明けて3日の日曜日。
翌日の朝には京都を発つ予定なので、フルで一日過ごせるのはこの日だけ。
朝は少しゆっくりし、まずは蹴上へ。疏水のほとり、煉瓦作りのアーチをくぐると、そこはもう南禅寺。
その塔頭のひとつ、金地院。入口で「これからちょうど特別拝観のツアーが始まりますけど、どうしますか?」と聞かれたが、目的は庭なのでそれは遠慮し、池のほとりをぐるっと大きくまわる。
まわっているだけなのに、まるで深い森のなかを通り抜けたかのような錯覚に陥る。
そして、鶴亀の庭の前で。
この時、恐らく他のお客さんはみな特別拝観のツアーに行ったのだろう、人は誰も来ず、二人無言でしばし休憩。
金地院を出て南禅寺に入ると、さすがにここは人が多い。山門をくぐり、
左手に抜けて、観光客が行列している奥丹の前を通り、永観堂へ。ここも紅葉はまだまだ先。
この日の天気は午後から雨予報。それまでの間に絶対に歩きたかったのがここ、哲学の道。
ところどころの紅葉を拾いながら、
やがて懐かしい下宿先。昔とちっとも変ってないなぁ。
そのままぶらぶらと歩き、
ふと目についた甘味処、「五建外良屋(ういろ)」。
こんなところに店があるとはこれまで全く知らなかったが、さすがは五建、わらび餅も水無月も抜群。
五建を出てさらに北に向かい、少ししてから山側へ。
法然院。
お酒は飲んでませんからねぇ。
庭をぐるっとひとまわり。昔も今も、ここは別世界。
法然院から坂を下り、そろそろお腹がすいてきたなぁというタイミングで、
「確かここ曲がるとあるはずだよ」
銀閣寺道の「名代おめん」。たまたま私たちは1組待ちで入れたが、出る頃には店の外まで長蛇の列。相変わらずの人気店。
うどんの「御麺」が訛って「おめん」となったらしいが、柚子の香りに包まれたつやつやのうどんを
薬味を入れたつゆにつけて食べる。
少し味を変えたい時はこれ。
天ぷらも添えて、
あー美味い。変わってないなぁ。
来る時から「どこかで蕎麦かうどんは食べたいね」と話していたのだが、結局はここに来いということだったのだと気付く。
この辺りからやたらと人が増えてきたことに恐れをなし、銀閣寺の参道だけは歩き、
下りる途中で買い食いし、
そのまま哲学の道の終点へ。
ここから次の目的地に向かおうとタクシーに乗った途端、百万遍の手前辺りで雨が降り出す。
なかなかナイスなタイミング
<その4へ続く>
確か金地院には等伯の水墨の障壁画が
あったはずです。
法然院の須弥壇上の花花はいかがでしたか?
いわゆる哲学の道は様変わりのため、
ご無沙汰しています。
その4は北白川周辺のラーメン激戦区ではなく、
慈照寺の書院でもなく、
橋本関雪の作品かな?
文泉
ガイド付きでまわるのは性に合わないことから、今回はパスです。
法然院もお庭だけ。
予め申し上げておきますが、その4もそんな文化的なものはなく、
食べ物の話ばかりです
いやー、下手なガイドブックに頼るより、
断然素晴らしい内容ですな。。。
五建外良屋の水無月って、紫陽花的なビジュアルだからかね?
禅寺だったので朝は本堂で座禅・・・
・・・と意気込んだが、3日で脱落
むかし行ったことがあるところをまわっきた
だけなんだけどね・・・それでも十分懐かしい。
水無月って、6月に食べると悪疫や災難を防ぐ」
んだってさ(五建外良屋HPより)