コーネル・ウールリッチの The Bride Wore Black(1940年)読了(邦題『黒衣の花嫁』)。
ひとりの女がどこからともなく姿を現し、どこへともなく姿を消す。その後には男の死体。そんな事件が4件も続く。どうやら女は同一人物で、顔も見られているのだが、その行方は杳として知れない。果たしてその動機は?被害者との関係は・・・?
初めて読んだウールリッチ(1903~1968年、アメリカ)。映画や芝居のような場面の切り替えと、同時代のハードボイルド小説にも似た簡潔で無駄のない文体。ラストのどんでん返しは圧巻で、それがゆえに結末の哀しさがより一層際立つ。
ウールリッチ、もう1作行きます。
Cornell Woolrich,
The Bride Wore Black
(Kindle)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます