平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

特命戦隊ゴーバスターズ~これは<戦隊ヒーローもの>ではなく、<ロボットもの>ですね。

2012年03月06日 | コミック・アニメ・特撮
 最初に見た時、これは『エヴァンゲリオン』だなと思った。

 エネルギー施設・エネトロンに迫り来る敵ロボット。
 迎え撃つゴーバスターズのバスターマシーン。
 バスターマシーンは、都市のビルの中から出て来る。

 これって『エヴァ』で、エヴァンゲリオンが出撃して、使徒を迎え撃つ時と同じ。
 バスターマシーンは出撃前はコードで繋がれているし、発進の時は「進路クリア」とか言ってるし、敵が奪いにやって来るエネトロンは、『エヴァ』で言えばアレ。
 『エヴァ』のシンジはファザコンで、ヒロム(鈴木勝大)はシスコン。

 『サンダーバード』の要素も持っている。
 第2話では、ロボットに破壊された街での救助シーン。
 ヨーコ(小宮有紗)が空から消火活動を行い、リュウジ(馬場良馬)が避難車両を回収する。
 これって、まさに『サンダーバード』。

 『特命戦隊ゴーバスターズ』は、ロボット戦闘の要素が強い。
 出渕裕さんらがメカデザインしているし、昔ならアニメーションで描いていたことを特撮実写でやっている感じ。
 『ゴーカイジャー』などの一連の<戦隊もの>を期待していると少し肩透かしですかね。
 <戦隊もの>の魅力って、戦隊ヒーローの肉体アクションと決めポーズ。
 これらの要素が少なくなってしまったのは寂しい。
 評価が分かれる所だろう。

 そして第2話で披露されたキャラクター設定。
・ヒロムはショックを受けるとフリーズ。
・ヨーコはカロリーが切れると充電切れ。
・リュウジは熱暴走でクラッシュ。
 それぞれのウィークポイントが、コンピュータの持つウィークポイントでもあり、異空間から転送されてきた時、ヒロムたちにインプットされたというのが、面白い。
 その描かれ方も、最初は<ヒロムはニワトリに弱い><ヨーコはお菓子が切れると弱くなる>という視聴者に思わせておいて、実はこんな裏設定があったという描かれ方。
 実に上手い。見事に視聴者を裏切っている。

 というわけで、作品自体は非常によく出来ている『特命戦隊ゴーバスターズ』。
 あとは<戦隊もの>を求めている自分をいかに切り替えていくか、ということでしょうか。



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