恥ずかしながら私は、スピニングリールの正しい歴史を今まで殆ど何も知らなかったのだと白状せざるを得ません。
奥付を拝見すると著者はアマチュアのコレクターですが、本書に掲載されているアンティークリールのコレクションを見ると、とてもアマチュアの余技とは思えません。またその写真がいずれも素晴らしく、ページを捲っているだけで時間を忘れます。
この本を読むと、いま自分が使っているスピニングリールに、たとえそれが廉価版の普及品であろうと、そこに込められた人知の結晶、背負ってきた革新の歴史を感じます。これからは徒や疎かにリールを扱えなくなってしまった気分です。
なぜスピニングリールが今のようなスピニングリールになったのか、この本を読むとその歴史がよく分かります。筆者はこの本の序で「大河ドラマ風スピニングリール物語」を目指したと書いてありますが、それは決して誇張ではなく、見事に成功していると思います。
何だか私も(たとえ今は大半が中国製となってしまっているとは言え)ミッチェルやアブのカーディナルを一つくらいは手にしたいと思ってしまいました。この本はそのくらい、スピニングリールに対する愛情に溢れています。究めるならここまで究めてしまいたいと思わせる、これはある意味、男のロマンですかね。オススメです。
國吉昌秀『ベールアームは世界を回る』(つり人社)
釣りファンでスピニングリール愛用者なのですが
リールの歴史は全然知りませんでした・・・。
私のような無知な者にとってはとても面白かったです。
スピニングリールがますます好きになること請け合いです。
本に関して素人の父が毎日パソコンに向かって不慣れな手つきでパチパチ原稿を打っていた様子を傍で見ていたので、こんなに褒めて頂いて、きっと喜ぶと思います!
こちらのブログのURL,父に送りらせていただきたいと思います☆
本当にありがとうございます☆
ご訪問&コメントありがとうございます。
この本は、単なる道具好きの範疇を超えて、
リールに対する深い愛情に満ち溢れています。
文中にも書きましたが、男のロマン、ですね。
本当によい本に出会ったと感謝しています。
お父さまには何卒よろしくお伝え下さい。
先ほど電話で魚花さんのブログの記事を読んで聞かせましたらものすごく喜んでいました!
本当に、男のロマンなんでしょうね☆
喜んで頂けてこちらも嬉しいです。
この本はこれからも折に触れて読むことが多いでしょう。
大切にしていきたいと思います