フランク・ペーター・ツィンマーマン(vn.)とエンリコ・パーチェ(pf.)によるバッハのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会。
以前 NHK で放送されたライブ映像を観て以来、ずっとこの時を待っていた。
音がどこまでも透明なヴァイオリンと、粒がくっきり整ったピアノ。弦を擦る振動が自分の耳に直結する快感。
特にアンコールで演奏された異稿の Adagio 。
ピアニッシモで演奏が終わった後に続く静寂、たっぷり3秒。やがて弓を弦に置いたままのツィンマーマンがピアノのパーチェにそっと目をやりにっこり。
会場は名残りを惜しむ拍手の嵐。
帰り道。
その余韻に浸りながら向かったのは、池袋の BAR 夜警 。
お気に入りのバッハを聴きながら、いつも通りお互い自分がいかに家族に虐げられているかを話し、お互いに同情する。
すると突然、お祝いしましょう、と工藤さんからシャンパンが。先日のケーキに続き、嬉しいサプライズ再び。
今年の誕生日は何だか良いことが続いている気がする。それもこれもひとえに友だちに感謝。
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