先日来お騒がせしておりましたアンタレスのリールフットの長さですが、皆さんからの情報でほぼ62mmと踏んで間違いないだろうと思っていた矢先、持主のドン・ホセ君から連絡があり、正確には65mmだということが分かりました。
手持ちの62mmでも数ミリの余裕を持ってリールをホールドすることが出来ることは確認していたので、それが65mmとはmuch better。心おきなくリールシートを接着することが出来ました。
ACSのブランクタッチ部分ですが、一番小さい内径9.5mmでこのブランクにぴったりで、触ってみても段差も気にならず、いい感じです。このところThread MasterのUltimate Epoxyを使っていますが、気温が低いせいもあるのでしょうか、粘度が高く、ACSの内周に折角切ってある溝にうまく流し込むことが出来ません。こういう時にはFlexcoatのG4に分がありますね。ただ、今回は前述の通りACSの内径とブランクの外径の差が1mmあるかないかでしたから、かさ上げもコアテープ1周のみで、全長にわたってほぼ均等にエポキシが回ったと思います。
ところで、先日スレッドコーティング用のエポキシを替える話をしていましたが、今週無事に届きました。
いつも不思議に思うのですが、エポキシの分量(大きさ)が単位オンスで表示されていますが、それがResinとHardenerそれぞれの分量なのか、2本合わせての分量なのか、ホームページ上ではとっても分かりにくいと思うのですが、私の見方が悪いのでしょうか?私が買ったのは一番小さい4オンスですが、来たのを見ると想像以上に小さくて、つまり片方が2オンス、合わせて4オンスということでした。まぁ、大きいのを買ってもいつも余らせてしまうので、これくらいでちょうど良いような気もします。
これだけだと送料が勿体ないので、一緒に買ったのがこちら。
エポキシ計量用の注射器です。これはcapriさんに教えて頂いたものですが、ご覧の通り、先端に黒いゴムがありません。
私も以前はずっと釣具屋さんで普通に売っているテルモの注射器を使い、それをまたアルコールで洗って再利用するものですから、そのうちゴムが硬くなって、ついには途中で抜けてしまうという笑えないアクシデントに苛まれていたのですが、これに替えてから(当たり前ですが)そんな不幸に見舞われることがなくなりました。
不思議なのはMud Holeのサイトで、件のページを見るとしっかりゴムがあるのですが、これをポチッとして届くのはいつもゴム無しのものばかり。勿論その方が嬉しいのですが、それならそうといい加減に写真を入れ替えたらいいのになぁと思います。
因みに、今回のMud Holeの送料は16ドル(US Postal=国際郵便)。円高ということもありますが、いつもこのくらいの送料で来てくれれば、マタギの佐川代引きといい勝負するのになぁと思います。
という訳で、話が前後しましたが、リールシートの接着が終わったので、この週末、ガイドセッティングの検討をするつもりです。今回のブランクは、ルアーロッドによくあるファーストテーパーではなく、全体がどっしり曲がり込むスローテーパーなので、富士のニューコンセプトはあまり参考にならないような気がしています。少しデータを並べて、単純な等比の場合とも比較をし、仮組みしながら調整してみようと思っています。いつも言いますが、個人的には、ロッドビルドで一番好きな工程です。
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