ロシア軍は着々とウクライナ国境地帯の部隊を増強している。関係者によると、2週間前は60個大隊戦術群が配置されていたが、4日時点でその数は83個に増加。補給や医療支援部隊数万人も待機しており、総兵力は10万~13万人に上るとみられる。
ただ、これは大規模侵攻に必要となる兵力の7割程度にすぎないとされる。大掛かりな侵攻作戦に十分な態勢が整うのは2月中旬とみられている。ロシアは侵攻の意図を繰り返し否定しているが、外交解決の余地は狭まっていると米軍などは分析。こうした情報に接した欧州の政府関係者は、ロシアが昨年春にもウクライナ国境に部隊を集結させたことに触れ、「戦闘部隊を2度も他国の国境付近に配置し、何もしないということは考えにくい」と指摘する。侵攻を止めるのはバイデン米国大統領の本気度でしょう。
ただ、これは大規模侵攻に必要となる兵力の7割程度にすぎないとされる。大掛かりな侵攻作戦に十分な態勢が整うのは2月中旬とみられている。ロシアは侵攻の意図を繰り返し否定しているが、外交解決の余地は狭まっていると米軍などは分析。こうした情報に接した欧州の政府関係者は、ロシアが昨年春にもウクライナ国境に部隊を集結させたことに触れ、「戦闘部隊を2度も他国の国境付近に配置し、何もしないということは考えにくい」と指摘する。侵攻を止めるのはバイデン米国大統領の本気度でしょう。
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ウクライナ情勢が緊迫化している。ロシア軍はウクライナ国境地帯に10万人規模の部隊を集結させており、今も多くの部隊が続々と集結しており、ロシアによるウクライナ侵攻がいつ始まってもおかしくない状況だ。Global FirePowerによればロシアの軍事力はアメリカに次ぐ世界2位、方やウクライナは22位になり、その差は歴然。本格的な侵攻が始まればウクライナは数日と持たないといわれている。では、どれぐらいの戦力差があるのか?Global FirePowerのデータをもとに戦力を比較する。
ロシア
85万人の軍人と25万人の予備役、25万人の準軍事組織を合わせ計135万人の兵力を擁している。この内、正規軍の兵士約10万人がウクライナ国境に集結している状況だが、いざ侵攻となると倍の兵力が投入されると見込まれている。さらにここにウクライナ東部にいる3万人規模の親ロシア派武装組織とロシアのPMC「ワグナーグループ」が加わってくると思われる。ワグナーの兵力は数千人だが、豊富な実戦経験を有する世界最強のPMCになる。
ウクライナ
20万人の軍人と25万人の予備役、5万人の 準軍事組織を合わせ計50万人の兵力を擁するが兵力はロシアの半分にも満たない。しかし、ウクライナは女性にも対象を広げた徴兵制を敷いており、4400万の人口の約半数が対象になる。また、ロシアの脅威に対し、軍、予備役、準軍事組織に志願する者は増えており、市民の志願による領土防衛軍の数は13万人を超えるとされ、兵力はこの数字より多いと思われる。