Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

9500SSのドラグ

2006年04月13日 | リール
ペン9500SSのドラグもバラしてみました。

Spinfisherのシリーズは9500SSしか持っていませんが、分解図によると、8500SS以下のサイズのドラグはいずれもスプールインドラグ。しかしこの9500SSは構造が全く異なっており、スプール下に大口径のドラグを備えています。スプールの軸の内部にもドラグはありますが、こちらはテフロンのワッシャー1枚で、ここのところの構造はスラマーと同様のものです。

スプールを外すと、スラマーと同様、3本のネジが見えています。



中央やや左寄りに見えているのは、クリック音を鳴らすピン(tongue)です。

ネジを緩めるとドラグカバーが外れ、ドラグワッシャーが取り出せます。



スプールの裏に貼り付いているのが金属製のワッシャーで、これと写真左下のドラグワッシャー(パーツリストではDrive Plate)が擦りあうようになっています。

Drive Plateのアップがこちらです。



ワッシャーの大きさは、外径が50mm、内径が30mmのドーナツ状で、材質はスラマーと同じくカーボンです。表面にうっすらとグリスが塗ってあります。

カーボンのワッシャーだけを比べてみると、形状はいずれもドーナツ状で、  

 9500SS:外径50mm、内径30mm   460:外径40mm、内径15mm

ですから、中学生の時に習った公式から面積を求めると、9500SSの方が約15%大きいことが分かります。径(中間径)も9500SSの40mmに対し、460は27.5mmですから、ドラグ力という点では(単純に計算すると)1.5倍ということになるのでしょうか。

いずれにせよ、この9500SSのドラグを目一杯に引き出していくような大物を、早く釣ってみたいものです。(いつになることやら・・・

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