平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

戦争法案反対派、かく闘えり~シットイン・フィリバスター・ひとり牛歩、芸能人もデモに参加!(画像あり)

2015年09月20日 | 事件・出来事
 先日、国民の声を無視して強引に可決された戦争法案。
 戦争できる国と国家主義に突き進む、安倍自民党って本当に恐ろしい。
 平和の党の看板を捨てて自民党にしっぽを振る、公明党って情けない。

 さて、戦争法案反対派は下記のように闘いました。
 まずは国会正門前。
 

 平和と民主主義を守るために集まった人たち。
 路上の人たち。
 カウンターデモクラシー。

 17日の木曜日は大雨の中、必死に廃案を叫んでた。
 SEALDs(シールズ)の若者たちなんか、徹夜で疲れているのに、早朝、舗道の清掃・ゴミ集めまでしているんですからね、本当に頭が下がる。
 彼らのことを「利己的だ」と言った未公開株・未成年買春の自民党議員がいたけど、どちらの方が人間として公共的かは明白。

 横浜の地方公聴会では、シットイン。
 

 路上に座り込んで抗議する非暴力の抗議行動。
 世界で認められている立派な抗議手法です。

 フィリバスターもありました。
 採決を時間切れにするために、長々と演説する、別名・牛タン戦術。
 民主党・枝野幹事長は、何と1時間43分も演説。
 

 これもまた立派な抵抗行動。
 映画『スミス都に行く』では、主人公スミスがフィリバスターにより正義を実現する姿が描かれた。
 昨日のブログに書きましたが、福山哲郎議員のフィリバスターもよかったですし、枝野幹事長のも内容が詰まっててよかった。
 民主党、やれば出来るじゃん。

 山本太郎議員は、牛歩戦術。
 ゆっくり歩くなどして投票に時間をかけ、採決を時間切れに持ち込む手法。
 この手法は、見た目にカッコ悪く、評判も悪いので、議員はあまりやりたがらないようなのですが、山本太郎議員、たったひとりでよくやりました。
 しかも、『自民党が死んだ日』として、合掌。チ~~ン!
 

 さすが役者さん、見せ方を知っている。所作も美しい。

 最後はふたたび国会前。
 

 何と俳優の石田純一さんがやって来た。
 いはく
「戦争は文化じゃない!」「この国は個別的自衛権で守れる!」
 ナンパなイメージの石田さんだが、意外と硬派。
 その他にも、この法案に反対を表明した芸能人は、僕の把握しているかぎりでは、
・美輪明宏さん
・渡辺謙さん
・笑福亭鶴瓶さん
・樹木希林さん
・中居正広さん(SMAP)
・坂上忍さん
・鈴木奈々さん
・今井絵里子さん(SPEED)

 というわけで、戦争法案は成立してしまいましたが、多くの人が言っているように、闘いはこれから。
 一度、路上に立った人間は体験を忘れないし、おかしなことがあれば、また路上に立つ。
 賛成した議員の落選運動もおこなおう。
 これから全国各地で違憲訴訟が起こるので、賛同して寄付をして、原告団に入る。憲法学者の小林節氏などは、弁護士・作家・芸能人・ジャーナリストを集めた原告100人規模の訴訟を起こすらしい。

 問題なのは野党だが、反自民票が分散しないように共闘して下さいよ。
 現在は民主主義の危機なのだから、党利党略は捨てるべきだ。
 まずは参議院で与党の過半数割れを目指しましょう。
 ねじれになれば、暴走は難しくなる。

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戦争法案~民主党・福山哲郎議員の渾身の演説! 「民主主義を取り戻す戦いはここから始まる!」

2015年09月19日 | 事件・出来事
 戦争法案が深夜に可決。
 これで今まで平和主義だった国から、軍事で物事を解決していく国に大きく前進したわけだ。
 国民に十分な説明もなされず、理解もされないままに。

 さて、採決にあたっての討論で、民主党・福山哲郎議員の演説が素晴らしかった。
 言葉に魂がこもっている。
 官僚の用意した言葉を読む政府答弁とは大きく違って、自分の言葉でしゃべっている。

 さて、この討論演説。
 自民党の動議によって、演説できる時間が15分に制限されてしまった。
 国会は<言論の府>なのにね、どうして演説することを制限するのか?
 会期末まで、十分に時間があるのだから、自由にしゃべらせればいいではないか?
 制限時間の15分が過ぎると、早速、自民党の席から、「時間だぞ」というヤジ。
 これに対して福山議員は、
「最後まで黙って聞け! あなたたちに武士の情けはないのか!」
「8分(の超過)が何だ! あなたたちは昨日、我々、野党の審議を打ち切ったんだ! そのくらいは武士の情けで聞け!」

 ウソとゴマかしばかりの安倍政権に対しては、
「この法案の名前が平和安全法制。どうやって国民を欺こうとしているんですか! それを国民が見抜いたからこそ反対の声が広がっているんじゃないですか! 安倍政権の欺瞞性に気づいたからこそ、国民は声を上げているんじゃないでしょうか?」 

 演説の最後では、国会の外で、一般の若者たちやお母さんたちが声をあげていることについて、
「私は、国会の外と国会の中で、これほど国民と政治がつながった経験をしたことはありません」
 と語り、国民にこう呼びかけた。
「国民の皆さん、あきらめないでください。戦いは再度、ここからスタートします! 平和主義と立憲主義と民主主義を取り戻す戦いはここからスタートします!」

 福山さん、一昨日の委員会での演説といい、いい演説でしたよ。
 少なくとも執行部の言いなりで、自分の言葉をもたないロボットのような自民党議員よりは数倍いい。

 福山哲郎議員の渾身の演説はこちら。
 演説時間は30分くらい、演説は4:00くらいから始まります。

 福山哲郎、渾身の演説!

 
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戦争法案強行採決~この男にこれ以上の権力を持たせたら、本当に気持ち悪い時代がやって来る

2015年09月18日 | 事件・出来事
 数の力というのは恐ろしい。
 何しろひとりの男が、
「ボクちゃん、戦争できる国がカッコいいと思うんだ。おじいちゃんもそういう国を目指してたし」
 と思えば、それが出来てしまうのだ。

 まあ、それを正しい手続きで、正々堂々とやるのなら、まだいい。
 しかし、この男のやり方は、ともかくズルくて姑息なのだ。

 自分の意見に従う人間を内閣法制局長官にし、
 国民投票に諮(はか)ることなく、閣議決定で重要な決定をし、
 本人はまったく信じていないのに、米艦で逃げるお母さんのイラストで国民の素朴な感情に訴え、
 集団的自衛権のことなど少しも触れていない砂川判決を持ってきて「合憲だ」とヘリクツを言い、
 国会答弁では、表向きの言葉と本音の言葉が違っているから、話の内容はチグハグでメチャクチャ、ゴマかしとはぐらかしのオンパレード、
 おまけに論理的に説明する頭(おつむ)を持っていないから、最終的に出てきた言葉は、「私が総理大臣ですから言ってることは正しいんです!」(笑)
 昨年の選挙の時は、「この選挙はアベノミクスの是非を問う選挙です」と言っておきながら、半年経ってみると、「前回の選挙で、安保法案は国民に信任された」と主張する厚顔無恥ぶり。

 そして、昨日の強行採決!

 昨日のことでリアルに気づきましたが、ヤバいのは<戦争法案>だけじゃないんですよね。
 権力者は、憲法や法律や国会をいくらでも骨抜きに出来る。
 その気になれば、権力者はいくらでもやりたいことが出来る。
 これが実証されてしまったことが本当にヤバい。

 今後、この男はどこに行くのだろう?
 反対勢力をさらに押さえつけ、懐柔し、蹴散らして、ますます力を持っていくのだろうか?
 過去の歴史を見ればわかるとおり、人は圧倒的な力を持つと狂い出す。
 この男も例外ではないだろう。
 何しろ彼の頭の中は幼稚で、知性なんてないですからね、たちまち自分の権力に酔い、簡単に染まってしまうだろう。

 今こそ民主主義が問われている時はない。
 この男にこれ以上の権力を持たせたら、本当に気持ち悪い時代がやって来る。

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花燃ゆ 第37回「夫の忘れがたみ」~みんなが見たかった明治という新しい時代を私は歩んでいきます

2015年09月16日 | 大河ドラマ・時代劇
 新しい時代、新しい国づくりの始まりです。
「父祖伝来の土地はどうなる?」
「奥御殿はどうなるのじゃ?」
「お家を潰す気か!」
 当然、既得権者は動揺し、怒りますよね。

 これに対し、美和(井上真央)は前向きだ。
「みんなが見たかった明治という新しい時代を私は歩んでいきます」
 未来をつくることにシフトチェンジしている。
 これは松陰や久坂や高杉の考えていたことだから。
 そのDNAが美和に引き継がれている。
 おそらく夫・久坂玄瑞(東出昌大)が美和に遺したものとは、「新しい日本をつくる」という遺志だったのだろう。

 脚本は小松江里子さん。
 四人目の脚本家。
 いきなり美和のモノローグが出て来たのには驚いたなぁ。
「私はまだ知りませんでした。その子が久坂の遺した子だったとは」
「みんなが見たかった明治という新しい時代を私は歩んでいきます」
 本来なら、これ、ナレーション(語り)の池田秀一さんが語るべきこと。
 自由だなぁ、作品の統一性がなくなるし、モノローグっていうのは便利な手法ですが、こういう使い方だと格調が下がる。

 まわる風車っていうのもね。
 秀治郎の風車が回ることで、辰路(鈴木杏)の心の動揺を表したのだろうが、隠喩としてはイマイチのような気が……。
 これくらいの隠喩だったらやらない方がいい。

 偶然も……。
 無法者の男たちに追いかけられて、美和は辰路に助けられ、広い京都で、偶然、出会ってしまう。
 まあ、1時間ドラマで、1回くらいの<偶然の使用>はありなんですけどね、男たちに追いかけられて……っていうのは、どうだろう?
 薬を届けるために京都に行くくだりといい、手法としてはちょっと安易。
 いかにも段取りっぽい気がする。

 脚本家の皆さん、もう少しがんばって下さい。
 役者さんにもっと芝居をさせてあげて下さい。

 
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悲報! イスラム国が「日本攻撃」を呼びかけ~安倍首相、やっぱり戦争法案はヤバイですよ!

2015年09月12日 | 事件・出来事
 ついに「イスラム国」が、「日本攻撃」を呼びかけた。

『過激組織「イスラム国」は10日までに、インターネット上で発行する英字機関誌「ダービック」の最新号で、米国が主導する同組織への軍事作戦「固有の決意」に加わる「連合国」の一員として日本を名指しし、イラクやシリアでの戦闘に参加できない支持者に「日本の外交使節をボスニアやマレーシア、インドネシアで狙え」などと呼び掛けた』(産経新聞)

 ほらね、やっぱりこうなった。
 安倍自民党が、アメリカ追従で、戦争法案を進めたりするからこうなった。

 もちろん「イスラム国」のやっていることは、とんでもないことだ。
 しかし、そもそも「イスラム国」をつくる原因になったのが、アメリカの戦争だ。
 アメリカの無差別な武力攻撃が憎しみを生んだ。
 今度は、日本がそれに荷担しようとしている。
 安倍首相は国会答弁で、それを否定しているが、来週にも通過しようとしている戦争法案には、実質、歯止めがないから果たしてどうか?
 もし、アメリカと共に軍事行動をしないのなら、「イスラム国」に誤解を受けているのだから、何らかの形でそれを示せ。

 問題解決の方法は、武力だけではない。
 外交や話し合いという方法もある。
 日本は中東に関してニュートラルなのだから、一番それが出来る位置にいるはずだ。
 それが難しければ、難民支援など、今までやって来たことをやればいい。

 一方、現在、安倍首相が、戦争法案で押し進めようとしているのは、武力による解決だ。
 その方法は否定しない。
 現状の「イスラム国」に対しては、話し合いによって解決することなど無理かもしれない。
 でも、もし、それをやるとしたら、国民の判断を仰ぎましょうよ。
「私たちの国は、難民支援や復興支援などの非暴力の国際貢献だけでなく、武力による貢献も出来るようにします」
 と宣言し、それによって生じるテロなどのデメリットも説明して、憲法改正という形で国民に信を問うのが本筋。
 それによって国民が是と判断したのなら、仮にテロが起きても、自分たちが決めたことだから、と考えられるし、覚悟も出来る。

 あとは、この戦争法案。
 絶対に敵を増やしますよね。
 現在、安倍さんが考えている仮想敵国は北朝鮮と中国らしいけど、これに中東の反アメリカ勢力が加わる。
 ロシアもそうなるかも。
 というわけで、多くの敵を作ってしまう、今回の戦争法案はまったく合理的でない。
 一国では国は守れないと言うけど、では、現在の日米安保条約は何のためにある?
 個別的自衛権を強化し、専守防衛に徹した方が、よほど国民の生命財産を守ることに繋がらないか?

 戦争法案は来週にも採決されるという。

 安倍さん、今回の「イスラム国」の宣言を見ればわかるとおり、この法案はかなりヤバいですよ。
 今回の採決は見送って、時間をかけ、もう少し冷静かつ客観的な目で、この法案を見た方がいいですよ。

 公明党の皆さんも、もう分かってるんでしょう?
 自分たちの課した、歯止めの新三原則が有名無実になっていることを。
 引き返すのなら今ですよ。

 自民党の議員も自分の頭で考えましょうよ。
 あまり期待していないけど……。
 かつてのハト派・宏池会はどこに言った?

 というわけで、来週は、国会前で、連日、反対デモがおこなわれます。
 特に14日(月)は大規模デモ。
 僕は所用で行けないんですけども、16日には参加します。
 今回は警察にダマされずに国会正面に必ず行こう。
 警察は鉄柵で囲むのはやめて、国会正面の道路を開放して。
 そうしないと将棋倒しなどの事故が起こりますよ。


※参照記事
 「イスラム国」、機関誌で「日本攻撃」を呼びかけ(産経新聞)

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軽減税率~相変わらず上から目線の政府! 霞ヶ関の官僚には民間で3年間くらい働いてほしいね

2015年09月11日 | 事件・出来事
 今回の洪水で被災された方々にお見舞い申し上げます。
 救助にあたられた自衛隊、海上保安庁、警察、消防の方々には頭が下がります。
 だからこそ、自衛隊の方々には、アメリカの手先になって戦場には行ってほしくない。

 さて、政府は相変わらず、上から目線である。

 財務省が打ち出した消費税10%UPにともなう軽減税率。
 簡単に言うとこういうことだ。

①食料品を買ったり、外食したりするたびに毎回レジでマイナンバーカードを提示。
②ネットで銀行口座を登録し、食品2%分の還付申請をおこなう。
③戻って来る金額は、年間で上限4000円!(5000円にしようとする動きもあるようだが、そんな大差ない)

 国民を舐めきってるとしか思えない。
 国民にこれだけの手間をかけさせておいて、戻って来るのはたったの4000円ですよ!

 以前にも書きましたが、これは食費20万円に相当する額で、これを1ヶ月に換算すると、1ヶ月あたりの食費は、約16,600円!
 仮に働いている人が、500円ランチを20日間とったら10,000円で、他の食費を加えたら、こんな金額、簡単に越えてしまう。

 そして、この制度を表す言葉がまたゴマかし。
 日本型軽減税率!
 これのどこが軽減税率なんだ?
 軽減税率っていうのは、食品にかかる消費税をなくすってことで、この制度にあてはめれば、2%分のお金を全額返すってこと。
 なのに戻って来るのは、上限4000円!
 ふざけるな!
 もし、この制度をやるのなら、2%分すべてを返せっつーの!

 安倍政権って本当に言葉のゴマかしばかりだよな。
・4000円の還付が、日本型軽減税率
・戦争法案が、平和安全法案
・武器輸出が、装備移転
・兵站が、後方支援
・訓練が、研修

 で、極めつけは、麻生財務大臣のこの発言。
「マイナンバーカードを(買い物に)持っていきたくなきゃ持っていかなくていい。
 その代わり、その分の減税がないだけ」

 出たよ、上から目線。
 税金を戻してやるから、カードを使って買い物をしろ。還付申請をしろ。
 出来ないヤツには払わない。

 まったく政治家や官僚は、誰から給料をもらってると思ってるんだ?
 国民の税金だろう?
 霞ヶ関の官僚には、ぜひ民間で3年間くらい働いてほしいね。
 お金を稼ぐってことがどんなに大変か、わかるから。
 その大変さがわかれば、こんなバカな制度は作らないし、税金のムダ使いもしない。
 
 なお、このマイナンバーカード。
 これによって、銀行預金・収入・納税・クレジット・渡航歴・健康保険・証券口座・電気、水道、ガス・各種税金・年金履歴・病歴・医療情報などの情報が、すべて国に把握されるらしい。
 はあ……、すごい管理社会だね。
 プライバシーが筒抜け。
 これに今回の日本型軽減税率が導入されれば、何を食べているかも把握されるわけか。

 すごいね、安倍さん。
 国家統制を着実に進めている。
 戦争になれば、預金封鎖とかするのかな?
 貧乏な人や健康な人には、軍隊に入れって通知が来るのかな?


※追記
 麻生大臣は、昨日、次のように発言。
「財務省案にケチをつけるなら代替え案を出せ」
 出たよ~、代替え案を出せというはぐらかし。
 そもそも選挙の時の公約にしたのは、あんたたちだろうが!
 公約守れ!
 特に公明党、本当に自民党の言いなりだな。

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忘れられているようなので武藤議員のことを~記者会見の内容はウソ、買春男性には口止め?

2015年09月10日 | 事件・出来事

 忘れられて、うやむやになりそうなので、未公開株事件と未成年買春の武藤貴也議員のことを。

 先週の週刊文春によれば、記者会見で語ったことはウソだったらしい。

 武藤議員は、未公開株を買うための資金はA氏が集めたので、自分はまったく関与していない、と釈明したが、文春は次のようなA氏とのLINEのやりとりを公開。
 <一度議員会館にその人を連れてきたら?>
 <議員会館で会わないと信用されないんじゃないの?>
 つまり、議員会館で話をすれば、国会議員が後ろにいることがわかり、投資家も安心して投資してくれるのではないか、と言ったのだ。
 何だ、武藤議員、国会議員の社会的信用までも利用してしっかり関わってるじゃないか。
 LINEの証拠が出ているんだから言い逃れは出来ない。
 武藤議員は、デモで「戦争に行きたくないと言っている若者は利己的だ」と非難したが、政治の仕事をそっちのけで金の相談をしているあなたと比べて、どっちが利己的なんだ? 
「国のために」とか「国民のために」などと、きれいごとを言うやつほど、信用できない。

 買春疑惑については、その他にも、二人の買春相手の男性がいたらしい。
 本人は否定してるらしいが、なかなかご盛んだね。
 というか、しっかり政治して下さいよ。
 武藤議員の信条は<滅私奉公>らしいけど、国民のためにしっかり働いて下さいよ。

『週刊文春デジタル』では、次のような、渦中の男性への“口止め電話”の音声を公開している。
「俺のこと、週刊誌に売ったの?」
「お金もらったの?」
「何で相談してくれなかったの?」
「週刊誌に売るって本当にひどいと思う」
 このようなやりとりが続き、最後は口止め。
「週刊誌の人に告発した記事を書かないでって言って。いろいろ偽造したって言って」

 なるほど、こういう時は恫喝でなく、猫なで声なんだ。
 武藤議員は、この音声を否定しているようだが、果たしてどうか?
 いくら週刊文春でも、LINEや音声をでっち上げてまで記事は書かないと思うけど。
 佐野研二郎氏もそうだが、すべては自分の心が知っていること。
 <日本精神>を大切にしているあなたなら潔く、何をすればいいかわかるはず。
 どうせ次の選挙ではただの人になるのだろうが、それまで議員の職にしがみつくつもりか?
 少なくとも民主主義を守ろうとしている若者たちを「利己的」などと言ってはいけない。

 ところで、オリンピックエンブレムに関わった人たちも、国立競技場で62億円も損失した人たちも、お咎めなしですか?
 選考過程などの真相は明らかにされないのですか?
 権力をもつ者は守られる。
 悪いヤツほどよく眠る。

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インチキ!~上から目線と庶民いじめの安倍政権は、軽減税率2%を返す気なんかまったくなし! 

2015年09月09日 | 事件・出来事
 消費税の話です。
 再来年(2017年)4月から消費税が10%に上がるが、食品は8%のままで、2%分は払い戻すという。
 しかし、そのやり方がひどい。

①買い物時には、まず食品を含めて10%を払う。
②その際に、国民に配布されるマイナンバーカードをレジの読み取り機にかざす。
③すると、食品に支払った額が政府のメインコンピュータに行き、データが集積される。
④国民は多く払いすぎた食品の消費税を払い戻してもらうために、インターネットで銀行口座を登録し、還付申請をおこなう。
⑤すると、食品に使った消費税2%分のお金が銀行口座に振り込まれる。

 何とまぁ、面倒くさいやり方だねえ。
 どうして国民にこんな負担を強いるのか?

 たとえば、外国では、こんな方法を使わなくても、まったく問題なくやっている。
・フランス~標準税率19.6%
      新聞・雑誌は2.1%
      食料品と書籍は5.5%
      外食のサービス料は7%
・ドイツ ~ハンバーガーの税率は店内では19%、テイクアウトで7%
 フランスやドイツで出来て、日本でなぜこれが出来ない?
 なぜ、日本国民は、マイナンバーカードを店頭でかざし、面倒な還付手続きをしなくてはならない?

 要するに
 政府は、食品消費税の2%を国民に戻したくないのである。
 この制度により、一年間で払い戻される金額には、上限があるという。
 現在、財務省が考えているプランでは、
 その金額は、一人あたり、年間4,000円!
 食品費20万円に相当する額だが、これを1ヶ月に換算すると、1ヶ月あたりの食費は、約16,600円!
 外食などをしたら、こんな金額、簡単に越えてしまうだろう。
 たとえば、会社で働いている人だとしたら、ランチ500円として20日働いたら、昼食代だけで1万円かかる。
 喫茶店でコーヒーだって飲むだろうし、夕食を外で食べることもある。
 つまり2%分の消費税を返すとしているが、実際は2%を返す気なんか、まったくない。

 国民の中には、1年間で4,000円しか戻らないのなら、こんな面倒くさいことをしなくていいや、と考える人もいるだろうし、よくあるお役所の複雑な手続きで申請を諦める人も出て来るだろう。
 そうなると、政府はまるまる2%分の消費税を手にすることになる。

 テレビ報道などで指摘しているが、この制度には、他にも問題がある。
・国民は買い物する際にマイナンバーカードを持ち歩かなくてはならない。
 その際にカードを落とすかもしれないし、店頭でカード情報を読み取られるかもしれない。
・お店は、このシステムを導入するために費用がかかる。
 商店街の八百屋さんや魚屋さんにも。
・アメ横なんかで特売品に人が殺到した時も、いちいちカードをかざさなくてはならない?
・食品の買い物をするのは、主にお母さんだろうが、4人家族の場合、どうやって還付申請をおこなうのだろうか? まさかお母さんが子供のマイナンバーカードを使って買い物?
・suicaやnanacoカードで買い物をした場合、マイナンバーカードと共に二度カードをかざさなくてはならないってこと?
 これを考えた財務省の役人って、ほんと庶民の生活がわかってないね。
・そして、自分が何を買ったかが、データとして国に把握される。
 年金の時のように、そのデータが流出する可能性もある。

 というわけで、政府(特に公明党)が、『消費税10%導入時には、食品などへの軽減税率をおこないます』と言った公約はウソでしたね。
 ともかく、この政権はウソばかり。
 ゴマかし、はぐらかしで、結局は、金持ち、大企業のために政治をしている。
 アベノミクスなんか全然、末端に行き渡っていないし。
 おそらく、この消費税還付のシステムをつくるのにも大きな利権があるんだろうな。
 オリンピックの件で、利権に群がるやつらがいることが、よくわかった。

 というわけで、いつもの結論。

 庶民の皆さん、いい加減、安倍自民党を信じるのはやめましょう!

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個人より国家~安倍晋三氏が首相になってから、国家主義的なものが飛び出して来た

2015年09月08日 | 事件・出来事
 野田聖子氏が自民党総裁選出馬を断念。
 理由は、推薦人20人が集まらなかったかららしい。
 報道に拠れば、野田氏の推薦人なるな、という執行部からの圧力、切り崩しがあったとのこと。
 自民党は恐ろしい政党になったものだねぇ。
 全員が皆、同じ顔をしていて異論を口に出来ない。
 完全な安倍独裁政党

 漫画家の小林よしのり氏は、これを<全体主義>と表現している。
 野田聖子はよく全体主義と戦った~ゴー宣道場

 自民党・高村正彦副総裁は、戦争法案について
「国民の理解が得られなくても成立させる」
 と青森市でおこなわれた講演会で宣言。
 恐ろしい政党になったものだねぇ、自民党は。
 この人たちは、国民をどこに連れていこうというのか?

 公明党もさ、今までの国会審議で、あなたたちが課した歯止めの新3条件なんか有名無実だってことがわかったでしょう?
 自衛隊をアメリカのポチになって戦えるようにする法案だってことがわかったでしょう?
 それなのになぜ「話が違う」と文句を言わない?
 公明党は<平和の党>の看板を外せ。

 自民党は変質した。
 というより本来の正体を現したということか?

 国>個人

 国のためなら、個人の自由や人権など多少は制限していいと言うのが、現在の自民党の考え方だ。
 だから民意を無視して強引に沖縄で基地を造り、慎重な審議を望む世論を無視して戦争法案を通す。

 安倍応援団の発言もこうだもんね。
「批判的なマスコミを懲らしめろ」
「法的安定性は関係ない」

 未公開株と未成年買春事件の武藤議員はブログでこう発言。
「基本的人権の尊重について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。
 従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。
 しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった」
 
 ああ、自民党って恐ろしい。

 安倍晋三氏が首相になってから、パンドラの筺が開いたように、<国家主義>的なものが飛び出して来た。

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花燃ゆ 第36回「高杉晋作の遺言」~お前には育ててもらいたいんじゃ、新しい日本をつくる日本人を

2015年09月07日 | 大河ドラマ・時代劇
「新しい日本をつくる新しい日本人を育てる」

 高杉の言葉によって、美和(井上真央)は、やっと自分のなすことが見えてきたようだ。
 振り返れば、美和は何らかの形で、人を育ててきた。
 松下村塾では、兄を助け、高杉ら塾生たちを。
 今回のエピソードでは、野菜嫌いの輿丸様を。
 今回の脚本家さんは、『天地人』の小松江里子さんらしいが、今までの美和を、辻褄合わせというか、何となくまとめましたね。

 さて、高杉(高良健吾)。
 死を前にして、明鏡止水の穏やかな境地になったようだ。
 父親の心配をし、雅(黒島結菜)たちに迷惑をかけたことを謝り、山口に家を建て、家族揃って仲睦まじく暮らすことを望む。
 今までの大河ドラマとは、違った解釈の晩年の高杉。
 僕個人としては、死ぬ瞬間まで、愛人うのをはべらせ、三味線を弾くギラギラした高杉であってほしかったな。

 久坂と辰路(鈴木杏)の間に生まれた子を引き取るか否かで話をした高杉も面白かった。
 美和が「母親となる自信がない」と語ったのに対し、高杉は「こまいことを言うな」「松陰先生やわしらの志を教え、伝えていく者がおらねばならん。お前にはわしの子の梅之進や塾生たちの子らも皆育ててもらいたいんじゃ。新しい日本をつくる新しい日本人を」と諭す。

 人の生き方として、正解や絶対的なものはないと思うのですが、
 美和が、日常を生きる半径1キロの人、
 高杉は、日本全体や世界を視野に入れて考える人、
 であることは確かだ。
 美和は城でも畑仕事を始めたが、土の人でもある。

 さて、アイデンティティを獲得した美和。
『八重の桜』の八重と重なる部分もあるが、これからはさらに大きな世界で行動していくのであろう。
 松陰らの墓標の前で語りかけたのは、過去への決別か?


 ※来週は所用のため、更新が遅れます。

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