穂持ちと手元上を繋ぐ部分、1/2ピースと2/2ピースの印籠継ぎの加工をします。
ルアーロッドとは反対に、先の1/2ピース側(穂持ち側)に印籠芯を接着します。まずはその部分の加工からです。上の写真は、口割れ防止の絹糸を巻いたところ。
印籠芯には矢竹を使いますが、穂持ち側に接着する部分には、中に金属製の込み芯が入っています。
穂持ち側に挿入する長さは約3cmで、その長さ分だけ印籠芯を削ります。
こんな感じで接着します。(まだ印籠芯の片側は削っていません。)
さて、ここからが一番の難所。印籠芯が2/2ピース側(手元上側)に入る部分を加工します。同じように絹糸を巻いて、
印籠芯をひたすら削ります。削り始める前の画像がこちら。
切り出しで粗く削り、あとはすり合わせを見ながらペーパーを掛けることを繰り返します。何とかここまで来ました。
少しまだ表面に凸凹が残っていますが、最終的に接ぐ向きに合わせてすり合わせを見ながら、ペーパーで仕上げたいと思っています。
作業をして感じましたが、やはり切り出しを買って正解でした。前回は普通のカッターナイフを使ってこの印籠芯の加工に4時間くらい掛ったと記憶しているのですが、今回は正味1時間くらいの作業でした。しかも、切れるところ、止まるところがはっきりしているので、力の入れ具合によって薄くも厚くも削れるところが、さすが専門の道具だと感心しました。
さて、一番の難所が割とあっけなく終わったので、少しほっとしています。あともう1箇所、竹を接ぐ部分が残っていて、それは手元上と握りの部分なのですが、ここは大きな加工なので、それほど難しくはないと思っています。
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