平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

漫画家・蛭子能収さんの爆笑記者会見~もうギャンブルはやりません。賭けてもいいです! 賭け麻雀が一番面白いんだよな~。笑

2024年01月11日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 性加害疑惑の松本人志氏。
 弁明のために「ワイドナショー」(フジテレビ)に出演すると言っていたが、
 フジテレビと吉本興業との協議で取りやめになった。
 理由は「放送法4条4項」に抵触するからだ。
 放送法4条4項にはこう書かれている。
『意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること』
 松本氏が一方的に自分の正当性を主張すれば公平性に欠ける。
 もし、テレビでやるなら週刊文春の記者や被害者女性を交えておこなわなければならない。

 ………………………………………………

 さて今回は、事件があった時の「記者会見」のあり方の話。

 僕は基本的に「正直で誠実」であるべきと考える。
 SNSの時代、ウソをついても必ずバレる。
 表情などでウソをついていることはすぐにわかる。

 この点、宮迫博之さんやロンドンブーツの田村亮さんの会見はよかった。
 彼らはボロボロになって謝罪し反省した。

 ジャニーズの記者会見も1回目はよかった。
 質問が尽きるまで記者の質問に答える。
 ボロボロになって、どんなにカッコ悪くても誠実に受け答えする。
 ただ2回目の記者会見では「指名NGリスト」を作って失敗してしまったけれど……。

 この点、松本人志氏は……。
 記者会見を開かず活動休止して裁判で争うと言っているのだが、
 プライドが高すぎてボロボロになれないんだろうな……。

 ………………………………………………

 そして本日の本題。

 漫画家の蛭子能収さんが、賭け麻雀をやって逮捕された時の記者会見が素晴しい!

 もう賭け事をやらないのか? と記者に問われて
「公営ギャンブルは堂々とできますから」←ギャンブルやめる気なし!笑
「警察の方は『パチンコはしていい』と言うのですが、パチンコはあまり面白くないんですよね」笑
「(今、一番面白いのは)やっぱり麻雀は面白い。麻雀すごく面白いんですよ」←反省なし!笑

 仕事を謹慎するのか、と問われて、
「やっぱり謹慎しなくちゃいけないのかなって。でも本当は謹慎したくないんですよ」笑

 こんな名言もある。
「もうギャンブルはやりません。賭けてもいいです」笑

 正直・誠実な会見だ。
 これで人々は許してしまう。

 蛭子能収さんがなぜこんな会見をしてしまうのかと言えば、
 蛭子さんに「プライド」という厄介なものがないから。
 自分はとことんダメだと思っているから自分を飾らない。

 僕もはやくこの境地に生きたいと思っている。

 松本人志さんもな……。
「お笑いの天才」とかもてはやされて「権威」になってしまったからな……。
 芸人って本来はトリックスター。
 蛭子さんみたいな境地の人を言うのだと思う。


※蛭子さんの爆笑記者会見はこちら
 全く反省してない蛭子能収(YouTube)


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7 コメント

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十一面観音 (2020-08-15 21:07:49)
2024-01-11 22:12:22
>「お笑いの天才」とかもてはやされて「権威」になってしまったからな……。
>芸人って本来はトリックスター。

確かに、最近の松っつあんって「権威」ですね。
似たような人には談志師匠もいて、この方も晩年は「権威」っぽくなりました。
お笑いの人って、時には「権威」を笑い飛ばす必要がありますが、自分が権威になると、それができなくなるんでしょうか。

関係ない話かもしれませんが、十一面観音には、裏側正面にも顔があって、爆笑しています。悪を笑い飛ばすためだそうです。
仏教と言えば、ある意味「権威」でしょうが、観音様の裏にこっそり「爆笑」が隠れているとは、なかなか思いがけないトリックスターかもしれません。
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タモリ、たけし、さんま (コウジ)
2024-01-12 09:20:25
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

人は上に行くと「権威主義」になってしまうんですよね。
一方、それを避けているのが、タモリさんとさんまさんとたけしさん。
タモリさんは一線からから退き、今や悟りを開いたような雰囲気。
さんまさんは自分を笑いにすることもできますし、M-1などの審査員は絶対に引き受けない。
たけしさんは映画や役者という別の世界を持っていて、ベースには「自分を含めて芸人なんてどうしようもない連中だ」という認識がある。

ちなみに松本人志さんはたけしさんにコンプレックスがあるようですね。
たけしさんの映画は世界的に評価されていますが、松本さんの映画は低評価で大コケ。
たけしさんはスキャンダルを起こしましたが、それを語り継がれる伝説にしました。
一方、松本さんは「まつもとtoなかい」で、自分にはたけしさんのようなスキャンダルがないことを嘆いていましたが、実は力で隠蔽していただけ。
あるいは自分のしたことを間違いだと思っていなかった?
そして実際スキャンダルが起こると、伝説とは程遠い対応……。
……………………………………

十一面観音、教えていただきありがとうございます。

・菩薩面~慈悲・救済の表情。
・瞋怒面~悪いことをするな、と叱る表情。
・狗牙上出面~良いことをしようと励ます表情。
・大笑面~笑いおこないを笑い飛ばし、人の心を浄化する表情。

敢えて「笑い」を入れる所が仏教の深さですね。

ちなみにブログ本文の蛭子能収さんは、仏教が唱える「悟りの境地に近い人」だと僕は考えています。
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訂正 (コウジ)
2024-01-12 09:26:48
大笑面
・笑いおこないを笑い飛ばし→×
・悪いおこないを笑い飛ばし→○
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権威 (2020-08-15 21:07:49)
2024-01-13 14:17:32
晩年の談志師匠も今の松っつあんも、どちらも「権威」化しているんですが、権威のフレーバー(性質)が「政権与党寄り」なことでも共通しています。
そのせいか、ネットを見ていても、普段から愛国を標榜するような人が、松っつあんを擁護してるような傾向を感じます。

ご指摘のように、さんま、たけし、タモリの三人は、自分が権威的な空気をまとわないように、相当気をつけているような気がします。
それに対して松っつあんは「権威」のヤバさに無頓着なような、そんな感じがしますね。
自分が「権威的」になった場合、周囲との関係性がどうなるかという想像力が、意外になかったのかもしれません。
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所ジョージ、上岡龍太郎 (コウジ)
2024-01-14 09:33:44
2020-08-15 21:07:49さん

おっしゃるとおりですね。
ひとつ前のブログでも書きましたが、
松本氏を擁護する人たちは、反フェミニズム、反望月衣塑子、反リベラル。
女性が権利を主張することを嫌う、戦前のような男性社会を求める人たちと松本氏は親和性があるように思います。

権威から距離を置く芸能人は他には所ジョージさん、上岡龍太郎さんがそうでしょうか。
所さんはひたすら趣味に生きています。
上岡さんは早々に引退しました。

松本氏の想像力の欠如は、事件をめぐるSNSの反応でもそうですよね。
自分のポストがどんな反応を起こすかをまったく想像しておらず、悪手ばかりを繰り返しています。

現在、ネットでの松本人志氏の評価は性加害のことも揶揄して「裸の王様」。
「王様は裸だ」と指摘する人がいなくて、全能感にとらわれてしまったんでしょうね。
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Unknown (象が転んだ)
2024-01-14 14:34:41
爆笑問題の太田が”自分を大切にする権利がある”と松本を養護してますが、政治用語で言えば単なる”保身”ですよね。
一方でデーブスペクターは”危機管理が足りない”と、問題の核心をズバリと突いてます。

ムラ社会の論理なら”有名人は昔から皆やってる事だから”と無罪放免になるのでしょうが、こういう所から厳しく突き上げないと、政治献金の裏金疑惑が実質上の不起訴になった様に、悪事や汚職は延々と繰り返されるでしょうね。
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ムラ社会の論理の崩壊 (コウジ)
2024-01-15 08:48:15
象が転んださん

いつもありがとうございます。

太田光さんは基本やさしいんですよね。
松本人志氏はテレビ局や吉本興業からも見捨てられ、社会的な弱者になったと考えていてエールを送った。
あるいはテレビが求める「両論併記」で、一応松本氏を応援した。

>ムラ社会の論理なら”有名人は昔から皆やってる事だから”と無罪放免になる
昨年のジャニーズもそうですが、ムラ社会の論理が壊れつつありますよね。
政治の世界だけはまだのようですが……。
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