モーツァルトのオペラ「魔笛」、初ブルーレイです。
ブルーレイというのが一体どういう構造と理屈の代物なのか全く知らずにブルーレイ・レコーダーを買い、どうせならそれらしいものをと買ったのがこのディスク。
再生して、驚きました。
これまで私が昔の映画のDVDばかり観ていたから余計にそう感じるのかも知れませんが、圧倒的に映像が綺麗です。このディスクは英国ロイヤルオペラのコヴェント・ガーデンでのライブ映像ですが、オペラハウスの中で当然のことながら人工の光しかないにもかかわらず、その煌めきはまるで手に取るような美しさ。
実際のコンサートホールで観るのとは違い、歌っているソリストが次々と画面にアップになるのですが、遠距離から撮っているに違いないそのアップの映像がどこまでも美しく、まるですぐ間近で観ているような透明感があります。
特にこのジャケットの映像にもありますが、
夜の女王の有名なアリア(「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」)の場面は、超絶的な高音を強弱自在に操りながら、ザラストロへの憎しみに怒り狂う夜の女王の表情がよく見れて、まさに鳥肌モノ。この休み中、繰り返し何度も観ていますが、観るたびにため息が出ます。(歌っているのはソプラノのDiana Damrau。)
ブルーレイで出ているオペラはまだまだ少ないようですが、これから少しずつ探して他のオペラも観てみたいと思います。
Mozart: Die Zauberflote (The Magic Flute) [Blu-ray]
ご参考に、YouTubeにアップされている動画を貼っておきます。アリアが始まるのは2分10秒辺りです。
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