Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

コーネル・ウールリッチ/The Bride Wore Black

2018年03月01日 | 

コーネル・ウールリッチの The Bride Wore Black(1940年)読了(邦題『黒衣の花嫁』)。

ひとりの女がどこからともなく姿を現し、どこへともなく姿を消す。その後には男の死体。そんな事件が4件も続く。どうやら女は同一人物で、顔も見られているのだが、その行方は杳として知れない。果たしてその動機は?被害者との関係は・・・?

初めて読んだウールリッチ(1903~1968年、アメリカ)。映画や芝居のような場面の切り替えと、同時代のハードボイルド小説にも似た簡潔で無駄のない文体。ラストのどんでん返しは圧巻で、それがゆえに結末の哀しさがより一層際立つ。

ウールリッチ、もう1作行きます。

Cornell Woolrich,
The Bride Wore Black
(Kindle)

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