氏は、第5波が収束した一方、いつでも感染は再燃すると考えているようだ。例えば、9月15日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査にて、ピークを越えた理由について、「複合的だ。ワクチンは1つの要素。人流は5割削減の目標は達しなかったが、去年に比べると低いレベルで維持されている。多くの人が外で酒を飲むのを控えた。マスクを着用している人の率が高い」と説明している。

■諸外国は規制緩和したとたんに流行再燃していない

 私は、このような主張に賛同できない。それは、日本以外の先進国の状況を説明できないからだ。尾身氏の主張が正しければ、諸外国は、規制を緩和した途端に流行が再燃し、再ロックダウンとなっているはずだ。

 実態は違う。パラリンピックの閉会式で、フランスからの中継が映ったが、ノーマスクで密な状態で大はしゃぎだった。このフランスで、感染は拡大していない。このような事実を考慮すれば、尾身氏の主張は非合理的と言わざるをえない。コロナ対策はデータに基づき、合理的に議論しなければならない。 

 まずは、図2をご覧いただきたい。2020年と2021年のわが国のコロナ感染者数の推移を示している。感染者数の増減を比較しやすくするため、2020年の感染者数を10倍にして表示してみた。

 絶対数ではなく傾向に着目してこのグラフを見れば、昨年と今年の流行状況が似ているのがおわかりいただけるだろう。2020年、2021年とも、春は3月下旬、夏は6月下旬から感染が拡大した。春夏とも、ピークは2021年のほうが遅いが、これはアルファ株、デルタ株という変異株が流行したためだろう。つまり、コロナ流行には季節性がありそうだ。

 これは日本だけに限った話ではない。図3は日本と韓国の流行状況を比べたものだ。東アジアでコロナが国内に蔓延した2国である。この図を見れば、両国の流行状況が酷似していることが一目でわかる。違いは、ピークの感染者数だ。これは韓国の対策のほうが、日本より優れていたことを示唆する。

■世界の感染状況は同期している

 感染状況が酷似するのは、日韓だけでない。図4はG7諸国の今夏の感染者数の推移を示す。ピークこそ違えど、同じような時期から感染者が増加し、同じような時期にピークアウトしている。世界の感染状況は同期していることがわかる。こうして見てみると、コロナの流行に季節性が見受けられるのだ。

 この点については、すでにドイツ、南アフリカ、アメリカなど幾つかの研究グループが指摘している。医療ガバナンス研究所からも論文を投稿中だ。すでにメカニズムについても、議論が進んでおり、アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者は、湿度と紫外線の変化が影響すると『ジオヘルス』誌2021年6月号で述べている。

 コロナの流行に季節性があることを考慮すれば、第5波の収束の見え方は変わってくる。人流抑制の影響が多少はあったとしても、然るべき時期が来たから、コロナが自然に収束しているということなのかもしれない。

 このことは、今年も昨年も学校の2学期が始まっても、感染者が増加していないこと、昨年は8月9日に感染者数がピークになった後は、お盆の人流増加にもかかわらず、感染者は減少し続けたこととも一致する。コロナ流行に対する人流の影響よりも、季節性変化のほうがはるかに大きいのかもしれない。

 コロナの流行に季節性があるなら、必要な対応は現在とは全く違ってくる。昨年は8月9日に感染者数がピークアウトしたあと、9月初旬から10月下旬まで、感染は落ち着いていた。感染者が増加に転じたのは10月末だ。ピークの1月11日まで感染者は増え続けた。

 2021年の春・夏の流行開始時期は、2020年とほぼ同じだった。2021年の冬の流行も、2020年と同じような経過を辿るとすれば、現在、ダラダラと規制を続けることは得策といえない。マンネリ化して、自粛疲れをもたらすからだ。

 コロナ対策にはメリハリがいる。私は、今すぐに規制を緩和し、10月末以降に強化するのが良いと考えている。図2でご紹介した日韓の流行状態を比べれば、対策を強化することで感染の収束を早めることは難しいが、ピークの感染者数は下げられる可能性があることがわかる。

■10月末以降に規制緩和すれば感染者増の時期と一致

 逆に、現在、議論されているように、10月末以降になって規制緩和に着手すれば、季節要因による感染者増の時期と一致するため、規制緩和の弊害が過剰評価されることになりかねない。飲食店をめぐる規制など、場違いな議論が横行するだろう。

 悲しいかな、日本政府や専門家は、コロナ流行の季節性について沈黙を続けている。そして、飲食店やデパ地下を批判し、人流抑制を求め、「勝負の2週間」などの精神論を振りかざしている。G7で感染者数の最も少ない日本が、唯一、緊急事態宣言を続けている。

 これでは、いつまで経っても、ウィズ・コロナなど実現しない。このような非科学的な対応は、国民に莫大な負担を課し、国家に甚大なダメージを与える。日本のコロナ対策は、科学的に合理的に見直さねばならない。
上 昌広 :医療ガバナンス研究所理事長

感想
データと科学に基づかない対策は疲弊を大きくするだけです。
感染の拡大は季節性があるとのこと、感染が低いときには経済活動も再開させないと生活困窮者が増えるだけです。
生活困窮は自殺者の増加にもつながります。

それと自宅放置での死者を減らすための施策を確実に行うことでしょう。
不審死の多くがコロナ感染での死者でした。
救える命を救わないのは政治の怠慢以外何物でもないのです。
菅首相はコロナに専任するから総裁選に出馬しないと言われました。
コロナ対策いったい何をされているのでしょう?
国連に行き、バイデン大統領から呼びつけられて訪米されています。
やはりそういう人を選んだ国民の責任なのでしょう。
次回総選挙では投票所に行って一票を投じることなのだと思います。

見知らぬ男性に公園で詰め寄られ、警察は3歳長女を1人だけで聴取…南アジア出身の母親「あまりにひどい」”警察は誰の見方?”

2021-09-25 02:50:30 | 社会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/129485 2021年9月8日 06時00分とうきょ新聞
「娘は今でも警察や公園に行きたがらず、ひどく傷ついた。なぜ、警察は男性に勝手に名前や住所を教えたのか」と憤る母親=いずれも8月12日、都内で

 東京都内の公園で面識のない男性とトラブルになった南アジア出身の40代の女性が、長女(3つ)と一緒に連行された警察署で不当な任意聴取を受けたうえ、同意なしに名前や住所や携帯番号を男性に漏らされたとして、都公安委員会に苦情を申し出た。代理人の西山温子弁護士は「外国人への差別と偏見に基づいた聴取で、人権侵害であり違法だ」と批判した。

◆3歳長女は心に傷
 申し出書によると、都内に住む女性が6月1日に公園で長女を遊ばせていた際、長女は男性から「俺の息子を蹴った」と怒鳴られ、突き飛ばされた。男性は女性にも「在留カードを持ってるか、出せ」などと詰め寄った。通報で警察官6人が駆け付けたが、男性の言うままに長女に対して「蹴ったんだろう」などと言ったという。
長女が滑り台を滑り終わると、男性は長女を突き飛ばし、「息子を蹴っただろう」と怒鳴り出した

 女性と長女は蹴ってないと主張したが、最寄りの警察署で約3時間の聴取を受け、「蹴ったと認めろ」などと言われた。途中、長女だけで事情を聴かれる場面もあった。さらに警察は、民事訴訟を起こすと話す男性に女性の名前や住所などを教え、女性が長女を監督できていなかったとして児童相談所にも通告していたという。
 長女はこの後、公園に行くのを拒むようになり病院で「心的外傷エピソードによる不眠」と診断された。
 西山弁護士の聞き取りに対して、警察側は男性に個人情報を伝えたり女性の同伴なしに長女から事情を聴いたことを認めているが、いずれも女性の同意があったと主張しているという。一方で女性は同意を否定。西山弁護士は「警察は男の言い分だけで親子を連行するなど許し難い。警察の対応は問題だらけだ」と批判する。
 警察署は取材に「個別案件については回答を差し控える」と回答した。

◆警察は男性に住所や携帯番号を伝える
 不当な取り調べを受けたと訴える南アジア出身の女性は、警察が男性に名前や住所を教えたことについて「なぜ許可なく住所を教えたのか」と憤るとともに、「男が嫌がらせにくるかもしれない」とおびえている。
 トラブル時に公園を通りかかり助けに入った30代の男性によると、警察官は公園で、女児に男性の息子を蹴ったことを認めさせようとしていたといい、「警察は男性をいさめず、親子に差別的な言動を続けていた」と本紙の取材に話している。

 女性によると、長女が疲れて「家に帰りたい」と泣いても警察での聴取は終わらなかった。長女が1人で聴取された際には、泣いて目を真っ赤にしていたといい、女性は「胸が締め付けられそうになった」と振り返る。
 その後、警察官から「携帯番号を男性に教えないと帰せない」と言われたが、女性はこれを頑なに拒否した。しかし、警察は男性に携帯番号だけでなく住所や名前も教えていた。さらに、警察は9日後の6月10日に「母親が娘の監督を怠った」と児童相談所に通告したが、児相は女性らから事情を聴いた結果、問題なしと判断している。
 女性は「外国人だから差別的に扱ったのでは。娘はひどく傷ついた。警察のやり方はあまりにひどい」と訴える。(望月衣塑子)

感想
まったくひどい話です。
警察はだれの味方なのかと思ってしまいます。
かつ、警察が違法行為を行っています。
警察官としての誇りを失くしているのでしょう。
「相棒」の杉下右京さんに「喝!」して欲しいです。
こういうことが起きていると、「相棒」は実際の警察のパロディかと思ってしまいます。
人権を守り、首相のためではなく国民のために日夜努力されている警察官が多いと信じたいです。
でも、詩織さんの準レイプ犯山口敬之氏の逮捕を握りつぶした人が出世するのですから。

strong>安倍政権時代の「官邸ポリス」が“論功行賞”で警察組織2トップに昇格の不気味 ”準レイプ犯 山口敬之氏の逮捕を握りつぶした中村氏出世!”