Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

コーティング完了

2006年05月06日 | ロッドビルド
リールシート部分のコーティングが終わりました。

1回目のコーティングで少し糸目が残っていたところにもコーティング液を盛り、表面の凸凹をならします。スレッドの端の部分、ブランクとの境目の部分も処理し、何とか綺麗に仕上がりました。

写真は、中央部分にプラスチックカバーを取り付けたものです。



さて、次の工程のことを考えています。

通常であれば、先にグリップ周りを完成させてから飾り巻き、ガイドラップと行くのですが、今回は投げ竿なので、まずフロントグリップがありません。リアグリップも、バットエンド(竿尻)のところを握り込むようにしたいだけで、EVAやコルクで長いグリップを作る必要はありません。

このバットエンドは、竿全体のバランスを見ながら、多分バランサーを仕込む必要があるので、工程の一番最後にもってこようと思っています。となると残るは飾り巻きとガイドラップですが、ガイドラップは、今回ガイドの数も少ないことですし、巻き始めると一気に終わってしまいそうです。ということはやはり飾り巻きを先にやっつけた方が良さそうな感じです。

これまで作ったロッドでは、飾り巻きはフロントグリップの前、バットガイドとの間に置いてきました。今回のロッドは、リールシートのすぐ上が継ぎ目になっているので、これまでのパターンで言えば、2ピース目の(太い方の)継ぎ目から少し上に飾り巻きを巻くのが順当です。



ですが、経験のある方にはお分かり頂けると思いますが、ブランクの端っこギリギリまで飾り巻きを巻くというのは、作業性が非常に悪いのです。本当は、インローの継ぎ目部分の補強にもなって、この2ピース目のお尻の部分に巻くのが一番良いのですが、もう少し考えてみたいと思っています。

あとは図柄です。今回はこれまで組んだどのロッドよりもブランクが太く、いつもの8軸シェブロンでは少し物足りない気がしています。これほどのブランクに巻くことはそれほど多くはないので、試しに少し複雑な図柄を巻いてみようかと思っています。

このところ、飾り巻きのパターンの本を見ながらあれこれ考えていますが、巻き方が複雑なものほど見栄えがするということでもなさそうで、出来るだけ簡単に巻けて、そこそこ見栄えがする巻き方にしたいと思っています。一体どんな仕上がりになるのでしょうか・・・。

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4 コメント

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飾り巻きの本 (海苔屋)
2006-05-06 13:14:28
継ぎ目ギリギリってのは難しいですよね。

特にインロー継の♀側ならなおさらですね。



で、私も飾り巻きのパターン本を探してるんですが、検索してもなかなか絞り込めなくて...

簡単に巻けて見栄えがする!これこそ飾り巻きの真髄かも
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そうなんです (魚花)
2006-05-06 17:26:26
ブランクを固定するのも難しいし、

どうしようかと悩んでます・・・。



本ですが、私のは "Custom Rod Thread Art"

という本です。随分以前に買ったんですが、

ずっと積ん読状態になっていました・・・
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アマゾンで発見 (海苔屋)
2006-05-06 21:36:34
早速にどうもです。

アマゾンで検索したらイギリスからの発送で19800円となってました。

どうやら稀少品のようで残り1冊らしいです。

これだけ出したら1本ロッドが組めてしまうと思うと、簡単には手が出せません。
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怪しいですね (魚花)
2006-05-06 22:17:00
Amazon、私も見てきました。けど、これは怪しいですね。

昔ロドさんとこの掲示板に書いたのを見てきたのですが、

私が買ったのはOutdoorGiftShop.comというサイトです。

いま思えば何とも怪しいサイトで買ったものだと思いますが・・・。



この本は、分かりやすいと思う人と分かりにくいと思う人が

はっきりすると思うんですが、試しにいくつかページの

コピーをお送りしてみましょうか?
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