今日は曇り空だったけれど、仕事が早めに片付いたので早々に帰宅。
18時半にオフィスを出た。
この季節のドイツは、21時ごろまで明るいから、久しぶりに自転車に乗ってみようと思った。
ロードに乗るのはまだ右手に負担が掛かりそうだし、今にも雨が降りそうな雲行きなので、
いつもロードで走っていたルートをMTBで走ってみることにした。
僕のMTBはまだ、サイクルコンピュータがついていないので、どのくらいの速度で走っているのか、
平均はどのくらいなのか、何キロ走ったのか、わからない。
けれど、いつものコースなので、15kmくらい走ったと思う。
まだまだ、走れそうだったけれど、無理せずおしまいにした。
帰宅すると、ちょうど、パートナーの夕食の用意が終わっていたところだった。
みんなで食卓についた。久しぶりに家族そろっての夕食だった。
パートナーがふと言った。
「あなた、最近言うことが、おじさん化しているよ。
寒いギャグが多くなってきてるの、気が付いてない?」
「へ?」
僕は、まったく気が付いていない。
「年取ったことに、気が付かないもんなんだねぇ。
そういう寒いギャグが自然に出てくるようになったんだね。」
ええええっ??
自分では、まったく気が付いていない。
ただ、最近、僕が話している時の娘(特に上の娘)の白い目が気になったくらいかなぁ。
かぶせるように、上の娘が言う。
「父さん、もうしゃべらんといて。しゃべられると恥ずかしいわ。
今度運動会もあるし、学校に来た時には、先生や他の父さん達と話さんといて。」
ええええっ??
そこまで言うかぁ。
上の娘の年齢は二桁になり、そう言えば最近、母親(パートナー)と感情的にぶつかることが多くなってきた。
思春期に差し掛かってきたのだろうか。
もうすぐ、「うざい。」と言われるようになり、徹底的に避けられるのだろう。
パートナーの友人から、「女の子はね、理由なく父親を嫌がって、避ける時があるのよ。」
と言われて、「そんなものかなぁ。」と、思っていたけれど、いよいよ現実が近づいてきたのかも知れない。
これからグンと成長し、大人へと向かっていくのだろう。
世間の男親と同じように、父親から離れていく娘をそっと見守っていよう。