『名も無く豊かに元気で面白く』

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藤井聡太竜王、史上最年少19歳5冠、渡辺明王将と王将戦第4局で勝利

2022-02-12 18:48:45 | 日記
将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が渡辺明王将(名人・棋王=37)に4連勝し、王将のタイトルを奪取するとともに、19歳6カ月と史上最年少での5冠となった。
将棋界の5冠は過去、大山康晴十五世名人(故人)、中原誠十六世名人(引退)、羽生善治九段(51)の3人。直近では羽生が1993年(平5)8月に、最も若い22歳10カ月で達成しており、藤井5冠誕生ならこの記録を大幅に上回る。先手の渡辺明王将が矢倉に誘導した本局は、激しい攻め合いになったが、若干優勢だった渡辺がミスをし、かど番をしのぎ切れず、藤井が4連勝で初の王将獲得、史上最年少5冠となった。

藤井聡太竜王、将棋界の関係者のコメントは以下の通り。 
羽生善治九段の話
 19歳での5冠達成は驚嘆すべき大記録です。一方で昨今の内容の充実ぶりを考えると不思議ではないとも思います。今回の王将戦のシリーズは
激戦の対局が続きましたが、その中で藤井さんの紙一重の強さが光りました。
中原誠十六世名人の話
 藤井さんの5冠獲得で将棋界の大きなうねりを強く感じます。
藤井さんは対局後の会見で、4連勝した王将戦の勝因について「中盤苦しい対局が多かったので4連勝は幸運だったと思う。苦しい局面でも粘り強く指し、終盤の競り合いに持ち込めたのが勝因だったと思う」と振り返りました。

藤井聡太竜王の話
史上最年少での「五冠」達成については「とても光栄に思う。自分の場合は『五冠』に見合った実力が足りないと思うので、さらに実力をつけていく必要があると思う」と語りました。

そして8つのタイトルすべてを獲得する“八冠”達成について聞かれると「これから防衛戦も始まる。タイトル戦の対局を生かして成長につなげることが大事で、実力を高めることで少しでも近づきたい」と意気込みを語りました。

深浦九段の話「藤井さんは “八冠”に限りなく近づく」
藤井聡太さんが成し遂げた10代での“五冠”達成について、八大タイトルの一つ「王位」を3期獲得した深浦康市九段(49)は「王将戦」第4局開始前のインタビューで「スピードが速すぎて驚くような展開だ。19歳で“五冠”というのは藤井さんが現れるまではとても想像できなかった」と話していました。

また藤井さんの今後のタイトル獲得について尋ねると「藤井さんが“五冠”になると、残るタイトルのうち名人と棋王を持つ渡辺さんと戦うことになる。王将戦4連勝から考えると藤井さんは“八冠”に限りなく近づくだろう」と予想していました。

将棋界の今後の展望について深浦九段は、羽生善治九段(51)による“七冠”達成を引き合いに出し「当時は“七冠”達成の羽生さんを誰が止めるのか注目された。藤井さんが“八冠”達成すればタイトル戦を目指すしれつな競争が若手を中心に起きると思う」と語っていました。 

コメント
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