Sherman Alexie の The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian 読了。
インディアン居留区に住むアーノルド(14歳)は、学校で Mr. Pという先生に出合う。
彼は家でテレビを見ていて授業に来るのを忘れてしまうようなトボけた先生なのだが、ある出来事をきっかけにアーノルドはこの P先生の告白を聞く。そしてそれがきっかけで、アーノルドは居留区の外の白人の子供ばかりが通う学校に一人転校する決意をする。
最初は文字通り独りぼっちだったアーノルドだが、次第に友だちや仲間ができ、バスケットの代表選手になる。居留区の幼馴染でかつての親友とのマッチアップで負傷したアーノルドに、コーチがこう言う。
"The quality of a man's life is in direct proportion to his commitment to excellence, regardless of his chosen field of endeavor. It's perfect for you. I've never met anybody as committed as you."
この作品。恐らくほぼ著者の実体験というか自伝的なものなのだろう。ストーリーは力強く、時に哀しく、そして胸を打つ。途中で何度泣きそうになったか分からない。素晴らしい一冊。
ところどころ挿入された漫画がまた笑える。P先生なんてこんな感じ。
Sherman Alexie,
The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian
( Little, Brown Books)
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