仕事の関係で海外のいくつかの国に行きましたが、その中で最も美しい街はどこかと聞かれたら、私は迷わず「パリ」と答えます。
どこがどうということではなく、ともかく街並み全てが美しい。圧倒的にそう思わせる美しさが整っています。私はパリの中心部のごく一部しか知りませんが、行くたびにその実感を強くしました。海外に行ったことのない家人を連れて、またいつの日か訪れてみたいと思っているのですが、どうやらそれは随分と先になりそうです。
パリの想い出はいくつもありますが、やはり外せないのはその料理。それも、お偉いさんに付いて行って食べた高級レストランのそれではなく、裏町の、外国人など1人も来ないようなビストロの料理が印象に残っています。ざっかけない、と言ってしまえば少し極端ですが、地元の人が仕事帰りにワインを1杯やりながら食事をするような、フランス料理版の定食屋のような感じでしょうか。だから料理が不味いかと言えばその逆で、安くて旨いを地で行くような、それでいて外国人の私から見れば立派なフランス料理。いま思い出してもため息が出ます。
ところが・・・東京というのは便利なところでして、そのパリから抜け出してきたようなビストロがいくつもあります。今週はその一つ、九段下にあるLe Petit Tonneau(ル・プティ・トノー)に行って来ました。
この店はもともと、仕事で知り合ったフランス人の友人が教えてくれた店で、これまで何度行ったか分かりませんが、行くたびにパリのビストロを思い出します。予約の電話を入れるとたまに日本語が通じにくい(スタッフに外国人が多いため)ことがあるのもご愛嬌で、店はいつもあっという間に満席。日本人だけでなく外国人にも人気のお店です。
料理はお得なコースになっていて、冷たいオードブル、温かいオードブル、メイン、デザートを選ぶようになっています。私がオーダーしたのは、まずホタテのカルパッチョ。
続いて、エスカルゴのブルゴーニュ風。バジルたっぷりの香ばしい香り。
メインは、牛ハラミ肉のステーキ、赤ワインソース。カリカリのフレンチフライが山のように添えられています。
デザートはお気に入りのチョコレートムースを注文したのですが、写真を撮るよりも前に食べてしまったので、写真はこれで終わりです。
久々にパリの雰囲気を思い出しながら、友人と楽しい時間を過ごすことが出来ました。同行の友人はこの店は初めてだったのですが、すっかりお気に入りの様子。心もお腹も満足の一夜でした。
Le Petit Tonneau(ル・プティ・トノー)
千代田区九段北1-10-2 九段アークビル1F
(03)3239-6440
http://www.petitonneau.com/main/map/map_kudan.html
こんな店が職場の近くにあったら、もっと通っちゃうだろうなぁ・・・あな羨まし
外国人のスタッフもたいていは日本語が通じますからご安心を(笑)
絶対、絶対、行ってみようっと!!
フランス語、勉強しなくっちゃ!
アザブジュバーン♪
ナガジュバーン♪♪(笑)