カワハギに行ってきました。
関東地方では昨日「春一番」が吹き、その余波で朝まで結構な風が吹いていました。ただ天気予報では時間とともに回復するとのことでしたので、出船は多分大丈夫だろうと踏んで、決行することにしました。
今日ご一緒したのは、必殺殺気隠し釣法のI先輩と、1シーズン目ながら既にカワハギ地獄に浸りきっているY先輩。それから前回1月の釣行でカワハギデビューしたばかりのTさん。さらに、悪い先輩たちにそそのかされて今回初挑戦のF君。魚花を入れて総勢5名です。
事前に釣り座を予約して行ったのですが、船宿に着くと他のお客さんも来ていますし、出船はまず間違いなさそうです
但し、その方たちはさっさと別の船に乗り込んでしまい、残ったカワハギ船はと言うと、私たち5名分以外の釣り座がずっと空いたままになっています。まさかとは思いましたが、結局カワハギ船の出船時間までに他のお客さんは現れず、期せずして私たち5名だけでの出港となりました。何だかキツネにつままれたような気分でしたが、間違いなく私たち5名だけ、いわゆる仕立て状態。船長からよく見えるようにと、胴の間の前寄りに左に2人、右に3人と分かれて座ります。
出港するとかなり風を感じますが、空気は澄んで富士山が綺麗に見えています。
沖に行くと、まだまだ風は強いですが、不思議と波は穏やかです。風のせいか水面は多少波立っていますが、前回のようなうねりはありません。時間が経つにつれて風は治まり、お昼頃にはほぼベタ凪状態。コンディションとしては絶好のカワハギ日和でした。
沖に着いてほどなく船中1尾目を釣り上げたのは、今回がカワハギ初挑戦のF君。恐らく無我夢中だったと思いますが、落ちついて取り込んで破顔一笑 さらにその後、特大の25センチを釣り上げ、めでたくカワハギ地獄への編入が決定
そしてもう1人の主役がTさん。今回の第2回目の釣行に際しマイロッドを調達した他、各種情報によるシミュレーションを重ねた成果で、コンスタントに枚数を重ねて行きます。終わってみれば、特大の26センチを含む圧巻の14枚で、堂々本日の竿頭
初挑戦のF君も最後まで頑張って、見事6枚ゲット
残りの3人は揃って8枚ずつ 数的には決して最高の出来ではありませんでしたが、型は割と揃っていて、F君とY先輩がそれぞれ25センチを釣り上げるなど、終始笑いの絶えない楽しい釣行でした。
今日はどうやら今年カワハギを始めた3人のための感謝デー(地獄行き確定デーとも言う )だったようで、I先輩も私も20センチオーバーを何枚か上げましたが、この3人の釣果の前では全くかすんでしまいw(以下略)
一応貼っておきます、魚花本日の最大魚、23センチ。
さて今日は珍しい魚に出会いました。と言っても、私が知らなかっただけなのかも知れないのですが、底付近でグッと重量感のある引きが来たと思ったら、巻き上げている途中の鋭い突っ込みがなく、明らかにカワハギではありません。竹竿はこれまで見たことないほど曲がっていて、ようやく水面まで上げたと思ったら、曲がり過ぎていて魚を抜き上げることが出来ません。
テンションが抜けないように注意しながら、リーダーを持ってえいこらさっと取り込んだのがこちら。
水面に浮かんだ時の口元の形からハタ類かな?とは思ったのですが、船長が図鑑で調べてくれたところ「イヤゴハタ」という魚だそうです。大きさは35センチ。
この面構えはまさにハタ族。
その時船長も調べて同じことを言ってくれたのですが、家に帰って改めて調べてみると(例えばこちら)、市場にはあまり出まわらない、けれどなかなか美味しい魚のようです。
今日は帰りの道が非常に混んでいて晩御飯には間に合わなかったのですが、とりあえず捌いて冷蔵庫で寝かせています。少し驚いたのは、いつもの小出刃ではちょっと手に余るので、最近あまり使っていなかった5寸出刃を使ったのですが、身にめちゃくちゃ脂が乗っていて、出刃が動かなくなるほどです。冷蔵庫で冷えすぎないように寝かせて、明日の夜お刺身で食べようと思っています。
今シーズン、ひょっとしたらこれが最後のカワハギ釣行になるかも知れませんが、素晴らしいお天気と素晴らしい仲間に恵まれて、とても充実した1日でした。今回は残念ながらご一緒出来なかったO先輩も含め、次回また早々に企画したいと思っています。
同船の皆さん、お疲れさまでした。同時に、楽しい釣行をありがとうございました。
近いうちにまたご一緒しましょう
確かにハタの面構え。
カワハギ仕掛けにはハタ迷惑?w
今夜の食卓であまりの美味さに放心し、
落ちそうな頬っぺを叩かれてハタと我に返って下さいw
あんまり喜ぶもんじゃないのかも知れませんが、
上げた時、口の中で胃袋が反転していてリリースは
無理そうだったので、美味しく頂くことに
今日の晩御飯が楽しみです