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フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」でお馴染み、マウリッツハイス美術館展(東京都美術館@上野)に会期末ぎりぎりで行くことができました。(会期は9月17日で終わっています。)
なかなかタイミングが合わないまま会期の終わりが近づいてきて、しかもいつも大混雑という話を聞いていたので、もうチャンスはないかなぁと半分諦めていました。
ところが先週、通常であれば金曜日だけの20時までの夜間延長が、平日の夜も行われていることを知りました。金曜日ならまだしも中日とあらば少しは空いているかも・・・
・・・と思って木曜日に行ったのですが、予想通り、通常であれば入口の外で何時間と待たされるところ、何と待ち時間はゼロ
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展示室のなかに入るとそれなりに人は多かったですが、人よりもやや背が高いことを活用し、それなりに楽しむことができました。
私も含めみなお目当てはフェルメールだったと思いますが、なかなかどうして、その他の作品も逸品揃い。全48点という数を感じさせない、充実した展示でした。
印象に残った作品をいくつか。
小さな、小さな作品でしたが、その存在感は抜群。まるで、だまし絵のよう。
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(カレル・ファブリティウス「ごしきひわ」1654年)
フランス・ハルスの2点。そのタッチの違い。
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(フランス・ハルス「笑う少年」1625年頃)
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(フランス・ハルス「アレッタ・ルーネマンスの肖像」1625年)
特にハルスのこの2点目は、胸の部分の飾り部分が極めて微細かつ緻密に描かれていて、まさにオランダの肖像画の王道。
また、ハルスと同時代、レンブラントだけでも6点という贅沢。
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そして、文字通り幾重にも重なる人垣の隙間から輝いて見えたこの少女。
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残念ながら賞味1時間ほどしか居られなかったのですが、これら珠玉の名品、次こそは是非オランダの地で再会したいものです。
マウリッツハイス美術館展
2012年6月30日~9月17日
東京都美術館
(巡回)
2012年9月29日~2013年1月6日
神戸市博物館
真珠の少女がオマケとは?
しかも神戸市博に再来
ヤッター
文泉
望むらくはもう少しゆったりとしたスペースで
じっくりのんびり観たいところでしたが、
日本に居ながらにして観れることを思えば、
贅沢は言ってられませんね。