何年か前に真空管アンプの自作キットがあると知り、以来ずっと機会を窺っていました。
今回買ったのは、エレキットの TU-879S というモデルです。このモデルを選んだ理由は、まずサイズ的に部屋の机(カウンター)の上に置くのにちょうど良い大きさだったことと、ネットで調べるとかなりの方が製作や改造をされていて、参考になる情報がたくさんあったことです。
納まっているのはみかん箱を少し小さくしたくらいの大きさのダンボール箱ですが、見かけ以上に重く、秋葉原から電車に乗って持って帰るのは結構辛かったです。
箱から全てのパーツを取りだしたところです。
電源トランスと
出力トランス2個。重さのほとんどはこの3つが占めています。
配線は、プリント基板の上にハンダ付けをしていきますが、表示が非常に分かりやすく、作業をしていて迷うようなことはありませんでした。
細かいパーツは全て袋に小分けされています。
そしてこちらが真空管。
他にこれまた非常に丁寧な説明書があり、その順番にパーツを取りつけ、ハンダ付けしていきます。
全てのハンダ付けと配線が終わるとこんな感じ。
裏面(ハンダ面)です。
この基盤とトランスを順番にシャーシに取り付けて、本体部分は完成。
最後に真空管を差します。
ここまで掛かった時間は、のべ10時間くらいでしょうか。ハンダ付けは30年ぶりくらいでやりましたが、何故か昔も得意でしたし、やりながらだんだん勘が戻ってきて、非常に楽しい作業でした。
意外に手こずったのが、配線コードのビニール被膜を剥がす作業です。手持ちのニッパーがだいぶくたびれていることもありますが、何度も本線を切ってしまい、結構難儀しました。
さて、いよいよ通電の確認です。テスターも持っていますが、まずは一度電源を入れてみようとコンセントに繋ぎ、スイッチオン。
手前の小さな真空管が光っているのは横にダイオードをセットしているからですが、やがて
奥のビーム出力管も青く光り出しました
ここまでが昨日(土曜日)の作業で、今日実際にスピーカーに繋いで音が出ることも確認しています。続きは頁を改めます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます