漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0330

2020-09-24 19:18:36 | 古今和歌集

ふゆながら そらよりはなの ちりくるは くものあなたは はるにやあるらむ

冬ながら 空より花の 散りくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ

 

清原深養父

 

 冬なのに空から花が散って来るということは、雲の向こうは春なのであろうか。

 降る雪を花びらと見立て、春を待ちわびる気持ちをストレートに詠みあげた歌。歌意も、その心情もとてもわかりやすいですね。^^

 



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