改めまして、被災地の皆様に御見舞申し上げます。
一日も早く復興なることを、微力ながらお祈り致しております。
魚花 拝
以下は、先週の地震の前に書き溜めていたものです。
先日初めて革細工のマネごとをしてみた時、ブログ仲間のたかさんから「大作をご希望でしたら、浅草の君塚商店がお勧めです。一頭分の革が、五千円程度で手に入りますよ~」というコメントを頂きました。
いきなり大作を作ろうという気は全くないのですが、その週末お天気が良かったこともあり、早速浅草まで行ってきました。
浅草駅で電車を下りて、地上に上がったところで方向を確認し、隅田川沿いを北上。色々なところから見えているので逆にこれまではあまり気にならなかったのですが、近くで見るとなるほど高いですね。
浅草駅のところを出てから15分くらいでしょうか、そろそろ近いかなと思った辺りでこの看板。
右に曲がって少し行ったところに、ありました。
実は浅草駅からこの方向に歩いて来たのは初めてでしたが、道々に革を扱う問屋さんがいくつも並んでいます。歩きながらなかを覗くと、まるで着物の反物のように革を巻いたのが棚にぎっしり。加えて、店頭のワゴンには無造作に端切れが並んでいて、なるほどこれはほとんど神保町の古書店と同じ雰囲気です。
目指す君塚商店も全く同じ装いです。ただ端切れは店頭には出ておらず、お店のドアを開けて恐る恐るなかへ。天井までぎっしり並ぶ革の巻きものに圧倒されていると、お店の方が優しく「気になるのがあったら広げてみますから言って下さいね。」
私は恐縮して「この間初めてマネごとをしただけで、当分は小物で練習したいだけなんです」と答えると、お店の方が「それならこの辺りに端切れがありますから、気に入ったのがあったらこちらの方がお得ですよ」と言って、お店の入口近くの、まるで傘立てかカレンダーのように革が無造作に巻かれて突っ込んである場所を教えて下さいました。端っこにマジックで書いてあるのがどうも値段のようですが、先日東急ハンズで買ったもの(下敷きサイズ)がアホらしくなるくらい、安いです。
ロッドビルドでもそうですが、作りたい物の目的やイメージが明確にあるほど、作業も楽しいし気に入ったものが作れるような気がします。この時も、いくつか作りたい物をイメージしながら、片っ端から端切れをチェック。ようやく、これはと思う2本を選んでお店の方に広げて見せて頂きました。
なるほど、まさに端切れ。しかし、紛うことない革の光沢と手触り。色も気に入りましたし、喜んで買って帰りました。お店の方が「折り皺になると良くないからね~」と言いながら2枚まとめて包み直し持たせてくれたのがこちら。
帰りの電車の中で色々な方向からかな~りの視線を感じましたが、心のなかは嬉しくてたまらないので、全く気になりません
中身はこちら。
どこの部位の、どんな加工がされて、ナニ革というのかはさっぱり分かりませんが、2枚とも一番長いところを測ると1メートル+α四方くらいでしょうか。勿論、端切れですから、きちんとした四角ではないのですが、私が作ろうとしている小物なら、何十個も取れそうです。
お店の方も「これで革の様子に馴染んで貰って、次はもっとこんなのが欲しいとか言って下されば、こちらも色々お勧めしますよ」と言って下さいました。私のような素人に小売りしたっていくらも利益は出ないでしょうに、それもお人柄でしょうね、商売っ気があるんだかないんだか、何だかほのぼのとした下町気質にあてられたような、そんな気分でした。
だって、この値段ですよ。
2枚合わせても先日東急ハンズで買った下敷きサイズ1枚より安いって、全くどんな流通・・・(以下略)
という訳で、これで心おきなく練習に励むことが出来るというもの
たかさん、ナイスな情報ありがとうございました。改めて御礼申し上げます
プロが相手の店がほとんどなのでしょう。
私はそもそもがド素人なのであまりに気になりませんし、
浅草橋のその店でもそんな風に感じたことはありませんが、
こればっかりは難しいですね・・・。
本当にショックが大きいですよね。
今の流通の仕組みからすると仕方ないのでしょうけど。
お店の方もほのぼのしていて、本当に良いお店でした。
情報ありがとうございました
店主ご夫妻のお人柄も、素敵ですよね。
その後、もうひとつの茶色い方を見つけ、これまた即バイト
浅草のこの通りは他にも同じようなお店がいくつか有って、
どこも店頭に端切れが安く出てました。
次作は、目下鋭意格闘中であります(笑)
しかし、間違いなく楽しいですね、これは
次の作品はどんな予定でしょうか?
楽しみですね。
私はユザワヤでハギレ買ってますが、こんなに安くはないです。これだけ大きければ、いろいろ作れそう(笑)
私も浅草の近くに寄ったら、いってみようかしら。