![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/74/89badde6ef0acf8fe0dc89c0889ba234.jpg)
六本木にある国立新美術館に行ってきました。
今日(もう日付が変わって昨日ですが)月曜日は出勤だったのですが、GW中ということもあって電話も少なく、思った以上に仕事が早く片付いたので、15時でフレックス退社して行って来ました。
初めて行きましたが、六本木の喧騒とはほど遠い、ゆったりとした贅沢な空間が広がっています。建物も近代的で、美術館それ自体が巨大なオブジェのような感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/47/ed2eeabc0bb977e547a3bc41fd248f65.jpg)
お目当てのモディリアーニ展は(東京の美術館にしては)とても空いていて、1枚ずつゆっくり見ることが出来ました。
なかでも印象的だったのは、月並みではありますが女性の肖像画で、それも有名な水色で塗りつぶした目ではなく、きちんと瞳が描かれた絵の方が、私には印象的でした。それでは本当にモディリアーニを分かったことにはならないのかも知れませんが、それが現在の私の理解の限界であれば仕方ありません。
どう理屈を付けてみても、私の中では、鼻の稜線と片方の眉毛がつながったラインや、異様に長い首、極端に見えるなで肩、そして塗りつぶした目が、美しいとは思えませんでした。実は以前からそういう思いは少し持っていて、今回の展覧会でそれが何か分かるかなという期待があったのですが、残念ながらもう少し時間が掛かりそうです。
そんな私が今回の作品のなかで最も美しいと思った絵はこちら。「赤毛の若い娘」という題が付いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/6d/0fe7fdc472bef7b3e0b4b3f39efab9b8.jpg)
この絵も含めて今回は、これまで画集(正確に言えば、文泉堂のご主人から頂いた2つの画集)でしか見たことがない絵の実物をいくつも見れたのが一番の収穫でした。恐らく今は分からなくても、時間が経つにつれて見えてくるものもあるでしょう。いつもは買わない図録を買ったのもそのためですし、これで当分の間楽しめそうです。
モディリアーニ展
2008年3月26日~6月9日
国立新美術館
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