コーティング剤

この時期、割と気を遣うのがコーティング剤の扱いです。これはロッドビルドをする人なら誰しも同じ悩みだと思いますが、気温が下がりすぎても湿度が高すぎてもご機嫌がよろしくありません。何度やっても緊張します。

実はバスロッドと並行して、先に組んだバンブーのフェルールのところの補修をやっているのですが、一昨日コーティング剤を調合していて、「おや？」と少し違和感を感じました。どうやら寿命が来た感じです。

私のように年に数本しか組まない場合、４オンスのコーティング剤を買ってもボトルのだいたい半分も使えば良い方で、その頃になるとだいたい寿命が来るようです。まぁ、コーティング剤の寿命というのはそれがボトルに詰められた時点からが勝負ですので、寿命がいつ来るかはまさに「神のみぞ知る」。今回もちょうどそのタイミングが来たようです。ここでケチって古いまま使うととんでもないことになるので、潔く新しいのを注文することにしました。

ところが・・・。

いつものようにMud Holeのサイトを覗いてみると、どうしたことかこのコーティング剤（アフコート）の取り扱いがなくなっています。扱いやすくて気に入っていたのですが、仕方がないので他のコーティング剤を試してみることにしました。それがこちら、Lamar社のTread Masterです。

（画像はMud Holeから借りてきました）

このコーティング剤は既にGamulchiさんやスイッチョンさんが試されていて、私も機会があれば試してみたいと思っていました。加えて、アメリカのロッドビルド関係のForum（掲示板）で、アフコートと並んで評判が良いことも目にしていたので、いよいよ自分の目で確かめてみたいと思ったのでした。

ちょうど今週から来週の作業はガイドセッティングの確認とせいぜいガイドラップの下巻きですから、ぼちぼち作業している間に届くでしょう。初めてのコーティング剤を人様のロッドに使うのは若干心苦しいのですが、発売からだいぶ日も経ち、エキスパートの方々の評判も良いようですし、古いアフコートを使うよりは失敗のリスクは小さいと踏みました。

使い心地については後日きっちり確認して、このブログにアップしたいと思います。