VWの排ガス不正が止まりません。信用は失うのに時間がかかりません。もはや破たんへのカウントダウンとみた方が良さそうです。ただ、うがった見方をすれば巨大権力から睨まれたのかもしれません。ドイツ車のみならずクリアできない新興国の車が多数あるような気がします。そこにいくと米国で叩かれ続けクリアし続けた日本車への信頼がさらに高まりそうです。利益を不透明な海外移転せず国内工場を増設して雇用も拡大してもらいたいですね。日本にとって2010年代は90年代の逆風と真逆の風が吹いてきている気がします。
①ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、米環境保護局(EPA)は2日、グループ傘下の高級スポーツカー「ポルシェ」などのディーゼル車計7車種で、新たに不正を確認したと発表した。EPAは「VWはきれいな空気を守るための法律に再び違反した」と批判した。
ただVWは今回指摘された対象車について「禁じられた方法で排ガスを操作するソフトウエアを搭載していないことを強調したい」と不正を否定するコメントを発表した。
ポルシェは高いブランドイメージを持ち、1台の収益が大きく、販売も好調でVWグループの経営の屋台骨を支えている。EPAの指摘で販売に悪影響が及び、VWの立て直しに一段の打撃を与えかねない。
EPAが新たに不正を指摘したのは、ポルシェのほか高級車ブランド「アウディ」やVWの2014~16年型のスポーツタイプ多目的車(SUV)など。米国で少なくとも1万台が売られた。(共同)
➁ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は3日、同社の排ガス不正問題についての内部調査の結果、さらに80万台の車両で二酸化炭素(CO2)排出量に関する「不整合性」が見つかったと発表した。対象車には、今回のスキャンダルで初のガソリンエンジン車も含まれる。同社の大規模な排ガス不正スキャンダルは、ますます泥沼化の様相を見せている。