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鼻とお尻とワタシ

2022-12-29 06:00:00 | 映画
行ってきました
映画 神々の山嶺
ちょっと複雑な映画


まず 夢枕獏さんという作家の原作小説があり
谷口ジローさんがそれを漫画にした
その漫画を原作にフランスで映画化されたんだけど
谷口ジロー原作ということは
その絵を動かすということで
フランスでマンガが動く映画は
バンドデシネの映画となるわけです

へそが曲がっているので
日本で評判の悪い
ゴッドディーバとか好きなんです(笑)
Wikipediaには
漫画は「9番目の芸術」(le neuvième art、ル・ヌヴィエム・アール)として認識されており、批評や研究の対象となっている
とあります
特に谷口ジローさんの人気は絶大なようです
フランス人にはライブ!オデッセイをぜひ読んでほしい


主人公の深町
もう一人の主人公 羽生
羽生の弟分の岸

岸の姉
彼女だけなんだか悪意があるようなキャラクターデザインなんだけどたとえて言うと大友克洋のマンガの出てくる女性のように(笑)
たぶんフランス人から見た東洋人の美女なんだろうなぁ
もうね、バンドデシネの映画だから
すげえ綺麗、もうそれだけで合格点出せます
色使いが独特なのよ
特に青の使い方が秀逸だと思います
それと、絵画の印象派がどうしても怖くてできなかった
というべた塗
これも効果的に使っています
突っ込みどころはいろいろありますよ
羽生の車がVWのType-2なのは舞台となった時代から考えて腑に落ちますが
ナンバーが緑色だったりね
タクシーかよ
それとネットのミームのようになっている
深町の天候待ちしているときの食事シーン
このくだりは丸っとありません
ここをどう描くかが楽しみの一つだったので
ちと残念といえば残念ですけど
まあそれを上回る全体描写です
素晴らしい映画でした
円盤出たら欲しいけどまだ出ていないんですよ
円盤になったらフランス語はいるかな

でさ日本人にとっても
神々の山嶺 つったら
谷口ジローさんのマンガ版の方なのね
Amazonで神々の山嶺 と入れると
6つ予測変換が出ますが
小説版とか原作って出てこないじゃん
漫画版


原作小説
集英社版は上下2巻ですが
角川版はこれを合本にして一冊にしてます
うちの会社の新入社員
一日一冊本を読むというので
出オチで
じゃあこれ(笑)
と見せたら喜んで持って行きました
面白かったけど 行きたくはないですね(笑)
書肆朝陽館 というところでよく本を買うのですが
これを買ったときの店主(高身長高学歴イケメン)との会話
いやあカバー作るときに
長さどれくらいにするか相談してて
目安にしたのは夢枕獏さんの文庫なんですよ
ちょっと獏ちゃん持ってきて
とか言って相談して作りました
だそうです(笑)

なお、今日の話は独断と偏見に満ちておりまして
個人の見解とお考え下さい

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