近くて遠い新宿。
何だかどこに行っても同じことを言っている気がするが、不思議と一度行った店や方角は無駄に覚えている口である。
この界隈は、一時期は来ると「麺通団」か焼肉の「もとやま」の二択。けれど、行き帰りにウロウロしている時から気になっていた店があった。「天府舫 (テンフファン)」というそのお店。見るからにディープな外観で、チラ見するたびに気後れしていたのだが、この日は美術館を出てちょうどお昼前。折しも近隣の勤め人らしき人たちがどんどん吸い込まれていくので、乗っかって入ってみた。
なかは想像通りのディープな空間。他の先輩方を見習ってランチ時は取り放題という水餃子をつまみながら待つことしばし、オーダーした担々麺がやって来た。
本場を知らず何が本当なのかは分からないが、胡麻よりも辣油が効いたあっさり麺。見た目ほどには辛くなく、風味や香り、何の出汁だろう、ベースにしっかりとした味がある。「辣椒漢(ラショウハン)」の香辣麺(シャンラーメン)や「雲林坊」の担々麺に近い感じ。
隣のお姉さま方が食べていた汁なしの担々麺や麻婆麺も相当気になったので、機会を作ってまたウロウロしに行きたいところ。
四川料理 天府舫(テンフファン)
新宿区西新宿7-4-9 1F
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