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Anthony Doerr の All the Light We Cannot See 読了。
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツによるフランス侵攻から、連合国軍のノルマンディー上陸作戦の頃。ドイツ軍兵士(少年)と盲目のフランス人少女の不思議な邂逅を描く。
いくつもの年代の出来事が飛び飛びに描かれるので、決して読みやすい本ではないのだが、何よりもまず文章が美しい。言わばよくできた短編集のような構成で、どこを切り取っても鮮やかな映像が目に浮かぶ。
昨年読んだ Donna Tartt の "The Goldfinch" と同様、長編小説の醍醐味を味わえる。(因みに二作ともピューリッツァー賞受賞作。)
Anthony Doerr,
All the Light We Cannot See
(Scribner)
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