Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ちょうちょの味噌汁

2012年12月25日 | 食べ物

ちょうちょと言っても、蝶ではありません。

日曜日に釣って来たカワハギの頭を開いて味噌汁にしてみました。

いつも一緒にカワハギに行くY先輩から常々「アラを味噌汁にすると美味しい」と聞いていたのですが、これまで頭の部分は(やや面倒な気がして)捨ててしまっていました。ですが、そう言えば以前読んだこの本にも別名「ちょうちょ」と載っていたのを思い出し、試しにやってみました。

それが冒頭の写真。身から落とした頭の部分を、目を下(つまり頭のてっぺんが下)、口を向こう側にして立て、真ん中の背骨の右側と左側に包丁を縦に入れて、両側に開きます。

最後に頭(脳天)の骨を一気に切って左右に切り離すのですが、骨と言っても軟骨のちょっと硬いくらいの感じで、出刃があれば簡単に割れます。

意外だったのは鰓(エラ)です。カワハギの鰓蓋は、外側から見ると小さな小さな穴ですが、頭を割って開いてみると、その鰓蓋からは想像できないくらい大きな鰓が隠れています。鰓は血がたまるところなので(だからこそ血抜きする時は真っ先にこの鰓を刺すのですが)これを取り除くだけで随分味は良くなるはずです。

で、大きいものだけを開いて、こんな感じ。左が上身を三枚に下ろしたもの、右が頭を開いたものです。



上身はいつも通り刺身とフライにし、頭の部分で味噌汁を作ってみました。



味付けは味噌だけですが、頭の骨から極上のダシが出て、とても美味しいです。意外に身もそこそこ付いていますし、これまで捨ててしまっていたのが非常に悔やまれます。

今度は(これまた食わず嫌いの)肝の食べ方も研究してみようかな・・・

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4 コメント

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ビックリした (かっしー)
2012-12-28 01:08:36
いやー、、、ついに虫を喰い出したのかと心配しましたが、
蝶々違いで何より。。。

それにしても蝶々とは言い得て妙ですな。
釣ってそこまでしてあげたら、カワハギも本望ってもんです。

なむー。。。
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かっしーさん (魚花)
2012-12-28 01:24:08
お、さすが元祖宵っ張りさん!
こんな時間にお疲れさんです(笑)

いくら俺が食いしん坊でも、さすがに
蝶々は食わんだろ・・・

唐揚げ(二度揚げ)にしても美味しいらしいので、
次回はトライしてみます
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鯛の鯛 (山本)
2012-12-29 09:03:45
文章を拝見していて、「鯛の鯛」を想起しました。「鯛の鯛」は単なる小骨ですが、こちらの「てふてふ」はしっかり食べることが出来るのですね。
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山本さん (魚花)
2012-12-29 19:39:36
鯛やメバルも同じですが、頬の部分に意外と身が付いてますね。

今度は血を抜く時にあまり大きく切り裂かないようにして、
綺麗なてふてふを目指します
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