先週の週末、例によって録りためたテレビの番組を見ていたなかに、「平野公崇(まさたか)/バッハ・プロジェクト」という番組(NHK-BS)がありました。
この名前には聞き覚えがあって、実は以前一度コンサートにも行ったことがあります。その時はJ.S.バッハとその次男C.P.E.バッハの作品が中心だったと思いますが、完璧とも言えるそのテクニックと、どこまでも華やかな音色にとても感動した記憶があります。
その時はピアノの伴奏によるコンサートでしたが、今回の番組では小編成の弦楽合奏とチェンバロが一緒で、やはりバッハ父子の曲が演奏されています。それは何だか、ハンマーで頭をガツン!と1発やられた感じで、バッハの音楽がまるで違う角度から光が当てられたかのように生き生きと輝いています。
なかでも気に入ったのはC.P.E.バッハの「シンフォニア」、その第1楽章のアレグロ。3度の音程で階段状に下がってくるメロディーがきらきらと輝いて、耳について離れません。多分私はサックスの音色が好きなのでしょう、特にこのアレグロのメロディーを聴いていると、朝から何だか元気が出てくるような気がします。
ニコニコ動画にアップされていましたので、よろしかったら一度お聞き下さい。
平野公崇/シンフォニア~C.P.E.バッハ作品集
早速AmazonでCDのご購入と相成りました。他にも、有名な「ラ・フォリア」の主題による変奏曲も聞きごたえがあります。
シンフォニア~C.P.E.バッハ作品集
平野公崇(ソプラノサキソフォン)
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