平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

どうする家康 第8回「三河一揆でどうする!」~こうして戦争は始まり、拡大し、終えることができなくなる

2023年02月27日 | 大河ドラマ・時代劇
「平和な暮らしを壊す者は殿さんであろうと仏敵じゃ!」
 野火のごとく拡がる三河一向一揆。
 家臣たちは、
「あれほど寺にさわるなと言ったのに」
 と家康(松本潤)を諫める。
 同じ三河の人間と戦うのは気が進まないし、天罰を怖れて寺と戦うのを嫌がっている。
 一向宗に心を寄せる夏目広次(甲本雅裕)は一向宗は家康の首を取りたいわけでも領地を切り取りたいわけでもなく、ただ不入の権を守りたいだけ、と必死に訴える。
 しかし家康は頑なだ。
 先程、家康を諫めた石川数正(松重豊)も
「今、兵を引けば寺に屈したことになる」
 結果、戦いは激化。
 これに乗じて、反家康の松平昌久(角田晃弘)、吉良義昭(矢島健一)らが挙兵する。
 調略も始まった。
 本多忠勝(山田裕貴)は拒んだが、夏目広次は寝返った。
 反家康勢力の挙兵と次々と離反する家臣たちにうろたえた家康は、
「三河のあるじはこの家康じゃ」
 自ら前線に出るが……。
 ……………………………………………………

 これが戦争なんですね。

 ちょっとした一手の打ち間違いが戦争を引き起こし、
 引けないメンツや自負が停戦という選択肢を奪い、
 悪手を打ち続けて戦況はますます悪化し、
 他勢力も参戦して拡大する。

 戦争の原因もさまざまだ。
 今回は「入会権」という既得権の問題。
 若き20歳の家康は深く考えずにこの既得権に手をつけてしまったが、
 改革者・信長(岡田准一)はこれを壊そうとして一向宗と全面戦争になる。
 これに信仰の問題も関わってくるかもしれない。

 こんな戦争の被害者は誰か?
 民だ。
 戦争で苦しむのは民ばかり。
 今、台湾有事が話題になっているが、やめとけ、やめとけ。
 戦争になったら、やめられないぞ。
 ウクライナ侵攻でプーチンが戦争をやめられないのは、やめたら実質敗北で、自らの政権基盤が揺らぐから。
 民はそんな権力者につき合わされている。

 今川義元(野村萬斎)は言った。
「天下のあるじは誰か? 民である!」
「われらは民の稼いだ米と銭で生きておるのじゃ」
「われらは民に生かされておるのじゃ」
「民に見放された時、われらは死ぬのじゃ」

 今川義元がこんな考えの持ち主だったかはわからないが、
 現在の政治家よ、この義元の言葉を噛みしめろ。
 偉そうにするな。
 税金ばかり取るな。
 ある試算に拠ると、税金や社会保険料などを足すと、国民の負担率は5割だそうじゃないか?
 つまり「五公五民」。収入の5割を取られている。

 話が逸れたが、家康が変わるとしたら、この義元の言葉であろう。
 信仰と家康の間で苦しんで命を落とした土屋長吉(田村健太郎)の姿も家康に響いたに違いない。
 そして次回、語るであろう本多正信(松山ケンイチ)の言葉も。

 三河一向一揆。
 これで家康はたくさんのことを学び、大きく成長するに違いない。
 一向宗のことも理解し、既得権の破壊者・信長とは違う道を歩むのだろう。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする