三菱一号館美術館で開催中の「パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」。タイトルはちと長いが、言いたいことはよく分かる。
1900年という時を挟んで花開いたポスター藝術。
まず最初に面があり、それを線で区切ればそこにご婦人の身体、枕にシーツ、シャンパンの泡、ソファやその背景までもが現れる。
それはまるで面の一筆書きで、却ってそれが見る者の想像力を掻き立てるような気がする。
(アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「『お金』のプログラム」1895年、三菱一号館美術館蔵)
(アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「ラルティザン・モデルヌ」1896年、三菱一号館美術館蔵)
(ピエール・ボナール「小さな洗濯女(『画家=版画家集』より)」1896年、ファン・ゴッホ美術館蔵)
(ピエール・ボナール「『フランス=シャンパン』のためのポスター」1891年、ファン・ゴッホ美術館蔵)
フェリックス・ヴァロットン「取り返しのつかないもの(『アンティミテ』X)」(1898年、三菱一号館美術館蔵)
パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展
2017年10月18日~2018年1月8日
三菱一号館美術館
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