ウクライナは、第2の都市ハリコフで、ロシア軍を撃退したと発表した。こうした中、ロシアとウクライナが27日合意した停戦交渉について、タス通信は消息筋の話として、28日午前(日本時間同日午後)に始まると伝えた。これまでに死者ゼロとしてきたロシア軍は27日、初めて兵士に死傷者がいることを認めた。人数には言及しなかったが、ウクライナ側は、ロシア軍の死者は、これまでにおよそ4,300人にのぼるとしている。
ロシア軍を苦しめている米国産ジャベリン対戦車ミサイル
しかし、優勢とは言えず、緊迫しているようです。ウクライナの人々がロシア軍による首都キエフへの侵入に対して抵抗を続けるなか、3マイル(約4.8キロ)超のロシア軍の部隊がキエフへ続く道路を移動していることがわかった。衛星運用会社マクサーの衛星画像で明らかになった。マクサーによれば、ロシア軍の車列を捉えた画像は現地時間27日午前10時56分ごろのもの。ロシア軍は、キエフの北西約60キロに位置する町に近い「P―02―02」という道路を移動している。この道路はキエフに続いている。 マクサーは、燃料や兵站(へいたん)用のトラックをはじめ、戦車、歩兵輸送車、自走砲を確認した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は27日「交渉に大きな期待はしていない」と表明、成否は不透明だ。同国大統領府当局者は、首都キエフ周辺のロシア軍の一部が進軍を停止したと述べた。ウクライナ各地ではロシア軍の攻撃が散発的に続いているもようだ。南部ザポロジエ州では27日の停戦交渉合意後、飛行場がロシア軍の攻撃を受けたと州当局者が述べた。キエフと第2の都市、東部ハリコフでは28日未明、銃声や爆発音が確認された。
❷ 戦闘を続けるロシアとウクライナは2月28日午後、ベラルーシ南東部のゴメリで停戦協議を始めた。ロイター通信が伝えた。ウクライナを三方から攻撃するロシアが降伏を求める一方で、ウクライナ側は即時停戦とロシア軍の撤収を要求。両国の主張はかけ離れており、今回の協議が即時の停戦につながるかは不透明だ。
プーチン氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領ら23人の要人を暗殺するためにアフリカから傭兵を雇い入れ、首都キエフに送り込んだ。27日の英紙タイムズが報じた。同紙によれば、傭兵部隊も「プーチン大統領は停戦交渉に合意する意思はない」と伝えられており、「ベラルーシ国境で行われる交渉は“巧妙なうそ”だ」と断じた。ゼレンスキー大統領も「交渉に大きな期待はしていない」と語っている。プーチン氏はもはや、映画に出てくる悪役そのものですね。