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ミャンマー、アウン・サン・スー・チー氏勝利宣言『政権交代?』『難癖つけて内紛?』

2015-11-10 07:44:01 | 日記

開票作業はあと数日かかる可能性がありますが、政権交代を目指す野党NLDが上下両院合わせて333議席以上を獲得して単独過半数ラインを超えられるのは確実です。しかし、軍事政権がすんなり政権を明け渡すのかが、焦点になりそうです。『選挙に不正があった』などと選挙の無効を宣言するかもしれません。※(下記コピー今後考えられる最悪シナリオ参照)軍事政権も野党転落となれば生死にかかわる事態に発展するためなりふり構っていられません。過去も内戦の繰り返しでした。そうなれば、進出した日本企業も混乱に巻き込まれるかもしれません。 ミャンマーの最大都市であるヤンゴン郊外のティラワ地区で、日本が「官民一体」で整備してきたミャンマー初の経済特別区が今年開業しましたが、政局不安定になれば進出企業の操業開始も国際的な経済制裁でストップされるかもしれません。世界中で『カントリーリスク』が拡大されている中、安いものを作ろうと安い人件費を求めて海外進出してもインフラ不備、治安悪化、テロの脅威、反日、為替などに左右される経営モデルはもはや時代遅れです。

以下コピー  ミャンマーが民政に移管したあと、初めてとなる総選挙は、開票が進む中、アウン・サン・スー・チー氏が率いる最大野党が圧倒していて、政権交代が実現するかが焦点となっている。
ミャンマーの選挙管理委員会は、現地時間9日夕方、開票が終わったヤンゴン周辺の12選挙区全てで、野党のNLD(国民民主連盟)が議席を獲得したと発表した。
アウン・サン・スー・チー氏は「公式の結果はまだわかりませんが、皆さんは、今の本当の状況を知っているでしょう」と述べた。
アウン・サン・スー・チー氏は、9日、選挙のあと初めて、公の場に姿を見せ、集まった支持者に勝利への自信を示した。
議会で単独過半数を確保して、政権交代が実現するかが焦点となる。

今後考えられる最悪のシナリオ:社会の混乱 政情不安定が続いているミャンマーの歴史や、軍が都合の悪い票を無視してきたこれまでの経緯を踏まえると、国内情勢が不安定化し、内紛に発展する可能性も排除できない。選挙で不正があったとする主張、またはその証拠が明らかになった場合、このシナリオが現実になる公算は大きくなる。

仮に政権をスーチー氏が握っても来春行われる大統領選では、スー・チー氏は息子2人が外国籍のため、憲法上、候補の資格がない。スー・チー氏は大統領を上回る役職については「憲法に規定がない」として、国の指導者は可能としているが新たな独裁の始まりになりかねない。

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