南アフリカ出身、J. M. クッツェーの Life & Times of Michael K (邦題 『マイケル・K』)読了。
この本が出版されたのは1983年。その年のブッカー賞受賞作。
内線下の南アフリカを舞台に、一人の男の Life & Times を描く。
多分に寓話的な小説ということは分かっても、個人的にはどうも苦手な部類。
当時の検閲をかわすためという事情もあったようだが、結局ピントがズレたまま読み終わってしまった気がする。
そんな風に、どういう風にも読めるのが名作という意見も分かりはするが、ここまで読み手に委ねられても・・・という気がしてならない。
それくらい不思議な小説。
J. M. Coetzee,
Life & Times of Michael K
(Penguin Books)
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