平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

青天を衝け 第7回「青天の栄一」~私は青天を衝く思いで走り抜ける!

2021年03月30日 | 大河ドラマ・時代劇
 今回は辛口で。

「お千代、俺は…俺はお前がほしい!」

 恋愛物語でした。
 しかし、恋愛ドラマとしてはシンプル過ぎるんだよなあ。
 恋愛の障害になるのは、同じく千代(橋本愛)に想いを寄せている従兄の喜作(高良健吾)。
 喜作を傷つけることになるが、栄一(吉沢亮)が腹を決めればいい話。
 で、実際ドラマはそうなった。

『私は青天を衝く思いで、白雲をつき抜ける思いで走り抜ける』という手紙を受けて、
「お前のほしいものは何だ?」「お前の志は何だ?」と自らに問うて「千代だ」と気づくドラマづくりはいいだけど、いかんせん淡泊過ぎる。
 これを物足りなく感じてしまうのは僕が韓流ドラマを見ているせいだろう。
『愛の不時着』『梨泰院クラス』
 どれも山あり谷あり、20話くらいを使って、ひとつの恋愛を描いている。
 まあ、これらと『青天を衝け』ではドラマのジャンルが違うんだけど。
 ……………

 栄一パートと慶喜パートに分かれているのもなあ。
 ふたつのパートで尺を半分ずつ使っていることで、どちらの描写も中途半端になっている。
 前回、慶喜と栄一が遭遇したので、ドラマが進展するかと思ったが、今回はまた逆戻り。
 早く栄一と慶喜をガンガン絡ませた方がいい気がする。

 ドラマがあまり進展していないのも気になる。
 慶喜パートは、毎回将軍継承問題でウロウロしてて進展がない。
 史実だから仕方ないのだが、こういう停滞は退屈だ。
 栄一パートもウロウロしていたが、千代との結婚で少しは動き出すか?

 新しかったのは、家定(渡辺大知)。
「篤姫」の家定と違って、何と腹黒キャラで描かれている。
 浅慮だがプライドは高くて慶喜派を牽制するために、井伊直弼(岸谷五朗)と手を組んだ。
 井伊は、家定が差し出したイモの菓子を口でくわえて食べて「ワン!」と家定の犬になる宣言!
 新しい井伊直弼像だが、これでいいのか?


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