Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

UFMウエダ/スーパーパルサー CSⅡ-60L/C(リビルド)

2015年04月01日 | ロッドビルド

タイトルとは違うが、先に別件。

ティップが折れてグラファイト・ソリッドを継いだキス竿が無事完成。




前回はティップ部分は手抜きして白のスレッド一色だったのだが、ブルー+マットシルバーで統一。



グラファイトのソリッドを継いだ部分は、見てくれがいささかやぼったいが、端面をきっちり塗りたかったのでこんな具合。




                    

さて、今日の本題。

今は亡き UFMウエダのスーパーパルサー。一昨年の12月に中古品を手に入れ、リビルドしようとパーツだけは揃えていたのだが、ようやく重い腰をあげる。



長さは6フィート。ルアー負荷は5~15グラムとあるが、ブランク自体にハリと粘りがあり、少し大きめのプラグやミノーもかっ飛びそう。

まずは完全にバラす。年代物のYSGを外し、スレッド跡もアクリル定規を使って綺麗にする。





コルクグリップはプライヤーでリング単位にちぎっておく。



さて、ここからが仕上げ。

アンサンドのブランクは「質実剛健」という感じがして個人的には大好きなのだが、今回のロッドはいかんせん中古品。どこにどんな疵が隠れているか分からないので、ガイドを巻いていたスレッドを外した跡を綺麗にするついでに、全体にゆっくりペーパーがけをする。



幸いエポキシ表面上のクラックや疵以外、ブランクには全くダメージは見当たらず、ひと安心。

因みにこの状態で重さは31グラム。



使うパーツは既に調達済。写真左側がもともと付いていたパーツ、そして右側が新しいパーツ。



リールシートはREC、ガイドは SiC の KL ガイド。グリップは勿論コルク。

できれば元のスーパーパルサーの雰囲気を残したままリビルドして仕上げたいのだが、ブランクの色、スレッドの色、それぞれに悩ましいところ・・・。

もう少し(楽しみながら)悩みます

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2 コメント

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ガジェット (りょうきち)
2015-04-04 14:49:37
取り外したパーツ、新しいパーツ、
眺めているだけでわくわくしますね。

> もう少し(楽しみながら)悩みます

非常にうらやましい感じです(笑)
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りょうきちさん (魚花)
2015-04-04 15:32:26
市販のロッドをこんな風に丸裸にしてリビルドするのは実は初めてなんですが、
パーツの取り付け方やガイドの巻き方など、参考になってとても面白いです。

なるべく元の雰囲気を(残すことはできないので)再現したいと思っているのですが、
スレッドのカラーも特注なのでしょう、全く同じ色は無理としても、どうなりますことやら・・・
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