コンラッドの小説 Heart of Darkness (『闇の奥』1902年) 繋がりで、映画『地獄の黙示録』。
映画の終盤、マーロン・ブランド演じるカーツ大佐が本を見ながら詩の一節を朗読するのだが、字幕を見ながらどこかで聞いた気がしていたら、T.S.エリオットの The Hollow Men (『うつろな人間たち』1925年)の冒頭部分。
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そのエピグラフにある "Mistah Kurtz -- he dead." は『闇の奥』の一節で、"Kurtz" の英語読みは「カーツ」。
そして彼は最後まで "The horror! the horror!" と呟きながら死に、The Hollow Men はこう終わる。
This is the way the world ends
This is the way the world ends
This is the way the world ends
Not with a bang but a whimper.
先週から机の上がずっと獺祭状態だったのだが、ようやく落ち着いた。
本も映画も、予備知識なんてない方が楽しいね。
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