新調

・・・と言っても、リールやロッドではありません。新調したのは眼鏡です。

私の眼鏡との付き合いはもう30年近くになりますが、一度作ると結構な年数使い続けるので、今までの眼鏡を指折り数えることが出来るような気がします。中学・高校というと誰もが格好にこだわる時期なのでしょうが、私の場合、学校の校則（拘束とも言う）が厳しく休日も制服制帽を強いられていましたので、気付けば服装やお洒落とは全く無縁の人間が出来上がってしまいました。今にして思えば何とも真面目なもんだと笑えますが、それ以来お洒落するのはどうも苦手です。

眼鏡に関してもそうで、色々と流行廃りはあるのでしょうが、そんなものとは全く無縁で、大抵は壊れるまで同じ眼鏡を使い続けていました。ところが今回は珍しく、まだ使える眼鏡をやめて、新しいのを作ろうという気になりました。その理由は、買い物ついでに立ち寄った眼鏡屋で何気なくフレームを見てみると、自分の掛けているものと同じようなタイプのフレームがどこにもなく、あってもそれは年配の方用のもの（遠近両用とか・・・）に限られる、ということに少なからずショックを受けたからです。

当たり前のことなのですが、フレームにも流行というのがあるのですね。今はどれもレンズ枠が小さく、細身になっています。そんなことに全く気付かなかった自分が何だか妙に時代遅れのような気がして、いや時代遅れでも良いことは良いのですが、この歳になってあまり外見を気にしないのもいかんぞと思った次第です。

という訳で家人を連れて眼鏡屋を再訪し、フレーム選びに小1時間。私は眼鏡を外すと手鏡に顔を張り付けないと何も見えませんから、自分の好みや意志は全く関係ありません（もとよりあまりはっきりした好みもありませんから）、あくまでも家人の意見に基づいてフレームが選別されていきます。ようやく決まったのが写真、Ray Banの8562というフレームです。

近視と乱視が入り混じった私の目に合うレンズの在庫がなく、出来上がりは今日になりました。会社の帰りに取ってきたのですが、これまでの老眼鏡もどきの大きなレンズに比べると視界が狭く、エスカレーターに乗るにも首を大きく前に傾げる始末。慣れるのに少し時間が掛かりそうです。

因みに子供たちの反応は上々で、これまでの眼鏡よりも顔がすっきりと見えるそうです。さて明日、会社の連中は眼鏡が替わったことに気付くのでしょうか？誰かが気付くまで黙っておこうと思っていますが、しかし誰も気付いてくれないと悲しいなぁ・・・。

もっとも、職場の女の子が髪型を変えても一向に気付かない私に、こんなことを言う資格はないのですが・・・。