Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ペン スラマー460

2006年04月11日 | リール
注文していたスピニングリールが届きました。

シイラ用にメインで使っているのはリョービのフィッシングサファリで、これはこれでとても気に入っているのですが、もう1台サブで使っていたリールが少し具合が悪くなってきたので、新しいリールを買おうと思っていました。国産のリールも考えたのですが、最終的に、以前からずっと気になっていたPennのSlammerにしました。モデルは460で、シマノでいうところの5000番と同程度のラインキャパです。

早速、このリールを手にしたら是非やってみたかったことを実行しました。それはドラグの分解です。カタログには「スプール裏面に装備した大口径HT100ドラグ」とあって、それがどういう構造になっているのか、以前から知りたいと思っていました。

ドラグノブを緩め、スプールを外してみると、裏側にネジが3つ見えています。



このネジを緩めると、ドラグプレートを押さえてある枠(カバー)の部分が外れます。



スプールの裏面に貼り付いているドラグワッシャーはどうやらカーボンで、直径は約40mm。スプールのサイズの割には大きく、手持ちのサファリのドラグワッシャー(同じくカーボン)と同じくらいの面積があります。独特の滑らかな滑り出しの秘密はここにあったのかと、少し感動しました。

カーボンワッシャーには4つの爪(羽)のような部分があり、全体をスプールの裏側の凹んだ部分にはめ込むようになっています。取り出して見ると、厚さは1mm弱でしょうか、完全な乾式かと思ったら、両面にほんの少し、うっすらとグリスが塗布してありました。

私はリールのグリスやオイルが苦手なので、これ以上の分解は出来ないのですが、ドラグはもうひと組、スプールの軸部分にも仕込まれており、分解図によると、テフロンのワッシャーが1枚入っているようです。但し、面積が圧倒的に小さいので、メインで効いているのはスプール下のドラグなのだろうと思います。

さて次回は(と言っても、いつになるか分かりませんが)、同じくPennのSpinfisher 9500SSのドラグと比較してみたいと思います。

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