以前新聞か何かで読んでタイトルを覚えていたのですが、たまたま店頭で見つけたので買って来ました。
本に関してはあまり衝動買いをする方ではないのですが、この本は、たくさんの写真を眺めているだけでも楽しいかなと思い、さっと買ってしまいました。著者は、福岡県の海の中道にある水族館の館長さんで、1魚種につき1話、新聞に連載された短文を纏めたものです。
取り上げられている魚は150種。イシガキダイが高座に上がっている表紙のイラストからも分かりますが、話にひとつひとつ軽いオチが付いていて、なかなか楽しい文章です。子供でも読みやすくという配慮からでしょう、文芸家のようなお堅い文章は敢えて取らず、誰でも読みやすい書き方になっています。勿論、お魚ひとつひとつの写真が載っていて、それを眺めているだけでも時間を忘れてしまいます。
世は新書ブームとかで、雑多な知識を寄せ集めただけの、作りが粗く薄っぺらな本も多いですが、これはそんな本とは違った真面目な本です。既に知っていることもたくさん出てきますが、知らないこともたくさんあります。子供の頃こういう本が手元にあれば、もっと違った大人になっていたかも、という気がします。
(高田浩二著『魚のつぶやき』東海大学出版会 2,800円)
本に関してはあまり衝動買いをする方ではないのですが、この本は、たくさんの写真を眺めているだけでも楽しいかなと思い、さっと買ってしまいました。著者は、福岡県の海の中道にある水族館の館長さんで、1魚種につき1話、新聞に連載された短文を纏めたものです。
取り上げられている魚は150種。イシガキダイが高座に上がっている表紙のイラストからも分かりますが、話にひとつひとつ軽いオチが付いていて、なかなか楽しい文章です。子供でも読みやすくという配慮からでしょう、文芸家のようなお堅い文章は敢えて取らず、誰でも読みやすい書き方になっています。勿論、お魚ひとつひとつの写真が載っていて、それを眺めているだけでも時間を忘れてしまいます。
世は新書ブームとかで、雑多な知識を寄せ集めただけの、作りが粗く薄っぺらな本も多いですが、これはそんな本とは違った真面目な本です。既に知っていることもたくさん出てきますが、知らないこともたくさんあります。子供の頃こういう本が手元にあれば、もっと違った大人になっていたかも、という気がします。
(高田浩二著『魚のつぶやき』東海大学出版会 2,800円)
私の拙著名で検索したところ、このブログにヒットしました。過分なるお褒めの言葉をいただきうれしい限りです。今、朝日新聞で連載第三弾「居酒屋の魚類学」を継続しています。もし、九州に在住であられましたら、水曜日の夕刊か木曜日の朝刊に掲載されています。こちらもお楽しみ下さい。
これからも魚たちのことをよろしくお願いします。
初めまして、魚花と申します。この度はご訪問ありがとうございます。まさか著者ご本人のお目に留まるとは思ってもおらず、恐縮しております。
記事にも書かせて頂きました通り、本当に楽しく読ませて頂きました。私は以前北九州に住んでいたことがあり、海の中道はよくドライブがてら公園や水族館に行ったものです。
今は東京に住んでおりますので、残念ながら現在の連載を拝見することは出来ないのですが、また単行本になるのを楽しみにしております。コメントありがとうございました。
私のブログ「水族館長のつぶやき」にもトラックバックをいただきありがとうぎざいます。
魚花さんのブログ、これからも時々訪問させていただきます。
福岡へおいでの際は、水族館へぜひお立ち寄りください。お待ちしています。
取り急ぎお礼まで。
ブログを発見したので、トラックバックを送らせて頂きました。これからもちょくちょく覗かせて頂きますので、よろしくお願い致します。