『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

ザハ・ハディド氏 新競技場見直せば質が悪くなり建築コストも上昇と反撃

2015-07-29 07:36:36 | スポーツ

素晴らしい建設的な意見です。『計画見直しで新しいデザインを選べば、質が悪くなるうえ、建築費も高くなるリスクがある。』は正に正論です。本来であれば白紙撤回の前に安倍首相と打ち合わせすべきことだったのです。安全保障関連法案問題で支持率を落としている安倍首相の政治パフォーマンスに使われてしまったというのが本質でしょう。大手ゼネコンが五輪までの需要拡大を視野にコストを上げてしまっていることが問題の本質かもしれません。迷ってしまうと結局最初に判断したことが一番良かったということはよくあることでザハ・ハディド氏の低価格で競技場を提案する用意の説明内容を第一に精査する必要があります。ザハ・ハディド氏の発言が正しければ大手ゼネコンと結託している日本スポーツ振興センターには悪意すら感じてしまいます。

以下コピー 工費高騰を理由に白紙撤回された新国立競技場の建設計画について、旧計画のデザインを担当した建築家ザハ・ハディド氏の事務所は28日、「コスト高は東京の資材や人件費高騰によるもので、デザインが原因ではない」との声明を発表した。費用がかかりすぎるとされたアーチは230億円ででき、総工費の10%未満だったとしている。

 事務所は、事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の姿勢を批判。「低価格な競技場を提案する用意もあったが、JSCから要請はなかった。十分な競争がない中で建設会社を選ぶことは過大な見積もりを招くと警告していたが、聞き入れられなかった」とした。
計画見直しで新しいデザインを選べば、質が悪くなるうえ、建設費も高くなるリスクがあるとし、安倍晋三首相に対し、有効な提案をする準備があると書簡を送ったことも明かした。

さらに「ゼネコンからの高い見積もりに対し、設計チームとJSCはいくつもの減額案を作った」と主張し、選定されたゼネコンと「チームとして作業を行うことがベストだと提案し続けたが、一緒に作業することは許されず不必要に高いコストと、完成の遅れを招いた」と痛烈に批判した。

 デザインコンペをやり直すことに「根本的な解決になっていない。着工を遅らせることで、さらなる問題を引き起こす。20年まで建設コスト増は続き、ゼネコンがリードする新案は、非常に低い水準になってしまうことを危惧している」と厳しい見方を示した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする