韓国旅行、2日目。
朝ご飯はおかゆと決めていました。たまたまホテルのあるビルの地下に朝9時から開いているおかゆの店があることを知り、ゆっくり朝寝して、10時過ぎに店内へ。
オーダーしたのは写真のアワビがゆ。まぁ、アワビは申し訳程度にしか入っていませんが、
ゴマと海苔の風味も香ばしく、付け合わせのキムチと一緒に、朝からペロリと食べてしまいました。
さて、今日はまずソウルで恐らく最も日本人観光客が多い場所、明洞(ミョンドン)に行くことに。折しもホテルから、市内をぐるっとまわるバスが出ています。
11時発でしたが、さぞたくさんの日本人が乗り込んで来ると思っていたら、何とお客は私たち2人だけ。定刻になると運転手さんが後ろを向いて「どこ行くの~?」と聞くので、「明洞までお願いしま~す」と娘。
バスには15分くらい揺られたでしょうか。明洞の入口辺りでバスを下り、向かったのはこの通り。
ついついこんな風に考えてしまうのですが、日本だとさしずめ渋谷のセンター街というところでしょうか。
とにかく目につくのは化粧品のお店。しかも、どこの店の前にもオネーサンが立っていて、化粧品のサンプル片手に呼び込みの嵐。また、通りを歩いているのは、見たところ95%が日本人。若い女性も多いです。娘もいくつか化粧品の店に寄っていましたが、私はただ後を付いていくだけ・・・
他に気付いたのは、これは明洞だけではありませんでしたが、スタバがやたらと多いこと。恐らくこの明洞の目抜き通りだけで4、5軒。それ以外にもひょっとしたらビルの中などにあるのかも知れませんが、他にもやたらとカフェが多いのには少し驚きました。
因みに私も、娘が買い物をしている間、同じビルの上の階にあるスタバに行ってみましたが、さすがに店の雰囲気も値段も、日本と変わりませんね。
そうこうしているうちに雨が降ってきたので、折り畳みの傘を2本買い、また地下鉄に乗って移動。
今度は学生街の新村(シンチョン)、そこから梨大(イデ)と歩きます。雨はまだ少し降っていましたが、先ほどの明洞とは打って変わって、日本人はあまり見かけません。
まずは新村の繁華街でお昼ご飯。娘と二人で歩きながら、繁盛してそうなお店を見つけて入ったのがこちら。
あとでガイドブックを見るとしっかり載っていたので、地元でも有名な焼肉屋さんのようです。
私たちはここでは焼肉を食べず、これまたどこかで食べたいと思っていたビビンパを。
こちらも海苔とゴマが載っていて、コチュジャンをたっぷり加えて混ぜる、混ぜる。
このお店もメニューには日本語がありませんでしたが、娘のカタコト韓国語で何とか意思疎通。
帰り際、今回の旅行で私が唯一マスターしたこの言葉。「チンッチャ、マシッソッソヨ(とっても美味しかったです)」
お店のおばちゃんが人懐っこそうな顔で笑ってくれました。
この後、名門女子大があることからそう呼ばれているらしい梨大(イデ)まで歩き、ここでもまた少し買い物をしたのですが、折しも雨がまた強くなってきたことから、一旦ホテルに戻ることに。
まだ晩御飯には少し早い時間帯でしたし、次の日(日曜日)の朝の便で日本に帰ることになっていたので、少しホテルで休んだ後、また地下鉄に乗って、今度は東大門(トンデムン)へ。
ここでは色々と市場のようなところを歩いたのですが、もう店仕舞いの時間だったのでしょうか、閉まっている店も多かったです。ただ、ここでもやはり日本人観光客が多いのでしょうか、道路を渡ろうと地下街に入ったところに、色々な革製品を置いてある店があり、そこのオニーサンたちが流暢な日本語で、
「おニーサン、ヤぁ、オヒサシブリ」 「レアなバッタもん、アルヨ」 「ジシン、アルヨ」
こんな調子でひっきりなしに声を掛けてくれるものですから、娘と二人歩きながら笑いが止まりませんでした。
ああ、それから。笑いが止まらないと言えば、服を売っているお店の軒先で、ウィンドブレーカーに付いていたこのロゴ。
分かる人には分かる、このデザインとカラーリング。これは最高のブログネタ!と思わず買おうとして、娘に連れ去られました。
さて、そんなこんなで、あっという間に韓国最後の晩御飯。
今回は行き当たりばったりで入ったお店が全て当たりだったのですが、最後のこのお店も当たり。
メニューに若干日本語がありましたし、日本人も他に1組くらいは居たと思いますが、店のおばちゃんに日本語は全く通じず、ともかく店内は大盛況。ここでは満を持して焼肉を。
まずは豚肉。こちらは味の付いていないものを鉄板で焼き、塩やミソ(?)で頂きます。
そして、牛肉。こちらはタレに漬け込んだ、骨付きのカルビ。
付け合わせの野菜やキムチと一緒にサンチュレタスに巻いて食す、あぁ、幸せ。
面白いのはこの鉄板で、何故だか最初から五徳が斜めになっているなぁと思っていたら、肉を焼いているうちに出てくる脂をここに受けるようになっています。
そしてこの店では最後に冷麺も食べました。それも、これまで日本では食べたことがなかった、汁気がほとんどないもの。
ハサミでザクザクと切って混ぜるとまるで春雨サラダのような感じ。ピリ辛でとても美味しかったです。
さて、韓国の旅もこれで終わり。翌朝、日曜日の早朝の便で日本に戻ります。
帰りは、懐かしい金浦(キンポ)空港発。
今やここから羽田空港に帰って来れるとは、隔世の感があります。
羽田空港の国際線ターミナルは初めて来ましたが、こんなところからもスカイツリーが見えるなぁと感心したり、
日曜日のお昼の人の多さに圧倒されたり、
モノレールの駅に来ると、馴染みの船宿やその遠く向こうに富士山が見えたり、
日本に帰ってきたことを実感しました。
という訳で、今回は文字通り、食べて、食べて、食べて終わった旅行でした。たまたまかも知れませんが、食べたものにハズレはひとつもありませんでしたし、一生懸命韓国語でコミュニケーションを取ろうとする私たちに、現地の人はみな一様に優しかったです。
今度はカミさんや息子も連れて、極端に言うと今回と全く同じルートでも良いから、再訪出来ればと思っています
(おしまい)
こんだけ食べ歩いてハズレ無しって事は、基本的にほとんどの店の水準は一定以上なんでしょうね。
“レアなバッタもん”買ってたら、旅に汚点を残すトコだったよねwww
次回は是非、垢すりのレポートをお願いします(爆)。
つけ込んだタレがよく効いていて、本当に美味しかったです。
私も娘もブランド物には全く興味がなかったので素通りしたけど、
話のタネにどんな「レナなバッタもん」なのか、見てくりゃ良かったかな
垢すりもエステも、これまた私も娘も全く興味がないので、
次回もまた食べ物オンリーのリポートになると思います