5/18 投げ釣り

まだ浜からのキスは少し早いかなぁと思いつつ、ちょっと様子見に行って来ました。

本当は秋口まで少し身辺がバタつきそうなので釣りには行けないと思っていたのですが、「釣りに行けない」オーラを分泌しまくっていた私を可哀想に思ったのか、珍しく家人が

「ドライブがてら一緒に行ってみようかな」

てなことを言うものですから、お言葉に甘えて出掛けて来ました。行き先は内房で唯一の行きつけの浜。一昨年の夏にキス釣りに行って以来です。

ですが、残念ながらまだ本格シーズンとは言えないのか、釣果はさっぱりダメでした。（それは冒頭から魚の写真が無いことからご想像頂けますよねぇ・・・）

私の家からそこの浜まではアクアライン経由で片道２時間。アクアラインを通るのが初めての家人のために、海ほたるで展望デッキに出てみたり、落花生ソフトクリームを食べたり、ほとんどプチ観光状態。帰りは夕方の渋滞に引っ掛かりたくなかったので、釣りをしたのは午前中の正味３時間だけでした。

前回とは違い今回は最初から20号の天秤を付けてフルキャストしまくりましたが、どうやらきちんと投げると５色（１色は25ｍ）は飛ぶようで、ちょうどその５色から４色の変わり目の辺りで何度かアタリがありました。ですがそれがとても小さいアタリで、全くと言っていいほど乗りません。今日使っているのは高弾性グラファイト100%のパキパキロッドですが、どうもティップの食い込みが足りないのか、アタリを弾いてしまうような感覚です。



おまけにその周りにはフグが居るようで、何度となくアタリと同時にハリスを切られる始末。それをかわそうと仕掛けを巻くスピードを上げたり、少し置き竿にしてみたりと色々やってみましたが、今日は完敗。全くいいところがありませんでした。

何だか釣れない時はいつも同じことを言うようですが、それでも海の風に吹かれながら波の音を聞き、対岸はるか彼方に霞む三浦半島を眺めつつ肩が抜けそうになるくらいフルキャストをするのは心地良かったですし、いい気分転換になりました。



ロッドについては、実はほぼ同じスペック（長さは13'6"）でティップだけがUMグラスになったブランクをもう１本持っています。今日やってみて、こういう時期のアタリの小さなキスを狙うには、食い込みのいいグラスのティップも良かろうなぁと感じました。今後また暇を見て組んでみたいと思っています。

　　　　

ここから先はあまりにも恥ずかしいので、書くのをやめようか実は迷っていますが、実はキスは１尾だけ釣れました。釣れはしたのですが、それは「キス」と言うより、同行の家人に言わせれば「ワカサギ」サイズの12cm。ハリをしっかり飲み込んでしまっていたのでやむなくキープしました。



それでも釣れると嬉しい、釣り人の卑しい性。
今晩大事に、美味しく頂こうと思っています。