クリストファー・ブッシュの The Perfect Murder Case(1929年)読了(邦題『完全殺人事件』)。
ある朝、ロンドンの新聞社と警察にマリウスと名乗る男から一通の手紙。「私はこれから人を殺す。」
さらに日時や場所まで予告する手紙が続く。やがてその通りに殺人事件が起こり、被害者のポケットからは "The Perfect Murder" と題された封筒が見つかる。
「捕まえられるものなら捕まえてみろ。」あざ笑う犯人。まず疑われたのは被害者の4人の甥だが、そのいずれにも完璧なアリバイが存在する。果たして真犯人は・・・?
アリバイ崩しの古典的名作、と聞いてはいたが、彫琢が過ぎて途中がやや冗長。それだけに、待ちに待ったラストのスピード感は際立つ(それが狙いか??)。
そろそろこの時代に飽きてきた気もしつつ、もう少し続けます。
Christopher Bush,
The Perfect Murder Case
(Kindle)
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