読書三昧
2006年10月24日 | 本
久しぶりに、日がな一日読書をして過ごしました。
お天気も悪く外へ出るのも億劫ですし、釣り道具がなくなって広くなった部屋にこもって本を読んでいます。
今日読んだ本のひとつが、串田孫一(文)・叶内拓哉(写真)『鳥と花の贈り物』(暮しの手帖社)。もともとは一般企業の広報誌の巻頭に連載された短い随筆を一冊に纏めたものです。見開きの右手に随筆、左手に写真が載っているのですが、どれも写真と直接もしくは婉曲的に関連のある随筆ばかりで、想像力を掻き立てられます。
串田孫一は昔から好きな作家の一人です。どちらかと言うと小説や断想集はちょっと苦手で、もっぱら随筆・随想の方を好んで読んできました。無駄の無い文章と鋭い視点。それでいて読者に媚びることのない独特の文体。エッセイのお手本のような文章だと、個人的には思っています。
単行本を集めるようになったのはここ10年くらいでしょうか、断想集を除き、書店やAmazonで見かけるたびに新刊は揃えてきましたが、一方で98年頃に筑摩から出た選集(全6巻)も持っています。昔は人が編んだアンソロジーや選集は買わない主義でしたが、これも加齢によるものでしょうか、最近はあまり気にならなくなりました。
その選集を久しぶりに手に取って見ていると、学生の頃に読んで恐らく友人に献呈したのでしょう、今は手元にない単行本からのエッセイが見つかりました。読んでみると、全く忘れてしまっている文章もあれば見覚えのある部分もあります。早速今晩の夜伽にしようと埃を払っていたところです。
さて、明日は何を読みましょうか。本棚の前で思案は続きます。
お天気も悪く外へ出るのも億劫ですし、釣り道具がなくなって広くなった部屋にこもって本を読んでいます。
今日読んだ本のひとつが、串田孫一(文)・叶内拓哉(写真)『鳥と花の贈り物』(暮しの手帖社)。もともとは一般企業の広報誌の巻頭に連載された短い随筆を一冊に纏めたものです。見開きの右手に随筆、左手に写真が載っているのですが、どれも写真と直接もしくは婉曲的に関連のある随筆ばかりで、想像力を掻き立てられます。
串田孫一は昔から好きな作家の一人です。どちらかと言うと小説や断想集はちょっと苦手で、もっぱら随筆・随想の方を好んで読んできました。無駄の無い文章と鋭い視点。それでいて読者に媚びることのない独特の文体。エッセイのお手本のような文章だと、個人的には思っています。
単行本を集めるようになったのはここ10年くらいでしょうか、断想集を除き、書店やAmazonで見かけるたびに新刊は揃えてきましたが、一方で98年頃に筑摩から出た選集(全6巻)も持っています。昔は人が編んだアンソロジーや選集は買わない主義でしたが、これも加齢によるものでしょうか、最近はあまり気にならなくなりました。
その選集を久しぶりに手に取って見ていると、学生の頃に読んで恐らく友人に献呈したのでしょう、今は手元にない単行本からのエッセイが見つかりました。読んでみると、全く忘れてしまっている文章もあれば見覚えのある部分もあります。早速今晩の夜伽にしようと埃を払っていたところです。
さて、明日は何を読みましょうか。本棚の前で思案は続きます。
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